まずは「グルーピング」でひとまとめに!
「勉強道具」と「それ以外のもの」に分ける方法
増え続ける教科書。なかなか片付かないと悩んでいるおうちは多いものです。ところで、使わなくなった教科書も使う予定のモノも、すべて一緒にまとめて置いていませんか?
それでなくても子供はお絵かき帳や折り紙など、いろんなものを一緒にまとめて置きがち。収納の基本は「分類」、そして「グルーピング」。なるべくこの時期から必要なものと必要でないものを「分類する」習慣をつけたいものですね。
捨てる必要はありません。「学校で使うものはどれ?」と訊きながら、一緒に分類をしていくだけです。学校で使うものが分かれば、他と区別して置くようにしましょう。簡単でしょう?
学校で使うものは1ヶ所にまとめよう
誰の目にも明らかに学校用具でまとめられています。こうしておくと、何かひとつが欠けていても気付きやすくなるんですよ。
セリア「A4バインダースタンドスリム」
学校用具以外にも子供にとって大切な折り紙、レターセットなど。ごちゃごちゃしがちなモノはまとめて別に分類しておきましょう。
ファイルボックスで簡単「投げ込み分類」をしよう
小学年のうちに使う教科書は、国語・算数・理科・社会とその他。10種類もありません。それくらいなのにごちゃついてしまうのは、教科書以外のモノがまぎれこんでいるからです。
教科書だけならこんな感じです
本来、教科書はこの程度の分量のはず。これ以上になるなら収納方法を見直した方がよいのですが……。
それ以外に余裕があると、子供はとことん自分のお気に入りのモノを詰め込んでしまうもの。「教科書はここに置けばいいんだ」と分かりやすい分類をしてあげましょう。
木製のファイルボックスを使って
インテリアに馴染むデザインのものを選べば置く場所も選びません。教科書がすっぽり収まる高さのものだとスッキリ見えますよ!
ダイソー「ファイルボックス」
教科書の分類がしやすいように、名前を書くと子供でも分かりやすいですね。
教科書収納の置き場所を考える
子供の動線から教科書収納の場所を考えよう
子供は家のどこで勉強をしていますか?子供部屋でしょうか。それともリビング? おそらく決まった場所があると思います。動線を考えると、「収納場所」と「作業場所」は近いのがいいですね。そう考えると、教科書収納の場所は、勉強する場所の近くに置いておくのがイイ! ということになります。
子供部屋の場合はいいのですが、学習机がなく、リビングで学習しているご家庭では…?そう、「リビングに収納するのがいい!」ということになりますね。
でも、そうなると見た目やインテリアが気になってしまいます。ここではリビングにおいてもさりげなくインテリアにマッチし、かつ教科書収納に適したラックをいくつか紹介しますね。
ララ・スタイル「ランドセルラック」

教科書が倒れないように仕切りが多めなのが特徴。ピアニカなどの学校用具もたくさん置ける工夫があります!
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こどもと暮らし(Curio Life カウンター下ランドセルラック)
カウンター下にも置けるサイズなので、リビングでの教科書収納にピッタリです。
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IKEA「KALLAX シェルフユニット ハイグロスホワイト」
シンプルな本棚を横置きにしてランドセルラックとして利用した例。ランドセルを卒業したら元通り立てて使えますよ。
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こどもと暮らし「Kinoシリーズランドセルラック」
細身のラックは、子供が成長した後もリビングで電話台や小物置きとしても活用できます。
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子供自身で「使いやすさ」を考えてみてもらおう
片付けの主役は「子供」。最終的には自分で考えられるように
教科書は毎年入れ替わります。そのたびにママが収納方法を考えて、あれこれ指示してあげられるわけではありません。後々は自分でも収納方法そのものを考えられるようになってくれるといいですね。
例えば、深めのファイルボックスは、見た目にスッキリするのでありがたいですが、子供が取り出すには少し手間があります。
アクリルスタンドなどを使って仕切りにすれば、取り出しも収納も楽になりますね。自分で置く場所を決めてラベリングをすればセット完了!
下に紹介するのは子供が自分で収納を考えた例です。簡単ながら基本に忠実で、理にかなった収納法ですよ。
アクリルスタンドを使用して間仕切り収納
取り出しやすく、分かりやすい。教科書が倒れることもなく、とてもシンプルな収納法ですね。あくまで「自分が使いやすいもの」が基本です。
教科書の「捨て方」ってどうしたらいいの?
誰も教えてくれない「教科書の捨て方」
教科書を使って勉強する期間は思いのほか長いもの。その間、毎年のように新しい教科書を貰ってきます。重ねてみるとかなりの量になりますが、かといってどうやって捨てればいいのやら……。学校の先生も、「教科書を大切に使おう!」とは言いますが、どうやって捨てるのかは教えてくれないんですよね。
正直なところ、教科書の捨て方には正解がありません。取っておいてももちろんいいですし、終わったものなら捨てたっていいのです。
整理収納では、「自分なりのルール」を作ることも肝心。場所が許すのならすべて記念に取っておいてもいいでしょう。もしかしたら自分に子供が生まれた時に、同じ教科書を使っていることを確かめられるかも。場所がないようだったら、好きな教科だけ取っておくのももちろんアリです。
色んなご家庭を見ていると、「特に大切なわけでもないけれど、ただ捨てるのが不安だから保管しているだけ……」という人が一番多いようです。この場合、もしかしたら復習などに使うかもしれないので、前年の分を1年分だけ保管しておくというのがいいと思います。
ただし、そうと決めたなら必ず前々年のものは捨てるようにしましょう。毎年3月末には進級を前に持ち物のチェックをしてみるといいですね。
教科書は雑ゴミ・古紙などとして扱います。詳しくは各市町村の捨て方に従ってください。個人情報なので、自分の名前の部分だけは忘れず切り取って捨てるようにするといいですよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。教科書は毎日使う大切なものだから、ママにも子供にもストレスのない収納方法を考えたいものですね。この小さな積み重ねが子供のお片付け習慣をはぐくみます。きちんと収納できて、誰にでも分かりやすい置き方を家族みんなで考えてみてください。