独特の感性で描かれる「荒井良二」さんの絵本に、親子で触れてみませんか?

荒井良二さんについて

荒井良二さんって知ってる?

独特の絵本の作風から、荒井良二さんって、一体どんな人なんだろう…と気になっている方も多いのではないでしょうか。そこで、荒井良二さんの人物像や、描く絵本の作風についてご紹介します。

どんな人なの?

荒井良二さんは1956年、山形県生まれ。

「第46回小学館児童出版文化賞」「講談社出版文化賞絵本賞」「日本絵本賞」「2006年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞」「ボローニャ国際児童図書展特別賞」、また、2005年には児童文学界のノーベル賞とも言われる、スウェーデンの児童・青少年向け文学賞「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を日本人として初めて受賞するなど、国内外で数々の華々しい受賞歴を持つ、日本を代表する絵本作家の1人です。

幼い頃から絵を描くのが好きだったそうで、絵を描き始めたのは2、3歳の頃。先生や周りの人たちに褒められたり、喜ばれたり…そういったことが絵を描く原動力になっていったのだそう。いわゆる”褒めて伸びるタイプ”の子どもだったようですね!

中学生の頃は、学校新聞に載せる全職員の似顔絵を1年生~3年生までずっと任されたり、受験で周りがナーバスな時期には、自らみんなを元気にするポスターを描いたりなど、周りからの絵の評判が高く、サービス精神旺盛で、ちょっぴり目立ちたがり屋さんな面も。

そんな荒井さんが高校生の時に持っていた夢は「サッカー選手になること」。意外ですよね!しかしながら、とあるきっかけでサッカーチームは解散してしまい、美術部に入部することに

それから、日本大学芸術学部に進学します。上京して訪れた広くて豊富な種類の本が並ぶ本屋さんで、当時19歳の彼に大きな影響を与えたのが、マーガレット・ワイズ・ブラウンの「GOODNIGHT MOON(邦題:おやすみなさいおつきさま)」。

以来、外国の絵本に興味を持つようになり、大学の授業はさぼりがちで、外国の絵本を読むため、絵本屋さんによく通っていたのだとか。

すっかり絵本に魅了された荒井さんは、時に迷い、葛藤しながら絵本を描き続けます。そして、大学卒業後、アルバイト先での人脈を伝って、活動の場を広げていったのだそう。

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絵本作家以外にこんな活躍も

荒井良二さんの活躍の場は、絵本作家だけに留まらず、イラストレーション・アニメーション・挿絵・広告・舞台美術を手がけたり、ワークショップやライブペインティング、音楽活動も行っています。

ちなみにNHKの連続テレビ小説「純と愛」(2012年)のオープニングイラストを担当していたのも、荒井さんなんですよ。

荒井良二さんの絵本の作風

カラフルで可愛らしく、どこかあどけなさを感じる独特の絵は、印象的で、見る人の心をつかみます。

また、何かを訴えかけたり、普段の生活の中で、なかなか気づけないことや忘れていたことに気づかせてくれる、温かくもエネルギーあふれる作風は、子どもだけでなく大人にも、いろいろなことを教えてくれます

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絵本に込められた思いとは?

荒井良二さんの描く絵本は、メッセージやストーリーが明確でないことがほとんど。なぜなら、荒井さんが絵本で伝えたいのは、言葉では言い表せないことだから。文章で何かを伝えようとするのではなく、大人になっても記憶に残る絵だったり、元気をくれる色だったり。

それに、“子どもにとって必要なのは明確な答えではなく、気に入るかどうか”なのだと言います。読む人それぞれが感じたことをもとに、メッセージを作り、楽しんで欲しいとの思いが、絵本の中に込められています。

荒井良二さんの絵本をご紹介

おすすめ!荒井良二さんの絵本24選

独自の世界観で描かれる絵本は、どれも魅力的で、大人もつい見入ってしまう絵本ばかり。その中でも、特におすすめしたい絵本をご紹介します。

「あさになったのでまどをあけますよ」

朝、窓を開けると、そこには見慣れた風景が広がっている。そんな普段の生活の中での何気ない場面を切り取った、眺めているだけでも楽しい、美しく色彩豊かな絵本

日常に埋もれて忘れかけていた、いつもと変わらない毎日が訪れることのありがたみや素晴らしさを思い起こさせてくれます。

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「ねむりひめ」

NHKの連続テレビ小説「純と愛」のオープニングイラストとして登場していた「ねむりひめ」。

いろんな絵本作家によって描かれている童話ですが、荒井さんが描くとストーリーは同じでもひとあじ違った絵本に。独特のタッチで描かれるキュートなねむりひめの世界に、思わず心を奪われます

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「はっぴいさん」

ゆっくりな子、あわてんぼうな子。それぞれの短所も長所も認め合うことや、決して忘れてはならない戦争というテーマについて考えさせられる、ほのぼのとした中にも強いメッセージ性を感じさせられる絵本。

子どもだけでなく、大人が読む絵本としてもおすすめです。

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「たいようオルガン」

太陽オルガンの演奏のもと、ゾウバスが乗客を運びながら走る光景が、独特のタッチと豊かな色彩で描かれています。

シンプルなストーリーと、遊び心いっぱいの絵。大人も童心に帰って子どもと一緒に楽しめます。

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「バスにのって」

砂漠の中のバス停で、なかなか来ないバスを待ち続ける旅人。独特の世界観で描かれたその景色は、見ているだけでエキゾチックな旅の情緒を味わえます

ゆったりとした中に、ラジオから流れる音楽のリズムが楽しい、小さな子どもの読み聞かせにもピッタリの絵本です。

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「そのつもり」

森に住む動物たちが、空き地をどう使うか話し合うというユニークなお話。提案した意見が実現した「そのつもり」になっている動物たちの愛らしく豊かな表情や、ほのぼのとした雰囲気に、なんとも癒されます

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「ぼくのキュートナ」

”ぼく”がキュートナへ手紙で愛を伝えるお話。幼いぼくが一生懸命書いたであろう可愛らしい文章と、それにピッタリの遊び心満載の絵。まるで初恋を思わせるような、微笑ましい絵本です。

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「にせニセことわざずかん」

本物のことわざに、荒井さんの考えたユニークな偽物のことわざを、遊び心いっぱいの絵と共に紹介している、親子でクスクスと笑える楽しい絵本です。ことわざが自然と覚えられそうですね。

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「ねんどろん」

赤・黄・緑の鮮やかな粘土みたいな不思議な生き物「ねんどろん」。好奇心や発想力を刺激する変幻自在なその姿と、まるでリズム遊びのような軽快な文章に、子どもはもちろん、きっと赤ちゃんも夢中に。

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「きょうというひ」

女の子が雪で小さなお家をたくさん作ります。そして、1つ1つにロウソクを灯し、消えないようにと祈ります…静かでちょっと切ないけれど、なんだか心がポッと温まるような、そんな絵本。

今ここにある平和がずっと消えないように、ただただひたすら祈っているようにも捉えられる女の子の姿は、果たして子どもにはどのように映るのでしょうか。

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「ぼくとチマチマ」

”チマチマ”は”ぼく”が拾った子猫。子猫との出会いによって、いつもの朝がぼくにとって新鮮に映ります。出会うことの素晴らしさを改めて実感させられる絵本です。

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「そりゃあもう いいひだったよ」

クマのぬいぐるみが、本物のクマに会いに行った際に起こった様々な出来事1つ1つに対して発するのが、この絵本のタイトル「そりゃあもう いいひだったよ。」

幸せの定義は人それぞれですが、目の前の小さな幸せにも気づくことができるぬいぐるみのクマは本当に幸せそう。読む人をハッピーな気持ちにしてくれる、楽しい絵本です♪

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「チロルくんのりんごの木」

チロルくんは、家族が1人増えるたびにリンゴの木を植えるといった、素敵な風習のある村に暮らす男の子。

故郷を愛するチロルくんと村の風景が、温かく生き生きと描かれています。繰り返しの連続の毎日を送ることの大切さやありがたさ。

また、そうした毎日が未来への希望につながっていくこと。感動的で、ほっこりとした気持ちにさせてくれる絵本です。

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「きょうはそらにまるいつき」

満月の夜の風景を描いた、美しくて優しい雰囲気の絵本。読むと、しっとりと穏やかな気持ちにさせてくれます。簡単な文章で構成されているので、出産祝いにもおすすめ。おやすみ前の読み聞かせにも良さそうです。

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「スースーとネルネル」

なかなか寝ないスースーとネルネル。寝るまでお話を作って遊びます。2人の空想を描いた楽しい絵と文章に、子どもはきっとワクワク。おやすみ前に読み聞かせると、素敵な夢が見れそうです。

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「おばけのブルブル」

ちょっぴり気が弱そうな可愛らしいおばけのブルブル。変身して仲間と一緒に人間界へ!するとたちまち人気者になって…疲れたブルブルと仲間は、帰ってきておやすみなさい。

単純な面白さが、かえって子どもにウケそうな絵本。こちらも、おやすみ前の読み聞かせにおすすめですよ。

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「ぼくはぼくのえをかくよ」

1本の線から始まる自由な物語。想像の世界を描いた、まさに荒井良二さんの世界がたくさん詰まった1冊。絵を描くことって楽しい!と改めて気づかせてくれます。絵に苦手意識のある子どもにも、ぜひ1度読んでもらいたい絵本です。

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「うちゅうたまご」

荒井良二さんのライブペインティングを絵本にした「うちゅうたまご」。荒井さんの自由な発想に、思わず引き込まれてしまいます。

描かれた壮大な世界観に、きっと子どももワクワク。見るだけで元気とパワーをもらえそうな絵本です。

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「えほんのこども」

大きな絵本の中から小さな絵本が飛び出して、世界中に小さなお話を届けるといった、楽しくてリズミカルなお話に、独特のタッチで描かれた可愛らしい絵が重なる、なんとも微笑ましい絵本。

つい何度も読み返したくなってしまいます。絵本っていいな♪素直にそう思わせてくれる1冊です。

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「わらうほし」

そこに住むみんなが笑っている星「わらうほし」。綺麗な色彩の絵と、明るいお話に癒されます。笑うことの大切さを改めて実感し、読むと笑顔になれる絵本です。

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「ぼくときみとみんなのマーチ」

ズンチャ♪ズンチャ♪とみんなが行進する、楽しくてリズミカルな絵本。新生活の始まりを応援したり、落ち込んだ時や迷った時、前向きになれたり背中を押してくれたり。子どもだけでなく大人も勇気づけてくれそうな絵本です。

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「ぼくのおとぎ話からの手紙」

“ぼく”が12か月間、それぞれのお友達に1通ずつ宛てた手紙と、ぼくを訪ねてくるお客さんを描いたお話。お友達の中には靴や帽子、陶器のロバなど、一風変わったお友達も。

荒井さんの遊び心を感じさせます。面白く可愛らしい文章と絵は、温かく、時に感動も与えてくれます。読むと誰かに手紙を書きたくなるような絵本です。

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「イノチダモン」

命の尊さや力強さ、また生命の神秘など、“イノチ”について考えさせられる絵本。リズミカルな文章と印象的な絵は、何度も読み返したくなります。

子どもの成長の段階や、子どもと大人で解釈の仕方が変わってくるのも、荒井さんの絵本の面白さの1つ。大切な話題について親子で話し合える、良いきっかけにもなりますね。

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「つづきの国のワークブック」

お話の続きを想像して、スタンプと色紙を使って描く工作絵本。切ったり、貼ったり、描いたり。自由な発想で、親子一緒に荒井さんの世界の続きを楽しめます♪

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子どもだけでなく大人も魅了する、荒井良二さんの絵本

荒井さんが描く絵本は、力強く、自由で、まるで子どものような遊び心いっぱい。

子どもにとっては楽しく、大人には奥深く感じるその世界観は、子どもも大人も楽しめる独特の魅力を持っています。

みなさんもぜひ、子どもと一緒に、荒井良二さんの世界観に、見て・触れてみてくださいね。