お茶にも含まれているカフェインとは?
カフェインと聞いて、まず思い浮かぶのはコーヒーなどではないでしょうか。コーヒーにももちろんカフェインは入っています。ですが、普段の生活でよく飲むお茶にもカフェインは含まれているんです。カフェインが含まれているとどんな影響があるのでしょう。
カフェインがもたらす効能
カフェインを摂取することで次のような効果があると言われています。
利尿作用
コーヒーやお茶を飲んだらトイレが近くなるという話はよく聞きますよね。理由はカフェインが交感神経を刺激し、肝臓の血管拡張で尿の生産量が増え、排尿の量や回数が増えるからなんです。個人差はあるでしょうが、実際にわたしも同じように感じることがあります。
疲労回復(眠気覚まし)
睡眠物質アデノシンの働きをブロックし、脳を興奮・覚醒させるカフェインは眠気覚ましのドリンクなどにもよく使われています。徹夜したい学生や仕事ペースを向上させたいビジネスパーソンがエナジードリンクや栄養ドリンクを飲むのは、カフェインが多く入っているからなんですね。
脂肪分解(ダイエット効果)
脂肪燃焼に働きかけると言われるカフェイン。アドレナリンの分泌を促す作用もあるので、代謝が上がり運動しやすい体になると言われています。つまり、運動やエクササイズの前にカフェインを摂取することでより脂肪燃焼が期待できる!というわけなんです。
気をつけたいカフェインの副作用
一方でカフェインには気をつけたい部分もあります。カフェインの過剰摂取や、長期間摂取し続けることで、さまざまな副作用があらわれることがあるんです。
不眠
お茶やコーヒーなどを飲み過ぎたりすることで不眠に繋がる場合があります。とくに就寝前の摂取は睡眠の質を下げ寝つきが悪くなることも。物音が気になって眠れなかったり、寝返りが多く朝までぐっすり眠れなかったというかたは、飲む時間帯を気をつけましょう。
カフェインの効果は3〜5時間で半減するということも含めると、夕方から夜にかけてのカフェイン摂取は避けたほうが良さそうです◎
めまい・頭痛
人によっては緑茶やコーヒーを飲んで「めまい」や「頭痛」が起きる場合もあります。過剰摂取や毎日の習慣でカフェインを摂取を続けると、体質によってはこうした症状が出てくるようです。
対処として、濃度が濃い緑茶や紅茶などは薄くして飲んだり、ノンカフェインに切り替えることもおすすめです。
依存
もっとも気をつけたいのが依存やカフェイン中毒です。カフェイン摂取を繰り返すことで耐性ができ、体がより多くのカフェインを求めるようになります。
また、カフェインの過剰摂取により中毒になって亡くなったケースも。症状についても精神的なものから身体的なものまで、幅広くあらわれることもあり注意が必要です。
もし、依存や中毒になってもカフェインが体内から排出されて時間とともに回復していく場合がほとんどのようです。普段の生活で安全量を基準に摂取していれば問題ないと言えるでしょう♪
お茶に含まれるカフェイン量を知ろう
カフェインの含有量、お茶とコーヒーならコーヒーの方が多いような気がしませんか?じつはお茶のほうが多い場合があるんです!カフェインの含有量、ドリップコーヒー60mg(100mlあたり)を基準にみていきましょう♪
玉露
出典:Creema
緑茶の中でも玉露と言えば、高級なお茶として広く知られていますよね。玉露の特徴は遮光栽培と手摘みが基本ということで、手間がかかっているのが分かります。渋みが少なくまろやかな味で昔から親しまれている玉露、じつはコーヒーよりカフェインが多く含まれているんです!
- カフェイン量: 160mg(100mlあたり)
紅茶
酸化発酵を利用して作られる紅茶は日本でもポピュラーなお茶として人気があります。とくに洋菓子との相性が良いので、カフェで紅茶を飲まれるかたも多いのではないでしょうか。紅茶にももちろんカフェインが含まれています。コーヒーより少なめですね♡
- カフェイン量: 30mg(100mlあたり)
ほうじ茶、煎茶、烏龍茶
ほうじ茶、煎茶、烏龍茶も普段から広く親しまれているお茶ですよね。家庭料理にもよく合うお茶なので、食後の煎茶が習慣になっているというご家庭もあるのでは?毎日飲むお茶だからカフェインは気になりますね。
- カフェイン量: 各20mg(100mlあたり)
玄米茶
出典:お茶のみのり園
玄米茶は健康茶としてもファンが多いお茶です。煎った玄米と番茶が同量ずつ混ざったお茶で玄米の香ばしい香りが楽しめます♡緑茶も半分の量なので、渋みやカフェインも少ないのが特徴です。
- カフェイン量: 10mg(100mlあたり)
ノンカフェインのお茶がおすすめのときって?
妊婦さんや授乳中のママ
日本ではカフェインの摂取量について明確な規定は今のところありません。ですが世界保健機関(WHO)や英国食品基準庁(FSA)によると、妊婦や授乳中の女性はカフェインの過剰な摂は、胎児や赤ちゃんに悪影響があるとして注意喚起がなされています。
妊娠中は食べ物でもいろいろと制約がある場合があります。この時期はノンカフェインの飲み物で安心して過ごしたいですね♪
小さな子どもやお年寄り
子どもは大人よりカフェインに対する感受性が高いので、カフェインを摂取する際は気をつけなければなりません。カフェインは子どもたちが好きなチョコレートやココアにも含まれています。
つまり子どもたちは、普段の生活でも少なからずカフェインを摂取していることになるんです!とくに小さなお子さんは胃が未熟だったり、またお年寄りも臓器が弱っていたりするとカフェインの刺激で下痢や便秘になることも。
すこやかな成長のためにも、お茶や飲み物はノンカフェインを選んであげましょう♡
肌荒れ時期に
肌荒れの要因はさまざまですが、カフェインの取りすぎは胃を刺激し内臓を弱らせてしまうことがあるんです。内臓が悪くなると、吹き出物や湿疹が出て肌が荒れてきますよね。
そうでなくても、肌が荒れた状態でさらにカフェインを取っていると、ますます悪化していきます。体内から綺麗になるためにも、ノンカフェインのお茶に切り替えてリセットする方法はおすすめですよ♪
代表的なノンカフェインのお茶
ノンカフェインのお茶にはどんなものがあるのか気になるところだと思います。ここでは代表的なノンカフェインのお茶をご紹介していきます!
ルイボスティー 〜H&F BELXのルイボスティー〜
ルイボスティーは南アフリカ原産のお茶で、渋みの元であるタンニンが少なく飲みやすいのが特徴です。またミネラルも豊富で日本でも美容に良いと愛飲されるかたも多くいらっしゃいます♡紅茶に似た赤褐色のルイボスティーはクセも少なく、食卓に出しても良いですね。
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コーン茶 〜山本園のとうもろこし茶〜
出典:山本園
乾燥させ焙煎したとうもろこしの実を煮出したのがコーン茶。ほんのり自然な甘さが楽しめるお茶なので、小さなお子さんに飲ませているというご家庭も多いようです。
カリウム、食物繊維、鉄分が多く含まれているコーン茶は健康にも良いと言えますね。似たお茶にとうもろこしの「ヒゲ茶」がありますが、ヒゲ茶は漢方茶として人気です。飲みやすさではコーン茶の方が良いでしょう♡
そば茶 〜山本園のノンカフェインそば茶〜
そばの実を脱穀して焙煎加工したそば茶は、独特の香ばしい風味が特徴です。お蕎麦屋さんで提供されることも多いので飲んだことがあるという人も多いのでは。
そば茶に含まれる「ルチン」は、血管の流れを促進し悪玉コレステロール値を下げると言われています。体脂肪率が下がっていく効果があるお茶ってダイエットにも良さそうですよね!
出典:山本園
ただ、そば茶はアレルギーの心配もあるので、小さなお子さんは控えたほうが良いでしょう。
はとむぎ茶 〜豆雑穀の専門店すずや〜
麦茶と名前が似ている「はとむぎ茶」ですが、原料が違うので味も栄養素も違うんです。同じイネ科の植物でも大麦が「麦茶」になり、ハトムギが「はとむぎ茶」になります。そんなはとむぎ茶は美容に良いとされる成分も多く入っており、女性に人気のお茶でもあるんですよ♡

ハトムギはヨクイニンという生薬として使われることからも、体に良いのが分かりますね。香ばしく飲みやすいので。家族みんなで飲めるお茶だと言えるでしょう。
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カモミールティー 〜hugkumi+のすやねむカモミール〜
出典:hugkumi+
ハーブティーの中でもファンが多いのがカモミールティー。リラックス・鎮静効果があり、女性特有の生理痛にも良いと言われています。また胃腸にも優しく作用すことから、食後にカモミールティーを飲むのは効果的だと思います◎
リラックス効果や血行促進効果がある一方で、カモミールティーは子宮の収縮に作用することから妊娠中は控えたほうが良いとされています。
どくだみ茶 〜山本園のどくだみ神農茶〜
出典:山本園
どくだみ茶は日本全国に点在しているドクダミ科の多年草が原料です。古くから生薬として使われてきたどくだみは、独特の香りとクセが強いのが特徴です。健康茶としては満点のどくだみ茶はぜひ日常でも飲んでもらいたいものです。
おすすめなのがどくだみがブレンドされたお茶です。ブレンドされることによってとっても飲みやすくなるんですよ。実際、どくだみ茶は単品もありますが、ブレンド茶として販売されているものも多いように思います。
ノンカフェインのお茶をもっと身近に♡
忙しくてもノンカフェインのお茶を毎日の習慣にしたい!そんな人におすすめのお茶や飲み方をご紹介したいと思います。
夏場は水出し、冬場は湯出しで楽しめるティーパックが便利
出典:山本園
オーソドックスなお茶の淹れ方はティースプーンで茶葉を計量して、お茶の種類に応じた温度のお湯で淹れるというのが一般的だと思います。とても美味しく飲める淹れ方であるとは思いますが、忙しい朝や時間が気になるときはティーパックがおすすめです。
計量する手間もいらず、さっと作れるのがうれしいですね。夏は水出しで冷蔵庫にいれておけばいつでも飲めます!ノンカフェインのティーパックもたくさん市販されていますので、ぜひお気に入りのお茶をみつけてみてくださいね♡
携帯するのに便利なスティックタイプ
スティックタイプは持ち歩けるのが便利です。水にさっと溶けるパウダーなので、ミネラルウォーターのペットボトルを買っておけば、いつでもどこでもノンカフェインのお茶が作れるのは頼もしいですよね。
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手軽さがうれしい♪コンビニやスーパーで買えるノンカフェインのペットボトル茶
コンビニやスーパーに立ち寄るとノンカフェインのお茶ってけっこう置いてあるんです。ノンカフェインのお茶を毎日続けるために、コンビニやスーパーを活用するのもおすすめですよ♪
生茶(デカフェ)
カフェインクリア製法という技術を使い、カフェインだけを取り除いた緑茶は国産茶葉100%でまろやかな味わいです。生茶好きな私も、デカフェタイプの方に替えました♡
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健康ミネラル麦茶
健康ミネラル麦茶はロングセラーの人気のお茶で夏の定番と言えます。香ばしい風味と飲みやすさで、小さなお子さんからお年寄りまでみんなで飲めるのが良いですね。
とくに小さなお子さんとのお出かけは、飲み物確保が大事!コンビニやスーパーで手軽に買える麦茶って助かりますね。
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爽健美茶
12種類の自然素材でできた爽健美茶はすっきりとした味わいで昔から人気のペットボトル茶です。小さなお子さんから妊婦のかたまで安心して飲むことができます。また、爽健美茶はお食事にも合うので、ランチタイムや食後の一杯にもぴったりですよ。
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十六茶
十六茶はその名の通り、16種類の自然素材がブレンドされたお茶です。穀物も五穀入っていて、健康茶として手軽に飲めるお茶でもあります。美容に良いとされる昆布やナツメも入っているので、女性のかたにはとくにおすすめです♡
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午後の紅茶(デカフェ)
食後の紅茶って美味しいですよね。手軽に紅茶を飲むならペットボトル茶ですが、今までノンカフェイン紅茶のってあまり見かけませんでした。
午後の紅茶のほんのり甘いストレートティーがノンカフェインで飲めるって、午後ティーファンの私としてはとてもうれしく思います♡
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胡麻麦茶
特定保健用食品(トクホ)でもある胡麻麦茶。健康に良い胡麻やハトムギが入っていて、さらにノンカフェインなので毎日飲めちゃいます!お弁当に胡麻麦茶という組み合わせもアリなのではないでしょうか♪
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蕃爽麗茶
グァバ茶ポリフェノールの働きで、糖の吸収をおだやかにすることで知られる蕃爽麗茶もノンカフェインなんです。少しクセがあるので、お子さん向けというより、ママやパパ、おじいちゃんおばあちゃんの食後のお茶として最適ではないでしょうか。
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フレーバーティーや紅茶もノンカフェインで楽しもう♪
フレーバーティーや、丁寧に淹れた紅茶を飲みたいときもノンカフェインだと安心ですよね。また、手土産や出産祝いでもノンカフェインの紅茶は喜ばれるので、チェックしておくのも良いのでは?
専門店は種類も豊富
デカフェ・アールグレイ
出典:LUPICIA
お茶の専門店としてよく知られているルピシアにもノンカフェインのお茶があるんです。香り高いアールグレイはとってもリラックスできるお茶です。そしてノンカフェインなので、脳が覚醒する心配もなく、ゆったりとした気分でいられることでしょう。
デカフェ・白桃 – ティーバッグ
国産の白桃を使ったフルーティーな紅茶はお子さんも一緒に楽しむことができます。ティーバッグタイプなので簡単に淹れることができ、ちょっとしたゲストへのおもてなしとしても重宝しそうですね!
ノンカフェイン「葡萄の紅茶」
芳醇な香りが楽しめる葡萄の紅茶はチーズケーキやマフィンとの相性が良いんです。ママ友とのお茶会や、女子会にぴったりの紅茶と言えます。ノンカフェインなので、妊婦さんへの提供も気にせずできますね!
フルーツガーデン ブラッドオレンジ
オレンジのフレーバーが癖になるフルーツティーは、いろんな楽しみ方ができます。
夏はアイスで楽しむことも、また、炭酸で割ってティーソーダにしても美味しいので、子どもたちも喜んでくれるのではないでしょうか。ノンカフェインなのでたくさん飲んでも気になりませんね。
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まとめ
ノンカフェインのお茶といっても、さまざまな種類がありますよね。自分のに合ったお茶を見つけて、家族のためにも健康的な生活を送っていきたいものです。みなさんもノンカフェインを意識して、新しい生活を始めてみてはいかがでしょうか。