日本の器も忘れないで!個性的でおしゃれな人気の和食器【16選】をご紹介♪

和食器ってなにがいいの?特徴や素材は?

料理を引き立てるだけではない!和食器の美しさの秘密

和食の魅力とは「旬の素材の季節感」や「繊細な味付け」ですが、特に目で味わう「彩り・見た目・盛り付けの美しさ」は洋食と大きく違うところかもしれません。それを最大限に活かすため、美しい和食器も必要となったのです。

たとえば懐石料理に代表されるようなご飯、汁物、焼き物、煮物などにあわせて、すべて違う種類の器が食卓にそろえられるのは日本独自のスタイルといえます。

丸だけではない四角や八角形などの形の豊富さ、陶器・陶磁器・磁器・漆塗りなどの様々な素材は、見ていて楽しくなるものばかりです♪

また洋食と違い、和食は器を持ち上げて直接触れていただくこともあるので、その軽量化や手触りも大切にされて作られています。

和食器はサイズ表記も日本流。サイズの詳細、教えます。

知っているようで意外と知らない和食器の種類やサイズ、大きさの測り方などをここで改めてご紹介をしておきましょう。

和食器は種類もさまざま

和食器というと、どういうものが分類されるのでしょうか。皿、椀、鉢などがありますが、たとえば

  • 皿なら大皿、中皿、小皿、角皿、刺身皿など
  • 椀なら茶碗、湯飲み茶碗、汁椀など
  • 鉢なら小鉢、深鉢など

のようにさらに細かく分けることもできます。盃や箸、箱、鍋、蓋も和食器の仲間です。和食器と言っても沢山の種類があるのは、それだけ和食の奥深さにあわせて作られてきたともいえるのではないでしょうか。

知っておきたい!日本流のサイズ表記

和食器の長さを表すのに、尺貫法(しゃっかんほう)を使います。「寸」という単位で、一寸は3センチメートルです。

例えば九寸皿だと、27センチメートルのお皿をさします。三寸皿、四寸皿、五寸皿とカウントして九寸皿まであり、一番大きなものは尺寸皿(30センチメートル)です。

豆皿タイプからホールケーキをのせられるタイプのものまで、種類は豊富!これから購入するときのために、少し覚えておくと便利かもしれません♪

心を込めて作られています。和食器ができるまで

美しい和食器の数々はどうやって作られているか、気になったことはありませんか。作り方は大きく分けて4つ!

  • 手びねり
  • 1つ1つ手で形成するもの。丸みのある手作り感が売りで柔らかい印象。

  • ろくろ
  • 台に粘土をのせて回転させて形成するもの。指や手で均一の回転体が可能。

  • 鋳込み(いこみ)
  • 型に液状の粘土を流し込んで形成するもの。大量生産が可能。

  • タタラ
  • 板状に伸ばした粘土を切り分けてから型に押し付けて形成するもの。

1つ1つの個性を重視したいか、均一のものをたくさんつくりたいかなど、その目的によって作り方も違ってきます。素材によってももちろん、その味わいは変わってくるでしょう。

みなさんのご自宅にある和食器はどうやってつくられたか、想像してはいかがでしょうか。

和食器だって負けてない!おしゃれな日本の器たち

九谷焼(石川県)

九谷焼とは、17世紀後半に誕生した、石川県南部の金沢市、小松市、加賀市、能美市でつくられる色絵の磁器をいいます。絵付様式は、緑を印象的に配色した「青手」、緑・黄・紫・紺青・赤を活用した「九谷五彩」、にじみにくい赤の特性で器全体に細かい書込をした「赤絵」などの絵付様式があります。

加賀百万石の雰囲気をそのまま受け継ぐゴーシャスな美しさが魅力的です♪


出典:ハレクタニ

美術品として飾っても素敵ですし、もちろん食器としても豪華!その豊かな色どりを利用した今どきの器もつくられているので、ぜひチェックしてみて下さい。

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益子焼(栃木県)

益子焼とは、19世紀中頃にうまれた、栃木県芳賀郡益子町周辺でつくられている陶器をいいます。砂気の多いごつごつとした土で、その質感を保ちながら厚手で重みのある作品がポイントです。

漆黒や「柿」とよばれる赤茶色、飴色(あめいろ)を出す鉄釉(てつゆ)といわれる釉薬(ゆうやく)が基本的に使われているそう。


出典:on the table

「日常的な暮らしで丁寧に作りこまれて使われてきた日用品のこそ美しさが宿る」という民芸運動のもと、自由な作品がたくさん生み出されました。中皿サイズは品ぞろえが多く、シリーズでも色違いでそろえても楽しくなりそう♪

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瀬戸焼(愛知県)

日本古来の陶磁器窯のうち、中世から現在まで生産が続いている代表的な六つの窯(瀬戸焼・常滑焼・越前焼・信楽焼・丹波立杭焼・備前焼)を、六古窯(ろっこよう)といいます。


出典:CRAFT STORE

瀬戸焼はその六古窯の1つです。13世紀中頃の鎌倉時代に中国宋から技術が伝えられて誕生しました。愛知県瀬戸市とその周辺でつくられ、特に桃山時代に茶の湯が発展したことを受けてからは茶器がたくさん生産されました。

ぜひ茶碗や菓子器など茶器を中心にチェックしてみて下さい♪

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伊賀焼(三重県)

伊賀焼は、中世から三重県伊賀市で焼かれている陶器をいいます。陶土産地が信楽焼と同じだったため最初はそれとあまり区別がつかなかったそうですが、桃山時代に領主が茶の湯に使うための茶壺、茶入、花入、水指を焼き始めました。


出典:長谷園 公式通販

これらにはビードロ釉(ゆう)という緑色の自然釉が見られ、焼き締まった赤褐色の土肌に出る石粒と重なればとても風流♪国からの伝統工芸品指定にもなっていて、ノーベル賞作家の川端康成が日本のわび・さびを代表する焼き物として取り上げているほど♪

お気に入りを見つけて、お部屋に飾ってみたいものです。

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萬古焼(三重県)

萬古焼は、江戸時代中期から三重県四日市市付近で作られている陶磁器や焼き物をいいます。陶器と磁器の間の「半磁器」の性質をもち、伝統工芸品にも指定されているんです。耐熱性に優れているので、紫泥の土鍋や急須として国内シェアの80~90%を占めています。


出典:BANKO LIFE

ちなみに2016年には、先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)では萬古焼の盃が首脳陣の乾杯の際にも使用されるほど。ぜひその実力試しに土鍋や急須をチェックしてみて下さいね♪

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美濃焼(滋賀県)

美濃焼とは、平安時代につくられた須恵器が発展してできました。岐阜県土岐市、多治見市、瑞浪市、可児市でつくられる陶磁器です。桃山時代に志野焼に茶器が多く作られ、今でも日本の陶磁器生産量の半数を占めています。


出典:SAKUZAN

和食器から洋食器まで多種多様なデザイン・風合いなので、日常使いの食器を選んでみたいものです!食卓を今まで以上に楽しませてくれます♪

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信楽焼(滋賀県)

信楽焼とは、日本六古窯の1つ。古くは奈良時代に起源のある滋賀県甲賀市信楽を中心に作られている炻器(せっき)、陶磁器の1種です。聖武天皇が、紫香楽宮(しがらきのみや)をつくるにあたって瓦を焼いたのが始まりといわれています。


出典:明山

一般的に、狸の置き物で良く知られていますね♪良質の陶土を活かした温かみのある火色(緋色)と自然釉によるビードロ釉、焦げの味わいがポイントです。特に、この特徴を活かした花器は花に優しさを添えてくれます♪

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丹波焼(兵庫県)

丹波焼とは六古窯の1つ。平安時代からつくられている兵庫県篠山市今田地区付近で焼かれている陶器、炻器をいいます。

「登り窯」という最高温度約1300度で50~70時間焼かれるため、器の上に降りかかった灰が釉薬と化合して「灰被り」という独特な模様と色をあらわします。炎の当たり方によって1つずつ違った表情をうみだすのが特徴です。


出典:TANBA STYLE

平安・鎌倉時代は紐作りという手法で成形していましたが、現在はろくろを使ったり、足で蹴る左回転の「蹴りロクロ」という手法を使用!釉薬の使い方や技法が多様になりましたが、今もなお伝統的な風合いが魅力的で人気!

陶器市や老舗のお店でぜひチェックしてみましょう。

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備前焼(岡山県)

備前焼とは、日本六古窯の1つです。古墳時代の須恵器を元に平安時代から岡山県備前市周辺でつくられた炻器をいいます。大変良質な土で1つずつ成形して乾燥させた後、釉薬を一切使わずに2週間前後、高温の1200度以上で焼き締められます。


出典:narutaki ONLINE SHOP

土感あふれる味わい深さが魅力!割れにくくて強く保温性もあります。夏は冷たいビールで♪きめ細やかな泡が長持ちします。ワインや日本酒はまろやかな味わいに。ぜひ美味しいお酒を味わいたいものです♪

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萩焼(山口県)

萩焼とは江戸時代に藩主毛利元就の命令によって、陶工たちが城下で窯を築いたのが始まりだといわれています。産地は山口県萩市・長門市・山口市付近です。「一楽二萩三唐津」とうたわれ、京都の楽焼、山口の萩焼、佐賀の唐津焼の格付けで、茶人の好みを器を焼いてきました。


出典:SHUTOUEN

特徴は2つあり、「貫入(かんにゅう)」という原料に用いられる陶土と釉薬の具合によって生じるひび割れと、「七化け(ななばけ)」という長年使い込むことで貫入に水分が浸透して風合いがより美しく変化することです。

長年愛用するなら湯飲み茶碗がおすすめ!ファンの心を離さない一品です♪

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砥部焼(愛媛県)

砥部焼は、江戸時代中期に愛媛県砥部町でつくられはじめました。藩の財政を立て直すため、砥石くずを使用して磁器づくりを始めたのが起源だといわれています。産地は愛媛県砥部町です。


出典:TOBEYA

やや厚手の白磁に薄い藍色の手書きの図案が特徴的。讃岐うどんの器としてもよく使われているので、ぜひお気に入りの丼を1つ見つけたいもの♪

夫婦喧嘩で投げつけても割れないくらい、頑丈で重くて割れたり欠ける心配が少ないので「喧嘩器」ともいわれています。

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小石原焼(福岡県)

小石原焼とは、江戸時代中期に黒田藩主が伊万里から陶工を招き、窯場を開いたのがを始まりの陶器です。産地は福岡県朝倉郡東峰村です。独特の幾何学模様は北欧食器ののよう♪素焼きはせずに釉薬を流し掛けるのが特徴です。


出典:おうちで楽しむ陶器市うちる

大分県日田市小鹿田村へ陶工が招かれ小石原焼の技法を伝えたことから、小鹿田焼とは親子関係ともいわれるほど!あわせてチェックしましょう。大皿をサイズ統一の柄違いでそろえてみたいものです♪

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波佐見焼(長崎県)

波佐見焼は、16世紀後期に藩主大村氏が朝鮮から連れ帰った陶工につくらせたのが起源の陶磁器です。透けるような白磁と藍色の染め付け、薄手のつくりが特徴です。


出典:マルヒロオンラインストア

「くわらんか椀」という簡単な草花を絵付けした磁器や、「コンプラ瓶」という簡素な白磁の徳利型で醤油や酒の輸出用の瓶が有名です。特に、コンプラ瓶は作家トルストイの愛用品だったともいわれているそう♪

1つ購入して試してみたいものです。

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有田焼(長崎県)

有田焼とは、17世紀初頭に朝鮮半島からやってきた、白磁を焼く技術をもつ陶工が白磁鉱山を佐賀県有田町で発見し、それを元に日本で初めて焼かれた磁器だといわれています。

磁器の種類によって原料が違い、様式も初期伊万里、古九谷様式、柿右衛門様式、金襴手などに分かれています。特に、赤・緑・黄・青などの豊富な色で白磁に描かれた絵柄は大変美しく、食器や美術品として世界中でコレクターを持つほど♪


出典:KIHARA online store

美術品としてそろえてもいいし、食器を1セットそろえておくと急な来客時でも安心ですね!

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小鹿田焼(大分県)

小鹿田焼は、江戸中期に生活雑記の需要をまかなうために、招かれた小石原焼の陶工と日田の陶工で興された陶器をいいます。産地は大分県日田市の皿山を中心とする小鹿田地区です。

電気やガスではなく、人の力や水流を使うという昔ながらの製法を大切につくられています。幾何学的な紋様が特徴です。どれも温かみのあるものばかりなので、日常使いの食器にぜひそろえてみたいものです。


出典:monsen

ただ、2017年の豪雨により唐臼や原料の大半が壊滅的な被害を受けてしまったため、現在は今後の復旧を待っている状況となっています。

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やちむん(沖縄県)

やちむんとは沖縄の方言で「焼物」を指し、壺屋焼を始めとした陶器や陶芸全般のことをいいます。江戸時代に、朝鮮半島から渡ってきた陶工が技術を伝えたのが始まり。

やちむんには3種類あり、「アラヤチ」という釉薬をかけずに約1100度で焼いた焼物、「ジョーヤチ」という絵付、紋様、釉薬などを施した後で約1200度で焼いた焼物、「アカムヌー」という約800度で焼いた素焼きの焼物(現在はほぼ焼かれていない)があります。


出典:ゆいまーる沖縄 本店

魚や葉っぱなどで沖縄の自然と青い海を感じさせるような温かい一品ばかりです。沖縄旅行時には、和食に合う食器をぜひチェックしてみましょう!

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伝統の器で、食卓をもっと華やかに。

耳なじみのある和食器のルーツを知っていれば、これからのお買い物の参考になり、さらに楽しくなりそう♪春や秋に陶器市を行うところもあるようです。ぜひ、お気に入りの一品を見つけて下さいね!