スニーカーのお手入れ、どうしてますか?
おしゃれにこだわりのある人は特に気にしているのが「靴」。たくさんの種類を持つのもいいですが、お気に入りの1足を、きちんとお手入れして長く使えるようにしたいですよね。そのための方法を正しく知っておきましょう。
毎日の「ちょこっとお手入れ」で足元を快適に
家に帰ってきたら、脱いだ靴をすぐに風に当てるか陰干ししましょう。靴の中はバクテリアがたくさん繁殖する危険性のある場所。乾燥させることで繁殖を防げますし、嫌なニオイを抑えることにつながります。
また、軽く汚れを取っておくことも肝心。仕事用の革靴ならきちんと手入れをしているという人も、スニーカーだとおろそかになっていることも多いようです。靴用のブラシなどでホコリや砂をさっと取っておきましょう。
靴のお手入れセット
ブラシやクリーナー、クリームなどがセットになった靴のお手入れセット。お家にひとつ常備しておくと重宝します。


簡単な汚れ落としには「消しゴム」が効果的!
スニーカーの汚れのうち、一番気になるのってソール(靴底のゴム部分)の汚れではないでしょうか? 毎回丁寧に洗う時間もないけれど、やっぱり汚れは気になる! という人は、文房具の「消しゴム」を試してみてください。
使い方は簡単で、普通に汚れを消すようにこすって使います。消しカスが出て嫌だと思う人は、少し濡らしたメラミンスポンジでこすってもいいですね。
ブラシでは落ちにくい汚れが、消しゴムだときれいに消えることもあります! これなら毎日手間をかけずにできますね。
靴のにおいを消してくれる便利アイテム
出先で靴を脱いだ時に嫌なにおいがすると、ちょっと恥ずかしいものですよね。においケアは毎日必須! ちょっとの手間で、靴の中の嫌なにおいを消してくれる優れものを紹介します。
「グランズレメディ」で靴のにおいをシャットアウト!
ネットで話題沸騰の商品。パウダーを靴の中に振りかけておくだけで、あの嫌なにおいをなかったことにしてくれるんです。靴のにおいだけでなく足のにおいも取ってくれると評判。ぜひお試しあれ!
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スニーカーを手洗いする際に準備しておく道具
毎日のお手入れでも取れない汚れは、やはり洗って落とすしかありません。スニーカーの手洗い方法はそんなに難しくはないのですが、生地別に準備する道具が違ってきます。水洗いできるものとできないものとで、別個に詳しく見ておきましょう。
水洗いできるもの
キャンバス生地やメッシュ生地のスニーカーなど、いわゆる普通のスニーカーです。これはざぶざぶと水洗いすることができます。準備するのは以下の通り。
- スニーカーが入る大きさの容器(なければ洗面所に栓をして水を張ってもOK)
- 使わない歯ブラシ
- 洗剤(靴用洗剤、もしくは中性洗剤)
- 靴用のブラシ
靴専用の洗剤「ズックリン」
子どものいるお家なら毎週上靴を洗ったりしますので、準備しておくといいですね。
メッシュ生地は水洗いはできますが、ごしごしこするのには不向きです。専用洗剤で汚れを浮かすように洗いましょう。
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スニーカー専用クリーナー「JASONMARKK」
スニーカーの表面に吹き付けて、浮いてきた汚れを布で吸い取るようにしてきれいにします。靴のあらゆる素材に使えるので、迷ったときはコレ!
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水洗いできないもの
レザー(革)生地やスウェード生地などを使ったスニーカーはもちろん水洗い禁止。お手入れグッズも専用のものを準備しましょう。靴専門店なら必ず売っていますよ。
- 専用ブラシ
- 専用クリーナー
- 専用クリーム
- 柔らかい布
レザー生地のスニーカーの注意点
レザーやスウェード生地は水気を嫌うため、水洗いは禁止です。ブラシでホコリをしっかり払い、柔らかい布で専用のクリーナーを塗り込んで汚れを落とします。その後、専用クリームを塗って保湿・つや出しを。クリームが残ってしまったら拭き取り、最後に全体を乾拭きします。
スウェード生地のスニーカーの注意点
ブラシでホコリを払いつつ、毛並みを整えます。その後、スウェード専用クリーナーを吹きかけます。靴の中に入らないよう、タオルや新聞を入れておくといいですね。クリーナーによって汚れが浮き出したら、固く絞った布でしっかり拭き取ります。最後にもう一度、毛並みを整えましょう。
スニーカーを手洗いする手順
キャンバス生地のスニーカーなど、手洗いする手順を詳しく見ていきましょう。
下準備
- どろや砂、靴底に挟まった小石などは可能な限り叩いて落としておきます
- ひものあるタイプは外しておきます
- インソールは外しておきます
- バケツや桶などに水を張り、洗剤を溶かし込んでおきます(できれば40℃くらいのお湯だと汚れが落ちやすい)
- 数時間漬け込んで、汚れを浮かせておきます
手洗いの方法
汚れの浮いた靴をいよいよ洗っていきます。ですが気構える必要はありません。子どもの頃に習った「上靴の洗い方」で十分です。あとは歯ブラシなどを使って隅々まできれいに洗えばいいんですよ。
- 靴専用のブラシや歯ブラシで優しく隅々まで汚れを落としていきます
- ソール(ゴムでできた靴底の側面)の汚れはメラミンスポンジや消しゴムでこすると落ちやすいです
子どもに手洗いを教えたいなら「アタックプロEX」が簡単!
子どもにも握りやすい大きさで、片方には石鹸が、片方にはブラシがついているこの商品。汚れのひどい衣類などの部分洗いのためのものですが、靴洗いにも重宝します。
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キレイに洗ったのに黄ばむスニーカーの謎
キレイに洗ったはずなのに、なぜかしばらくするとスニーカーが黄ばんできた、なんてことはありませんか? これは、洗剤のすすぎ方が足りず、洗剤が日光を浴びて変色したものが原因と言われています。きちんとすすぎ落とすことで防げます!
また、最後のすすぎの際にお酢を加えてみましょう。洗剤を中和して黄ばみを防いでくれますよ。
スニーカーの干し方
干す場合にもコツがあります。
早く乾かしたいからと言って、直射日光にあてて地面に置いておく、なんてことはしてはいけません。基本は風通しのいい場所で陰干しです。また、地面に直接置くよりも、吊るした方が効果的。靴専用のハンガーなどがあると便利ですが、ない場合はハンガーを曲げて靴用にするといいですね。
専用のハンガーも売られています!
100均などで、靴を干す専用のハンガーも売られています。連結出来たり便利ですよ!
水気が残っていると、これもまた黄ばみの原因になってしまいます。なるべく早く乾かした方がいいのは事実ですが、その場合、
- 軽く洗濯機で脱水をかける(30秒ほど)
- スニーカーをタオルで包んでタオルドライして干す
- スニーカーの中に新聞紙を詰めて干す
などの方法があります。乾燥までの時間が短縮されますので、やりやすい方法を選んでみてくださいね。
どうしても手洗いできない場合は洗濯機でお洗濯!
スウェード生地とレザー生地は水に弱いため洗濯機は使えませんが、キャンバス生地とメッシュ生地なら洗濯機でも洗うことができます。その際に気を付けたいポイントをまとめました。
スニーカーを洗濯機で洗う場合のポイント5つ
洗濯機で洗う場合は、事前に靴底の泥など落とせる限りの汚れは落としておく方が無難です。また、当然のことながらソール部分が洗濯槽ですごい音を立てますので、驚かないでくださいね。
気を付けておいてほしいのは、以下の5点です。
- ひもやインソールは外し、洗濯ネットに靴とは別々に入れる
- 靴本体も、1足ずつ洗濯ネットに入れる(絡まったり擦れたりするのを防ぐため)
- 水位は「高水位」に設定し、水の中を靴が泳ぐようにして洗うと靴も傷まない
- 脱水は30秒ほど。長くやりすぎると型崩れします
- 脱水が足りないと感じる場合はタオルで包むようにして水気を吸い取るといいです
「靴専用の洗濯機」を利用してみよう
コインランドリーには靴専用の洗濯機と乾燥機があります。「自宅の洗濯機で靴を洗うのはちょっと嫌だな…」と思う方は、こういうものを使ってもいいですね。
大切なスニーカー、長持ちさせるための秘訣
洗濯以外にも、大切なスニーカーを清潔に長持ちさせるために、やっておきたいことがあります。
重曹で手作り消臭剤を作っておく
せっかく洗っても、靴箱の中が嫌なにおいだと気分が下がりますよね。こういう場合は、重曹を使って簡単な消臭芳香剤を手作りしちゃいましょう!
重曹とアロマオイルで簡単消臭剤
おしゃれなグラスに重曹小さじ3とお好みのアロマオイルを数滴。靴箱の中の嫌なにおいを消臭しつつ、いい香りを保ってくれます。重曹は1ヶ月ほど使えますし、そのあとは洗濯や掃除に使ってもいいですよ!
毎日同じスニーカーを履かない
毎日同じスニーカーを履き続けるのはNGです。スニーカーの中が湿気たままになりますし、型崩れが戻る時間を与えてあげることも重要。1日履いたら2日休ませる、くらいの間隔で履くといいですよ。
靴はローテーションで履くようにしましょう
休みなく履き続けるのは靴にとっても負担が大きいもの。数足の靴をローテーションで回すようにするといいですよ。
洗った後、履く前に汚れ防止の一工夫を
きれいに洗ったんですから、なるべく汚れないように工夫しておきたいものですよね。次に履く前には、こういうひと手間をかけておきましょう!
防水スプレーで汚れを防止しておく
防水スプレーは水を防ぐためだけのものではありません。汚れも防いでくれるので、長く愛用したいスニーカーにはひとつ買っておきたいアイテムですね。靴専門店なら必ず売っています。
ベビーパウダーも靴の汚れ防止に効果的!
白っぽい色のスニーカーの表面には、パフでベビーパウダーをこすりつけておきましょう! 汚れがつきにくくなる効果と、汚れがついても洗えばするりと落ちやすくなる、ダブルの効果が期待できます。
これ以外にも、白いスニーカーなら表面にろうそくのろうを塗っておく、という手段もあります。お家にあるものが活用できれば一番いいですね。
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正しい手洗い方法を学んで、スニーカーを大事に使おう
いかがでしたでしょうか。「おしゃれは足元から」とも言います。しっかり手洗い&お手入れしたスニーカーは、履いているだけで心がウキウキしますよね。これを機に、お家の靴のお手入れ、靴箱の中の掃除も見直してみてくださいね。