北欧のお皿の人気の秘密
世界中の人を魅了する北欧デザインは、冬が長く雪に閉ざされた厳しい環境から生まれたものです。
長くて暗い北欧の冬は、家の中で過ごす人がほとんど。そんな中、より楽しく豊かな気持ちで暮らせるようにと、明るいデザインの家具や食器が増えていきました。
どれも「暮らしを豊かにする」ということをコンセプトに考えられているので、生活を華やかにするデザインだけでなく、機能性にも優れているんですよ。
そんな北欧から生まれたお皿は、暮らしを豊かにすることに基づいて作られているので、日々の食卓にも取り入れやすく、一度使うとリピーターになる人が多いのも納得です。
北欧のお皿の特徴
出典:freedesign
シンプルなもの、華やかなもの、独特な色や形のものなど幅広いデザインの北欧のお皿ですが、どのお皿も洗練されていながらあたたかみがあるものばかり。北欧の大自然の影響を感じさせてくれますね。
そんなお皿に料理をのせたら、新しい表情をみせてくれるので日々の料理が楽しくなります。また、一度使ったらその実用性の素晴らさを実感できるのが北欧のお皿のポイントです。
どんなブランドがあるの?
北欧のお皿といってもブランドやシリーズによって様々。どんなブランドがあるのか紹介していきますね。きっとお好みのものが見つかると思います♪
ARABIA(アラビア)
出典:freedesign
1873年フィンランド、ヘルシンキ郊外の「アラビア」地区にて創業。北欧を代表する窯として愛され続けています。優れたデザイナーを起用し、デザイン性、機能性、品質の高さを誇り、オリジナリティー豊かな商品を取り揃えています。
Paratiisi(パラティッシ)
「フィンランド陶芸界のプリンス」と謳われるビルガー・カイピアイネンによって1969年にデザインされた”Paratiisi(パラティッシ)”。果物と花を用いて“パラダイス”を表現したものです。
エキゾチックなデザインなので、食卓を華やかにしてくれますよ。どんな食材も引き立ててくれるのも魅力。普段の料理もご馳走にみせてくれるのがパラティッシ。なるほど、パラティッシに盛り付けたカレー、めちゃくちゃおしゃれ♡
楽天市場
Yahoo!ショッピング
24h Avec(アベック)
フィンランドを舞台にした映画「かもめ食堂」の1シーンに登場した”24h Avec(アベック)”フィンランドのデザイナーのヘイッキ・オルボラが手がけた24hシリーズをベースにカティ・トゥオミネン-ニットゥラがデザインしたもの。
映画では「おにぎり」が盛り付けられていました。和食との相性も抜群です◎
楽天市場
Yahoo!ショッピング
24h Tuokio(トゥオキオ)
こちらも映画「かもめ食堂」に登場したお皿。
フィンランドのデザイナーヘイッキ・オルボラが手がけた24hシリーズをベースにヘロリンネ&カッリオの二人がデザインしたもの。筆で手描きしたような模様は、一粒一粒が藍色のグラデーションのようになっています!
楽天市場
Yahoo!ショッピング
Iittala(イッタラ)
出典:freedesign
1881年、フィンランド・イッタラ村でガラス吹き職人ピーター・マグナス・アブラハムによりガラスメーカーとして創業。優れたデザイナーを起用した製品は、シンプルでモダンなフィンランドを代表するデザインです。
テーブルウエアの総合ブランドとしてコレクションも充実しています。
TEEMA(ティーマ)
北欧を代表するデザイナーカイ・フランクの代表作キルタ(1952年-1975年)の後継シリーズとして1981年から今日までフォルムを変えずに続いている”TEEMA(ティーマ)”。かっこよくてシンプル、洗練された飽きのこないデザインです。
お皿と料理の色のコントラストが美しいですね♪
楽天市場
Yahoo!ショッピング
ORIGO(オリゴ)
デザイナはー若くして国際的なプロダクトデザイナーとして活躍してるアルフレッド・ハベリマルチストライプが特徴の”ORIGO(オリゴ)”はラテン語で「中心」を意味します。
「食事を楽しむことが、暮らしの中心となるように」というデザイナーの思いが込められているようです。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
ALVAR AALTO COLLECTION(アルヴェ・アアルトコレクション)
出典:SCANDEX
1936年に北欧が誇る世界的建築家アルヴァ・アアルトがデザイン。フィンランドの湖からインスピレーションを受けた美しい曲線のデザイン。
花を飾ったり、キャンドルを灯したりインテリアやオブジェとして使用しても◎もちろん食器として食卓を楽しく演出してくれますよ。様々なシーンで活躍してくれます。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
グスタフスベリ(Gustavsberg)
出典:freedesign
スウェーデンを代表する製陶工場である”グスタフスベリ(Gustavsberg)”は、1640年にレンガ工場として設立され、1825年に陶磁器の製造を開始しました。
世界的な人気アーティストであるスティグ・リンドベリ、ヴィルヘルム・コーゲ、ベルンハルト・フリーベル、リサ・ラーソン などが魅力あふれる作品を次々に生み出しました。
当時の製品はアンティークやビンテージ商品として世界中のコレクターから現在も愛されていますが、今でも昔ながらの工房でリンドベリの復刻版などが作られています。
手作りに近い製法で作られてれており、大量に生産されるものとは異なりひとつひとつ表情の違うあたたかみのある製品に仕上がっています。
BERS(ベルサ)

スティグリンドベリによるデザイン。ベルサはスウェーデン語で葉っぱの意味。リンドベリの代表作でもあり、グスタフスベリのテーブルウエアを代表するシリーズとして、今でも絶大な人気のある製品です。
シンプルなものも華やかに演出してくれます。
楽天市場
ADAM(アダム)

スティグリンドベリによるデザイン。シンプルなドット柄が美しく、さりげなく遠近法を用いることで、より立体的でシャープな印象に仕上げています。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
ASTER(アスター)
スティグリンドベリによるデザイン。アスターは北欧に咲くキク科の花の意味。細かな花びらと、コロンとまるいフォルムが可愛らしいアスターが美しく描かれています。
色はレッドとブルーの2色があるので、料理や気分に合わせて使い分けてみるのもいいですね♪
楽天市場
Yahoo!ショッピング
RORSTRAND (ロールストランド)
出典:PROKITCHEN
1726年にスウェーデン王室御用達の釜として創業した、スウェーデンの陶器メーカー。親から子へと代々受け継がれる高品質な製品です。
また、「ノーベル賞」の授賞式後の晩餐会でロールストランドの食器が利用されているのも有名な話です。
Mon Amie(モナミ)
「スウェーデン磁器の母」といわれるマリアンヌ・ウェストマンが1950年代に生み出した”Mon Amie(モナミ)”
モナミはフランス語で「友達・恋人」という意味で、その言葉がもつ愛らしいイメージそのものの美しい花束のようなお皿です。
赤いイチゴと好相性。外で食べるとお皿の模様が青い蝶々のよう♡
楽天市場
Yahoo!ショッピング
Swedish Grace(スウェディッシュグレー)
1930年に「ストックホルム博覧会」で発表されて以降、世代を超えて愛され続けているロングセラーシリーズ。デザイナーのルイーズ・エーデルボーグが、夏風にそよぐ麦の穂をイメージしてデザインされています。
品のある女性らしい淡い色使いで、また単色づかいながらもレリーフから放たれる陰影により微妙な色の濃淡がうまれていますシンプルなお皿なのにとても品を感じます。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
Kulinara(クリナラ)
クリナラはスウェーデン語で「グルメ」という意味を持ち、その名の通り色鮮やかなスウェーデンの野菜が描かれています。
デザイナーは、ロールストランド以外にもボラスコットンやイケアにもデザインを提供したりと様々なメディアで活躍しているハンナ・ベルニング。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
House of Rym(ハウスオブリュム)
出典:INTERIOREZ
チュニジア人夫妻が設立したブランドで、 デザインは全てスウェーデンデザイナーを起用し、製作はチュニジアのハンドクラフトで作られています。どことなくレトロでポップなデザインは懐かしさを感じます。
ひとつひとつ手作りされているので、あたたかみのある製品に仕上がっています。
Mesmerise(メズマライズ)
出典:Comfota
大胆でアートのようなデザインで印象に強く残ります。
デザイナーは自然界からインスピレーションを受けることが多いというセシリア・ペッテルソン。植物の種や庭で育てている植物など身近なものからデザインすることも多いようです。
また、複雑な形を描くことも得意としています。
ただお菓子をのせただけなのに、もうそれだけでオシャレ。
Yellow Leaves(イエローリーブス)
黄色い葉っぱがお皿一面にが描かれたイエローリーブス。どことなくレトロでとてもキュートなデザインです。ブルーリーブルもあり、こちらの色もとてもきれいです。デザイナーはエリザベス・デュンケル。
Almond(アーモンド)
出典:Comfota
ブラックアーモンドがモチーフのデザイン。モノトーンでシックな雰囲気もありつつ、手描きのタッチがとてもかわいいアーモンド。どこかコミカルな印象もあり楽しい食卓を演出してくれそうです。デザイナーはエリザベス・デュンケル。
”北欧のお皿”はじめての方はどれから揃える?
こんなにバリエーション豊かでどのお皿も魅力的だとついつい色々欲しくなってしまいますよね。まずはお手持ちのお皿と相談しながら、どのタイプのお皿を新しくチョイスするかを考えていきましょう!
北欧好きのわたしが選ぶオススメはこれ!
北欧のお皿はまだ持っていないという方に、北欧好き、食器好きの私がオススメのお皿をご紹介します!
オススメ1 IITTALA(イッタラ)/Teema(ティーマ)
私がまずオススメする北欧のお皿は、北欧を代表するデザイナーカイ・フランクが手がけたティーマ。無駄のないシンプルで美しいフォルムが魅力です。豊富なサイズや北欧らしいカラーは普段の食卓に◎
食洗機、オーブン、電子レンジ、フリーザーにも使用でき、食卓のスタンダードとして活躍してくれます。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
オススメ2 ARABIA(アラビア)/Paratiishi(パラティッシ)
北欧のお皿といって思い浮かべる人も多い”Paratiisiパラティッシ”。カラーとモノトーンがあり、どちらも魅力的です。私も迷いますが…オーバルプレート25cmモノトーンをオススメします。
出典:free design
現在の”Paratiisiパラティッシ”は丸皿のものが主流です。元々は楕円形だったそうですが生産効率を上げえるため丸皿になったようです。
しかし、2009年オーバルプレート(楕円形)復刻。これがとても使いやすい。美しいブラックの模様がどの料理も引き立ててくれます。
”北欧のお皿”をお手頃価格で手に入れよう
ご紹介していたら、私もいくつか欲しいお皿が出てきてしまいました。皆さんはどちらでお買い物しますか?
北欧ブランド以外にも、あちこちのショップで北欧風のお皿を見かけるようになりましたよね。ここで紹介したもの以外にも可愛い食器はたくさん!ぜひ、お得に購入しちゃいましょう♪
ネットで見つけて賢くお買いもの
お買い物はネットが便利ですよね。たくさんの製品を比較できたりタイムセールスなどがあるのも魅力的です。リーズナブルに購入できるサイトもあるので、ぜひ探してみてください♪
100円ショップで見つけた北欧風お皿
「北欧のお皿はいつか手に入れたいけど、買いそろえる余裕が今はちょっと…」という方にも北欧風の食卓が手軽に楽しめる方法がありますよ!
お財布と相談しながら賢く”北欧風”を取り入れてみても◎
今の100円ショップってすごく進化しています。食器売り場もよくチェックすればこんなかわいい北欧風のお皿に出会えますよ♪
自然モチーフの柄が北欧感を出していますね。料理とお皿の相性もバッチリ。
お皿一面に小花の絵柄がとてもキュートです。このお皿にのせたわらび餅も洒落たスイーツのようです。
どこか懐かしさを感じさせるレトロでポップなお皿は、ミートソースにとてもよく合ってます。どれも100円のお皿には見えません。
イラストが得意な方はこんな方法も
あれ?このお皿さっきみませんでした?笑絵が得意な方は、お絵かきペンで北欧風のお皿を自前で作っちゃってます。
100円ショップに行けば白いお皿と陶器マーカーが手に入るので、自分好みのお皿を作ることができますよ。
素敵なお皿で食卓のコーディネートを楽しもう
今回ご紹介したお皿の中にお気に入りのものは見つかりましたか?私はいくつか欲しいものが…。このお皿にあの料理を盛り付けたら良さそうだなと想像が膨らんでいます。
子育てをしていたり、働いていたりすると料理するのも嫌に感じるときもありますが、お気に入りのお皿で日々の料理を楽しみたいですよね。