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観葉植物は私たちの生活にどんな効果があるの?
室内に観葉植物がある生活って、どこかゆとりがあって憧れますよね。でも家に観葉植物を置くと、かえって邪魔になったり手入れが面倒だったりしない?いえいえ、そんなことはないんです!むしろいいことばかり!
観葉植物にはおもに4つの効果があります
観葉植物には科学的に実証されているすごい効果がたくさんあるんですよ。中でも代表的なものが4つあります。
- 空気清浄効果
- リラックス効果/ストレス軽減(心理的効果)
- 目の疲れを癒す(疲労緩和)
- 室内の湿度調整
空気をきれいにする効果(空気清浄効果)
これは、植物が空気中の有毒ガスを吸収・吸着する効果のこと。簡単に言うと空気をきれいにしてくれるわけですね。植物がもたらす効果としては一番有名なものだと思います。
いま私たちの生活圏内には、車の排気ガスやシックハウス症候群のもととなるホルムアルデヒドなどの有害な物質がたくさん飛散していますが、これらを観葉植物が緩和してくれます。
室内に観葉植物を置けば、家の中の空気がきれいになるというのはありがたいことですね!
心理的効果(リラックス、ストレス軽減)
私たちの脳は、植物の緑の色を見るとα波をたくさん出すという実験結果があります。そしてα波が出ると、人間の体は血圧が下がり、筋肉の緊張がほぐれます。
つまり、ゆったりリラックスした状態になるというわけです。室内に観葉植物を置いておけば、自然とリラックスできるようになるのでとてもいいですね。
また、リラックスした状態の人は気分が晴れるので、モチベーションを上げてやる気を起こします。この研究から、ヨーロッパではいち早くオフィスに観葉植物を取り入れた「室内緑化」が行われるようになったそうです!
言われてみれば、インテリアにグリーンのあるお家はどこかゆったりくつろいでいるようなイメージがありますよね。
目の疲れを癒す効果(疲労緩和)
学校の黒板が緑色なのは、目に優しい色だからということをご存じですか?緑の光は、人の網膜に最も負担をかけない波長なんだそうです。そして、集中力を保っていられる色ともいわれています。
長時間パソコン仕事をする人のオフィスには観葉植物を置くといいと言われていますが、それはそんな理由からなんですよ!
また、次でも述べますが、観葉植物には湿度を上げる効果もあり、ドライアイも防げると言われています。仕事中に目が疲れてきたなと思ったら、少し手を休めて観葉植物を眺めてみるといいですよ。
室内の湿度調整効果
観葉植物は呼吸をしています。葉から水分を放散(蒸散作用)し、室内を適切な湿度に保ってくれる働きがあります。
しかも、植物が放つ水分は完全無添加な蒸留水。とてもきれいな水分なんです!湿度が保たれていると、風邪の予防にもなりますし、お肌の調子も整えてくれます。
このように、家の中に観葉植物を置くということは、私たちの生活にとってとてもメリットがあるということなんです!
快適に過ごすための効果が高い、人気の観葉植物
観葉植物には色んな効果があることが分かりました。特に、人の体だけでなく心にも良い影響を与えてくれるんですね。その中でも特に効果の高い、人気の観葉植物をピックアップしてみましょう。
ゴムの木(フィカス)
初心者でも育てやすいのが「ゴムの木」。最低生育温度が5℃なので、観葉植物としては寒さに強いと言えます。日光を好みますが日陰でも大丈夫。1年を通して室内で楽しめます。
春から秋までの生育期は、ときおり家の外に出してあげるとよく成長します。その場合、冬の間は取り入れるのを忘れないようにしましょうね。
乾燥には強いので、夏以外は土の表面が完全に乾くまで水やりは必要ありません。ずぼらな人でもチャレンジしやすそうですよね!大きく伸びますので、置く場所には多少の余裕を持たせてあげる必要があります。
ちなみに、木や枝から出る白い樹液はもちろんゴム(ラテックス)です。ゴムアレルギーのある人が触るとかぶれてしまうので注意が必要です。
室内で育てられるゴムの木
大きな葉は埃が溜まりやすいので、ティッシュなどでまめに拭いてあげてください。
ゴムの木の挿し木の方法
ゴムの木は挿し木でも増やすことができます!枝を取り、切り口を水にさしておきます。
水に酸素を含ませると根が出やすいので、ペットボトルなどに挿し、ときおり振ってあげるといいですね。1週間ほどで根が出たら、土に植えます。
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サンスベリア
インテリアやギフトとしても人気のサンスベリア。空気清浄効果がトップクラスということで話題になった人気の観葉植物です。
一見すると葉だけのようですが、実は大きく育てれば、春から夏にかけて花を咲かせることがあります。
花言葉は「永久・不滅」このため、和名は「チトセラン(千歳蘭)」というんですよ。別名「トラノオ(虎の尾)」とも言って、細長くピンと張る葉で有名です。うまく育てると1mくらいの大きな葉に成長しますが、家庭用は10~20cmくらいの長さのものが好まれます。
インテリアとして飾る場合、長さを活かすような縦長の鉢を使うと引き立ちますよ。
サンスベリアの花からは甘い香り
他の観葉植物と違い、縦に伸び、横に大きく広がらないのでスペース的にもありがたいのが人気の秘訣でもあります。
アフリカ原産の植物なので日本の夏の暑さにも耐えてくれますが、寒さには弱いのが特徴。日光を好みますから、日差しのある窓辺などで育てるようにしましょう。
冬になったら窓際から離し、なるべく室内の温かい場所へ移動させてくださいね。気温が10℃を下回ると休眠状態になりますので、水やりもストップしてください。
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観葉植物を飾ってみよう! 場所別の飾り方ポイント
では実際に観葉植物をお家の中に飾ってみることにしましょう。大きさや形の好みなどもあると思いますが、どこにどんなものを置いたらいいか、場所別に飾り方のポイントをご紹介します。イメージを膨らませてみてください!
大型の観葉植物はリビングにや窓辺に
広々としたリビングは大型の観葉植物を置くのによいでしょう。テレビの横など、自然と目に入る位置に置いておくとリラックス効果や目の疲労回復感を得られます。
また、日光を好む観葉植物は窓辺など日当たりの良い場所に。お世話しやすい環境にしてあげましょう。大きな鉢の場合は、掃除しやすいように下にキャスターをつけてあげると便利ですよ!
小型の観葉植物はキッチンなどにさりげなく
プレゼントやインテリア用の観葉植物は家庭用に小さなサイズのものが多いですよね。小型の観葉植物は、キッチンの出窓などに飾るととってもおしゃれ。
もともとキッチンには物が多いので、作業の邪魔にならず、あまり場所を取らない工夫をしておくといいですよ。
他にも、挿し木で増やせる観葉植物を小さなガラス瓶などに入れておいて、生育している間も飾ってあげると素敵です。
また、食卓などに花を飾るようにグリーンを置くのも暮らしに彩を添えます。食器の色や料理の内容にあわせて鉢の種類を選んでみるといいですね。
耐陰性のある観葉植物なら玄関にも置けます
玄関は人をお迎えするスペース。お花などを飾って明るい雰囲気を作っておきたいものです。こういうときに観葉植物は万能。切り花よりも長持ちしますし、鉢を変えるだけで季節感も演出できます。
日差しが弱い玄関の場合は、耐陰性のあるユッカの木などを選ぶといいでしょう。たまに鉢を日当たりのいい場所に移動させてあげたりするのをお忘れなく!
観葉植物を飾って明るい玄関に。訪れた人もほっと一息できる空間
寝室にこそ観葉植物を飾りましょう
空気清浄効果や湿度を調整する効果のある観葉植物は、寝室にもぜひ置いておきたいものです。一日の疲れをいやし、リラックスできる効果が期待できます。こういう場所にはシマネトリコなど、日陰でも育てやすい観葉植物がおススメです。
観葉植物のリラックス効果で安眠も期待
ギフトに最適な観葉植物ランキング
観葉植物のある暮らしがイメージできましたか?
実は観葉植物はギフトとして、とても喜ばれるもの。しかも通販などで気軽に選ぶことができます。大きさ、鉢のデザイン、枝ぶりなど、たくさん選べるので迷ってしまいますよね。ここでは人気の観葉植物ベスト5をご紹介したいと思います。ぜひ参考にしてください!
5位:夏の必需品! 虫よけ効果のある「ミラクルニーム」
原産地のインドでは「奇跡の木」として知られるニーム。和名は「インドセンダン」と言い、虫が嫌う成分を含むこの木には他の観葉植物と違って虫が寄ってきません。
もちろん人間や農作物には無害。無農薬で野菜を育てたい農家などが実際に畑にまいて使っているそうです。初心者には観葉植物の害虫駆除はちょっとハードルが高いのですが、この木にはそもそも虫がつかないからお世話しやすいんですよ。
また、大きくなったら葉を剪定して箪笥などに入れておくと衣類の防虫効果も期待できます。さらには美肌にも効果が期待でき、ハーブとして使う人も多いのだとか。
抗菌効果もあり、種から採れる油分でインドではアーユルヴェーダのマッサージにも取り入れられている、万能な観葉植物です。
日本に流通している小さめの苗は、他の植物に比べると華奢で爽やかな印象があります。まだ知名度はそこまで高くないですが、珍しいもの好きな人にはぜひ試していただきたい植物です。
インドでは常備薬としても重宝されていたニーム。虫よけ効果を実感したい人はぜひ!
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4位:幸運をもたらすと言われる「ガジュマル」
ぽっこりとした幹の形が特徴的なガジュマル(右)
沖縄では「キジムナー」と呼ばれ、火の精霊が宿ると言われています。生命力が強く、コンクリートさえ突き破る強さがあるのだとか。風水でも「幸運をもたらす精霊が宿る」と言われていますし、海外でも神聖なる木として有名です。
ガジュマルは幹の途中から生えている太い根(気根)同士が絡み合い、とても面白い形になるのが特徴です。存在感もあり、ギフトにも最適です。
日光を好むので日当たりの良い場所においてあげましょう。日陰でも育ちますが、枝ぶりがひょろひょろになり、見た目が悪くなってしまいますので避けたほうが無難です。
春から秋にかけての成長期は、毎日1~2回水やりをしましょう。冬は成長が止まるので、土が完全に乾いてからの水やりでOK。季節に応じたお世話を心がけてください。
根詰まりを起こさないように、1~2年に一度は鉢を大きなものに植え替えましょう。水はけのよい土を選び、底には鉢底石を必ず詰めてください。
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3位:お馴染みの形で有名な「モンステラ」
モンステラは育てやすいので初心者におすすめ。独特な葉の形をしているので、名前は知らなくても「見たことはある!」という人が多いと思います。
そう、カーテンやラグなどにも良く使われていますよね。つまりインテリアとの相性がいいということ。
ハワイアンキルトなどでもおなじみの柄、モンステラ
育てやすく枯れにくいうえ、日陰でも大丈夫という頑丈な観葉植物。他の植物と同じように、夏場の直射日光を浴びすぎると葉が悪くなるというポイントさえ押さえておけばほぼ大丈夫です。
1年を通して室内で楽しめるので、まずはモンステラからチャレンジしてみるといいですね。比較的寒さにも強く、水やりを控えれば冬でも簡単にリビングで冬越し出来ます。
小さなころは葉がハートの形をしていますが、成長するにつれて葉に切り込みが入り、よく知るモンステラの形になっていきます。
家庭用では、葉が小さめでコンパクトにまとまっているヒメモンステラやマドカズラがよいでしょう。
小さなうちはくっきりハート型をした可愛い葉っぱ
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2位:可愛い葉の形に人気が高い「ポトス」
長くつるが伸びるので、部屋のいろんなところを這わせる楽しみも

観葉植物といって自然に思い浮かべるのはこういうものではないでしょうか。小さなポットに入っていてもぐんぐんとつるをのばしていきます。生命力が高く成長が早いので、なんだかこちらまで元気を貰えそうですよね。
夏だけは強い日差しを避けて、明るい日陰で管理します。直射日光は葉焼け(葉が黄ばむこと)の原因になるので避けてください。
その他の季節は日に当ててあげましょう。多少日光に当てたほうが葉の模様も鮮やかになり、元気な株になりますよ。
耐寒気温は8℃以上。寒いと葉が落ちてしまいますので、冬の間は日の当たる窓際で管理するようにしましょう。乾燥も嫌うので、こまめに霧吹きなどで水をかけ、湿度調整してあげることをおすすめします。
伸びすぎた場合は、葉が2~3枚ついたところで切り戻しします。切り戻した枝は挿し木にして増やすことができますよ。
窓辺に飾ると風景のワンポイントにも
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1位:小さいものから大きなものまで豊富なラインナップ「サボテン」

観葉植物と言えば、やっぱり定番のサボテン!最近では100均などでもたくさん売られていますよね。
見た目はとげとげの姿で野性味を感じますが、ときおり花を咲かせるそのギャップ、その花の可愛さに人気があるのがサボテン。大きさも様々あり、大きいものから小さいものまでラインナップも充実!
アメリカやメキシコなどの中米原産なので乾燥に強く、肉厚なその体に自らの栄養を蓄えています。だから育てやすく、初心者にも扱いやすいのが人気のポイントです。
乾燥に強いと言っても、全く水をやらなくていいわけではありません。土が乾ききったら、鉢底からあふれるくらいの水を与えます。
冬の間は生育が止まるので、水やりはストップしてください。小さな苗のうちは冬でも水やりが必要ですが、それでも温かい日を選んで、昼間にやりましょう。寒い時期の水やりは根腐れの原因になりますよ。
とげとげの見た目からは想像もつかない可愛い花を咲かせます
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人気の観葉植物で、日々の生活にグリーンを取り入れましょう
観葉植物の中でも特に初心者に育てやすいものをセレクトしてみました。日々の生活にグリーンを取り入れると、人の体にも良い影響があるんです!
自分の家族やペットと同じように、長くお世話をして愛していける存在になると思います。器なども可愛いものを揃えて、ぜひ観葉植物のある暮らしを楽しんでみてください!