そもそもキッズフォーマルって?どんなシーンで着るの?
キッズフォーマルとは?
キッズフォーマルとは、冠婚葬祭などの改まった席や、かしこまった席で着る子供服のことを指します。
冠婚葬祭の場合、大人同様、正式な装いが必要になってきます。いざという時すぐに対応できるよう、着回しがきく一着を持っておくと安心ですね。
キッズフォーマルを着るシーンって?何を着せたらいいの?
では、実際にキッズフォーマルを着るシーンと、シーンに合わせた装いをご紹介します。
七五三、発表会
七五三といえば着物を着るイメージが強いですが、スーツなどのフォーマルなお洋服にするのって実はメリットがたくさん。まず、何といっても着物と比べて着慣れ・履き慣れていますし、動きやすいですね。
着崩れたりもしないので、子どものストレスになりません。上着を脱いだりして体温調節しやすいので、暑がったりした時も安心。万一汚した時も、着物と比べると、お手入れが楽ですね。
女の子の場合
ブラウス+スカート(+羽織)
きちんとした感がありつつも、柄やフリルがたくさん使われていて華やかさがある装いは、七五三にぴったり。
ワンピーススタイル
シンプルで上品な印象のスタイル。ワンピースやブラウスにちょっとデザインがあるものを選ぶとさりげなくおしゃれな感じになりますね。
ドレス
リボン、フリル、レースなどをあしらった、まるでプリンセスのようなドレスは、まさに女の子の好きがいっぱい!ご機嫌で1日を過ごせそうですね。
男の子の場合
スーツスタイル
きちんと感を出しつつも、ネクタイや靴下の色や柄で、遊び心とおしゃれ感をプラスして。ちょっとオトナ気分が味わえそうです。
入園・入学式、卒園・卒業式
このシーンでのキッズフォーマルを選ぶ際は、色や柄、フリルやレースなどが目立ったり派手になる服装は避けて、清楚で知的な印象になるよう心掛けると良いです。
制服があるところは、制服を着る
制服があるところは、制服を着ます。制服がないところは、キッズフォーマルで出席するのが良いでしょう。
女の子の場合
ブラウス+スカート(+羽織)、ワンピーススタイル
色使いを抑えつつも、レースなどでセレモニーにふさわしい華やかさを。上に羽織ったボレロが落ち着きと上品さをプラスしていますね。
スーツスタイル
制服っぽい印象になりますね。こういった、ちょっとカジュアルな感じのスーツを選ぶと、普段使いもできそうです。
男の子の場合
スーツスタイル
シンプルで間違いないスタイルには、ネクタイと靴下などのアイテムをポイントにすると、あか抜けた印象になりますね。
結婚式
制服があるところは、制服を着る
何を着せたらいいか、わからない!そんな時、制服があるところは、制服を着せると間違いないです。制服があっても、せっかくならおしゃれさせてあげたい場合や、制服がない場合は、マナーを守ったキッズフォーマルを選んであげてくださいね。
女の子の場合
つい華やかにしてしまいがちですが、フリルやレースがふんだんに使われていたりするなどの派手な感じや、真っ白なドレスを選ぶのはちょっと考え物。また、カジュアル過ぎても失礼に当たる場合がありますね。どんなものを着せたらいいかわからない場合は、事前に結婚式の雰囲気を聞いてみると良いでしょう。
ブラウス+スカート(+羽織)、ワンピーススタイル
上品で派手さを抑えた落ち着きのあるスタイルを心がけて。落ち着きがありつつも、柄やリボン、控えめのフリルやレースで子どもらしいかわいさを。カチューシャやリボンなどを使ったりして、ぜひヘアアレンジもしてあげてくださいね。
ドレス
こちらは淡いピンクの派手さを抑えた、どちらかというとシンプルなドレス。さりげないデザインや異素材使いがおしゃれです。ヘアアレンジ+花冠もかわいいですよね。結婚式にぴったりです。
男の子の場合
基本はスーツスタイルですが、夏場なんかは、半袖シャツ+蝶ネクタイ+半ズボンなど、ちょっと正装を崩した感じにしたい時もありますよね。そんな時は、結婚式の雰囲気に合わせて選ぶといいですね。
スーツスタイル
上品でオトナっぽくキメつつも、蝶ネクタイや靴下などで、子どもっぽさや、さりげないおしゃれ感を出して。ジャケットを脱いでも様になるスタイリングです。
お葬式
制服があるところは、制服を着る
制服があるところは、制服を着ます。制服がないところは、大人と同様の、マナーや節度を守ったキッズフォーマルで出席します。女の子・男の子に共通するマナーは主に4つ。
- 色は光沢のない黒・紺・濃いグレー、茶。
- ナイロンなどカジュアルな感じの生地は避けた方が無難。殺生をイメージする本革を使用したものは身に着けさせないようにして。
- 基本的に無地のものを。ワンポイントなどのちょっとした柄なら大丈夫。アニマル柄は殺生をイメージするので×。
- 足元は裸足NG。必ず靴下やタイツを履かせて。
女の子の場合
露出が多い服装や、アクセサリー(光るもの)を身に着けたり、サンダルやミュールを履くのは控えましょう。
白ブラウス+スカート(+羽織)
ザ・王道といった感じのキッズフォーマルスタイル。1セット持っておくと便利に着まわせそうですね。季節に合わせてジャケットやコートで調節して。
ワンピーススタイル
こういった、きれいめな黒のワンピースも1着あると便利ですね。下に着るものや小物で工夫すると、いろいろなシーンで活躍しそうです。
男の子の場合
白シャツ+黒ネクタイ+パンツ
主に、暖かい~暑い時期に使える、男の子の王道フォーマルスタイル。持っておくと、いざという時に便利。時期によっては羽織をプラスして温度調節をしてあげて。
スーツスタイル
こちらも、持っておくと間違いない一式。画像は靴下を履いていないように見えますが、お葬式の時は必ず靴下を履かせてあげてくださいね。
キッズフォーマルどこで買う?おすすめブランドとコーディネート
では、実際にキッズフォーマルを買う場合、どんなブランドを選んだらいいのか?たくさんのブランドがある中、多くの方が迷ってしまうかと思います。そこで、おすすめのブランドをいくつかご紹介します。
女の子・男の子におすすめブランド
familiar(ファミリア)
上品でトラディショナルな感じのお洋服が多いfamiliarは、キッズフォーマルにぴったりなブランド。シンプルなデザインのものが多いので、イベントごとに着回しすることもできますね。
Bonpoint(ボンポワン)
フランスの代表的な子供服ブランド。上質でこだわりのあるデザインは、とってもおしゃれ。女の子はかわいらしく、男の子はカジュアルなフォーマルスタイルにしたい時におすすめです。
Tartine et Chocolat (タルティーヌ エ ショコラ)
フランスの歴史あるブランドTartine et Chocolatのフォーマルは、清楚で上品な印象。日本人の子どもにより似合うようデザインやカラー展開がされています。
NEXT(ネクスト)
イギリスの人気ブランド。リーズナブルで、トレンドを意識したお洋服が揃います。使用頻度が少なく、流行りのデザインを取り入れたい場合におすすめです。
女の子におすすめブランド
Chloé kids(クロエキッズ)
みなさんご存知、フランスのラグジュアリーブランドChloéの子供服。大人顔負けの洗練されたデザインは、とっても愛らしい印象ですね。周りとちょっと差をつけたい時におすすめ。
Tutu de Monde(チュチュ・ドゥ・モンド)
セレブにも愛されているオーストラリアのブランドです。女の子の大好きなものが凝縮されたようなデザインは、まさにプリンセス気分が味わえそうですね!ドレスだけでなく、ケープやボレロなどのアイテムも、とってもかわいいですよ。
MARLMARL(マールマール)
日本発のブランドMARLMARLは、まあるいよだれかけでお馴染みですね。コーディネートのアクセントになるチュチュや、おしゃれなエプロンなど、フォーマルシーンで活躍しそうなアイテムが揃います。
男の子におすすめブランド
Paul Smith Junior(ポールスミスジュニア)
イギリスの有名ブランドPaul Smithは、子供服も大人に負けず劣らずとってもおしゃれ。その上質で洗練された、どこか遊び心のあるデザインは、飽きることなく、いろいろなシーンで活躍してくれそうですね。
Ralph Lauren(ラルフローレン)
創立から50年の歴史あるアメリカの有名ブランド。日本でもお馴染みですね。シンプルで上質なデザインは、清潔感があって好印象。蝶ネクタイなどのアイテムを工夫すれば、きちんとだったり、カジュアル寄りだったり、いろんなシーンに着まわせますね。
レンタルショップを活用するという手も
子どもの成長は早いもの。あっという間にサイズアウトしてしまうこともしばしば。あまり着る予定がない場合や、なるべく安価で済ませたい場合などは、レンタルショップを利用するという手もあります。クリーニングの必要がないのも嬉しいですね。
Cindy Kids(シンディキッズ)
familiarやRalphLauren、Burberryなど、人気ブランドのキッズフォーマルが充実しています。着せたことがないブランドを、この機会に試してみるのも、いいかもしれませんね。
ベルハウス
なるべく予算を抑えたい時におすすめ。使いやすく豊富なデザインから選べるので、普段とはガラッと雰囲気を変えた1着を選んでみてもいいですね。
キッズフォーマルおすすめコーディネート
いろいろとご紹介してきましたが、実際どんなコーディネートをしたらいいのか、なかなかイメージが湧きにくかったりしますよね。そこで、おすすめコーディネートをいくつかご紹介します。よかったら参考にしてみてくださいね。
女の子おすすめコーディネート
シックで落ち着いた印象のドレスに、ティアラを合わせて。ちょっと大人な雰囲気ですね。お姫様気分も味わえそう。
カジュアルな雰囲気の発表会などにおすすめのコーディネート。シンプルながらも、絶妙な色や、小技の効いた小物の合わせ方がいいですね。
リネンを使った夏仕様の軽やかなスーツ。素材を変えるだけで、スーツも違った印象に。女の子・男の子どちらでも着こなせそうですね。
白やアイボリーの中に、黒のパイピングや靴でアクセントを。清楚で落ち着きのあるコーディネートですね。
シンプルでシックなワンピースは、異素材の組み合わせやリボンなどのワンポイントがあるものものを選ぶと、グッとおしゃれに。姉妹お揃いを着て出席するのもいいですよね♪
ちょっとアンティーク感漂う、とっても女の子らしいワンピース+レースジャケットの組み合わせ。白やアイボリーで統一すると、より清潔感が増しますね。
シンプルなワンピースこそ、素材やデザインにこだわりたいもの。こちらは冬仕様の素材を使った、シルエットがきれいなワンピースです。シーンに合わせて、帽子などのアイテムをちょい足ししてあげると、また違った雰囲気に。
男の子おすすめコーディネート
シンプルにまとめた分、靴にアクセントをもってきたコーディネート。ベレー帽も、男の子ベビーがかぶるとおしゃれ度が増しますね。
絶妙なパンツの丈感とシャツとベストの合わせ方、足元の組み合わせ方に、オーソドックスな中にもセンスの良さを感じさせます。きちんとしつつも、さりげなくおしゃれにしたい時、お手本にしたいコーディネートですね。
シンプル・イズ・ザ・ベスト!とりあえず持っておいて間違いない一式です。アイテム次第で印象を変えられる、着回しの効くコーディネートです。
カジュアルな中に、ちょっとだけフォーマルをプラスしたい時におすすめのコーディネート。統一感のあるシックな色使いで、落ち着いた雰囲気に。
お手本にしたいスーツスタイル。どこかトラッドな雰囲気が漂うコーディネートは、半ズボンで子どもらしさと動きやすさを。合わせた蝶ネクタイもポイントになって◎。
上下ブラックでまとめた潔いコーディネート。シンプルなコーディネートだからこそ引き立つ蝶ネクタイとスニーカーがポイント。他に組み合わせるアイテム次第で、ガラッと印象を変えることもできますね。
基本のフォーマルスタイルは、ネクタイの雰囲気や、合わせる色の組み合わせ次第で、グッとこなれ感がアップしますね。
まとめ・感想
いかがでしたか?キッズフォーマルと言えど、デザインや素材に凝った、大人顔負けのお洋服が多く、みなさん上手にコーディネートされてますね。キッズフォーマルを着るシーンは、子どもにとっても、親にとっても大切な日。そして、子どもにTPOを知ってもらうための良い機会です。
ぜひ、とっておきのキッズフォーマルを選んであげてくださいね。