目次
幼児でも簡単に楽しめるペットボトル工作
工作というとなんとなく「小学生になってから」というイメージですが、未就学の幼児でも簡単に楽しめる工作を選んでみました。
ハサミやカッターなどを使わない、安全なものばかりです。ぜひ親子で楽しんでみてくださいね!
ペットボトルキャップを使ったカレンダーづくり
まずはペットボトルのキャップを使ったカレンダー。と言っても、キャップの表に文字を書いて並べていくだけでこんな立派なカレンダーが作れちゃうんです。土台となる紙の模様も子供に作ってもらうといいですね。
未就学児には数字の勉強にもなって一石二鳥です。毎月並び替えるだけで長く使うことができるのも嬉しいですね。
数字の勉強にももってこい! キャップを使った簡単カレンダー作り
ペットボトルが立派な楽器になる! マラカス作り
お馴染みのマラカス作りです。ペットボトルの中に、拾ってきた小石やビーズなど、いろんなものを入れてみましょう!
もうひとつペットボトルを用意し、飲み口の部分をビニールテープで留めれば簡単にマラカスが出来上がります。中に入れるものの大きさや量で、音の違いを楽しんでみるのもいいですよ!
ペットボトルでキラキラすてきな即席スノードーム
スパンコールやビーズなどのキラキラする素材や、お気に入りの小さな人形などを適当にペットボトルの中にいれます。
その上からペットボトル容量の3分の1の洗濯のり(液体のり)と3分の2の水を入れましょう。これだけの簡単さで、見栄えのするスノードームができますよ!
糊の量を多めにすると、中の動きがゆったりとなりますので、お好みで調整してみてください。
糊の量を変えれば中身の動き方にも変化が出ます!
ペットボトルで作る可愛い動物人形
ペットボトルの形をそのまま生かして、動物の人形を作ってみましょう!
ペットボトルを普通に机の上に置いた姿を、動物の体に見立てます。
キャップ部分には丸めた新聞紙や紙粘土を置いて、頭を作ってもいいですね。ボトル本体部分にフェルトや折り紙で作った手足を貼り付ければ簡単に出来上がります!
飾るのももちろんかわいいですが、10本作ってボウリングのピンにして遊んでも楽しいかもしれません!
ペットボトルで作る動物。お友達も大勢作ってあげてください!
ペットボトル1本で3つの工作が同時にできます!
次はペットボトルを切断して作る工作のご紹介です。ペットボトルの上部・側部・下部の3つに切り分けて、各々別のものを作ってみますよ! 兄弟の宿題を一度に作らなきゃならないときなどに便利な裏技です。
ペットボトルは比較的柔らかい素材ですが、切断するにはどうしてもカッターかハサミを使いますので、パパやママも付き添ってあげてください。
おしゃれなアクセサリー素材「ペットボトルビーズ」
ペットボトルでオリジナルのビーズが作れます
プラパンで遊んだことのある人も多いと思います。トースターで焼き、丸まらないように重しで押さえて平らにするのがプラパンですが、わざと「丸く仕上げる」と、オリジナルのプラスチックビーズが作れちゃうんです!
これにはペットボトルの真ん中部分(平らな部分)を使いましょう!
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<材料>
- 炭酸のペットボトル(でこぼこした形のペットボトルは不向きです)
- ハサミもしくはカッター
- アルミホイル
- オーブントースター
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<作り方>
- ペットボトルをはさみかカッターで切ります(なるべく平らな面になるように)
- 油性ペンでお絵描きをします。いろんな色を組み合わせてみましょう!
- 丸まった際にビーズになる程度の大きさに、さらに小さく切っていきます
- アルミホイルを敷いたオーブンレンジで10分ほど加熱します
- くるんと丸まっていれば成功!
きちんと丸く収まっていないものは残念ながら失敗ですが、こういう失敗も手作りならではの楽しみですね。色んな模様を作ってみてください。
簡単なステップでビーズが作れます。オリジナルアクセサリーに挑戦しよう!
ペットボトルの上部で風鈴を作っちゃおう!
先ほどのペットボトルビーズでは、でこぼこした面やペットボトルの上部・下部は使わずそのままとなります。それはそれでもったいないので、残った部分も有効活用しましょう!ペットボトルの上半分は、形を活かせば「風鈴」が簡単に作れてしまいます。
切り口におしゃれなビニールテープなどを貼り、怪我の防止とデザインにしましょう。ペットボトルの隅に穴あけパンチで穴をあけ、そこにビーズを通した糸などを吊るして風鈴らしくしていきます。最後に上から糸を通すか、口の部分にひもを何重にも巻けば、ペットボトル風鈴の完成です!
ペットボトルで夏の風物詩・風鈴作り。軒先で揺らしてみませんか?
ペットボトルの下部を使って小物入れやバケツを作ろう
使わなかった底の部分は、形からしてバケツや小物入れにピッタリですよね。切り口は怪我をしないように入念にビニールテープなどの頑丈な素材で覆ってください。
あとは取っ手をつけ、飾りを施せばあっという間に出来上がります。これからの季節、海辺に持っていくのもいいですね!
切り口をビニールテープなどで隠してしまえばあとはデコるだけの手軽さ
切り口を工夫するとこんなオシャレな鉢植えもできちゃいます!
出典:http://www.saltycanary.com/diy-soda-bottle-kitty-cat-planters/
小学生(低学年)向けのペットボトル工作
ここでは小学校低学年向けの工作をご紹介します。少しだけ難易度が上がりますよ!
ペットボトル工作の定番「車」からチャレンジ!
まずはペットボトル工作の定番、「車」です。高学年ともなれば、輪ゴムで動力を作ったりしますが、低学年の内はとにかく「走れる形にする」ことを目標にしてみましょう!
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<材料>
- ペットボトル(蓋つき)1本
- ペットボトルキャップ 4つ
- ストロー 2本
- 竹串 2本
- ハサミ
- キリ
- ビニールテープ
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<作り方>
- マジックやテープなどで先にペットボトル本体に絵を描いておきましょう。工作し終えてからだと少し描きづらいです! 側面に窓の穴などを開けるのもいいですね。その際はビニールテープなどで切り口を必ず覆うようにして下さい。
- ペットボトルを横倒しにし、そこになる部分にストローを2本、平行に貼り付けます。
- ペットボトルのキャップの中央に、竹串が通る程度の穴をキリで開けましょう。
- ストローの中に竹串を通して、両端にタイヤの代わりになるペットボトルのキャップを装着すれば完成!
ペットボトルの中にはいろんな飾りを入れてみるとおしゃれな車に仕上がります!
作った後もワイワイ楽しめる、日本の伝統玩具「けん玉」
最近、知育としても活躍している日本の伝統的な遊び「けん玉」。実際のけん玉は、球の部分が大きくて難しいし、人にぶつけたりしたら怪我をしてしまうので少し不安がありますが、ペットボトルで作ったけん玉なら小さな子供でも楽しめますね!
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<材料>
- ペットボトル2本(種類・形の違うものの方がいいです)
- キャップ2こ
- 紐(タコ糸などでもOK)40cm
- ビニールテープ
- カッター・ハサミ
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<作り方>
- キャップ2個を合わせて張り合わせ、ビニールテープで補強します。間にひもを挟み込み、さらにビニールテープを巻きましょう。なるべく重くするために5回ほど巻いた方がいいですね。
- ペットボトルは上半分だけを使います。2つのペットボトルを上下に切り離しましょう。
- 口同士をビニールテープでつなぎ留めます。ここに、先ほど作ったキャップの玉のひもの端をつなぎ止め、外れないようにぐるぐるとビニールテープをさらに巻きます。
- ペットボトルの切り口をビニールテープで処理したら完成!
知育としても見直されている「けん玉」
ファスナーを取り付けて、ペンケースが作れちゃう!?
柔らかいのに頑丈なペットボトルは色んなものに使えますが、この発想はなかった! と唸らずにはいられないのが「ペットボトルで作るペンケース」。最近人気の自立式ペンケースのようなスタイルのものが簡単に作れます!
作り方もいたって簡単。ペットボトルを上から3分の1くらいの高さで輪切りにし、切り口にファスナーを取り付けるだけ。取り付けには接着剤を使います。グルーガンを使用してもいいですが、熱くなるので気を付けましょう。グルーガンは最近では100均でも売られているので手軽に購入できますよ!
好きなパッケージを選ぶのも楽しみのひとつです
小学生(高学年)向けのペットボトル工作
キリで穴をあけたり針金を曲げたり、細かい作業が出てくるので高学年になったらチャレンジしてみてください! もちろんパパやママは手伝いをしてあげてくださいね。
ペットボトル風車の作り方
少し手の込んだ工作になりますが、高学年なら大丈夫! ぜひチャレンジしてみましょう。同じものをたくさん作って一列に並べ、植木鉢などにさしてみるといいですよ。
風を感じたい夏にぴったりの「風車」を工作で作ってみましょう
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<材料>
- ペットボトル 1本
- 針金(ハンガーでもOKですが、加工が難しいので園芸用ワイヤーなどがおススメ)
- ストロー
- カッター・ハサミ
- キリ
- ペンチ
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<作り方>
- ペットボトルの蓋と底の部分(真ん中)に、針金を通す穴を開けます。風車が回るくらい余裕のあるように、大きめの穴をあけましょう。
- ペットボトルの側面を、色を塗ったりシールで飾り付けをします。羽になる部分なので統一感のあるデザインにした方がいいかも!
- ペットボトルの側面に羽となる切り込みを入れます。作り方動画を参照してください。
- 羽に角度を持たせるため、切り始めと切り終わりの位置を1.5センチほどずらしましょう。
- 羽の部分を折り曲げて、羽らしく形を整えていきます。風の当たる角度を調整しましょう。
- 最後に針金を通し、回るかどうかチェックします。
ペットボトル風車の作り方動画
ペットボトルの中で魚が泳ぐ! 浮沈子(ふちんし)遊び
ペットボトルに水を入れ、その中で魚が泳いでいるようにみえる「浮沈子」という遊びです。簡単にできるのですが、実は小学校高学年の理科の授業で習う「アルキメデスの原理」「パスカルの原理」などを応用したもの。
高学年になったら、工作するだけでなく、その原理もまとめて宿題発表するといいかもしれませんね。
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<材料>
- お弁当などに入っている、魚の形をしたしょうゆ入れ
- ペットボトル
- 重石になるもの(ナットや、針金など)
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<作り方>
- しょうゆ入れの蓋を外し、ナットもしくは針金をつけます
- 別のコップなどに水をいっぱいに張り、しょうゆ入れを浮かべます。口の方が重たいので下に向くはずです。しょうゆ入れには少しだけ水を入れ、しっぽの部分が水面に出るくらいの量で調整しましょう。浮かびすぎるときは水を押し出します。ちょうどいい分量のところで、魚を引きあげます。
- 用意しておいたペットボトルに水をいっぱいいれます。しょうゆ入れをそっと入れ、ペットボトルに蓋をして完成!
- ペットボトルを横から軽く押してみましょう。中の魚は沈み、手を離すと魚が浮きます。繰り返していると、ペットボトルの中で魚が泳いでいるような不思議な動きをします。
ペットボトルの中風船が浮いている見える不思議な「浮沈子」
物理の原理を応用した難しいものですが、小学生でも簡単に作って遊べます
https://www.kenis.co.jp/solution/experiment/physics/002.html
大人も一緒になって楽しめるペットボトル工作
いかがでしたか? 身近なペットボトルという素材を使って、子供にも簡単に作れる工作を集めてみました。作るのも楽しいものですが、その原理を知るともっと楽しめることもあります。
夏休みが始まる前に計画を練っておくと、安心して夏休みを楽しく過ごせますよ。ぜひこの記事の中の工作を試してみてくださいね!