童話「ぐりとぐら」シリーズで、子どもの心を育てよう

「ぐりとぐら」は、幸せな時間をくれる魔法の絵本


出典:福音館書店

幼い頃から、ずっと心に残っている絵本やおはなしはありますか?私は絵本を読むのが大好きな女の子でしたから、心にずっと残っている絵本というのが年齢ごとにいくつかあります。

そのうちのひとつが「ぐりとぐら」。なにせ、もう四半世紀以上前のことです。絵本のストーリー自体を明確に覚えていたワケではありません。

それでも、幼稚園児の頃にとっても大好きなおはなしだったこと、おうちでいつも読んでいたこと、楽しいおはなしだったということは、ずっと記憶として残っていました。
そしてその大好きだった「ぐりとぐら」のおはなしを、今は愛する我が子たちと一緒に楽しんでいます。

子どもたちも「ぐりとぐら」のおはなしが大好きです。

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リズムをつけて読みたくなるような、小気味いい文章。温かみのある、手書きタッチの可愛らしいイラスト。そして、主人公の野ネズミたちの何気ない日常が綴られた楽しいおはなし。

どれも子どもたちの心を掴んで離さず、また、何度でも、読みたくなるような要素でいっぱい!「ぐりとぐら」の絵本を読んだからといって、そこから何か学びがあるか?というと、その答えはNOです。

正直、何かを訴えかけるような物語でもなければ、これを読めば何かを習得できる、といった内容でもありません。ただ、登場人物たちと一緒にワクワクしたり、読んでいるうちになんだか無性にお出かけしたくなったり。

子どもたちの好奇心に満ちた、純粋な心の奥底に語りかけてくれる、そんなおはなしです。

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子どもたちと並んで読んでいるとき、「なんて幸せな時間なんだろう。」とこんなにも思わせてくれた絵本は他にありません。「ぐり」と「ぐら」の、子どもらしい、ゆったりとした時間の流れが綴られています。

まるで魔法にかけられたように、読めば自然と笑顔になって、温かい気持ちに包まれる。そんな、世代を超えてずっと愛され続けている「ぐりとぐら」の魅力を、ここでは存分にお伝えしていきたいと思います。

「ぐりとぐら」ってどんな絵本なの?

「ぐりとぐら」のあらすじ


出典:福音館書店

「ぐりとぐら」は、とっても仲良しな双子の野ネズミが主人公。赤い服と青い服、黄色いからだがトレードマークの、お料理が大好きな「ぐり」と「ぐら」のきょうだいです。

お料理をするのはもちろん、海水浴に出かけたり、大掃除をしたりと、そのときどきの季節を肌で感じられるようなおはなしもあり、子どもたちの豊かな想像力を存分に掻き立てます。

では、どっちが「ぐり」で、どっちが「ぐら」なのか。おはなしの中では特に触れられてはいません。表紙に隠されているヒントを見つけてみてください。こういった、遊びゴコロの溢れるしかけもまた楽しいですよね。

「ぐりとぐら」シリーズの原点

なるほど!な「ぐりとぐら」誕生のキッカケから、作者・中川李枝子さんの意外なお仕事まで、「ぐりとぐら」の原点とも言えるエピソードについて触れていきます。

愛される物語は、保育のプロだからこそ生まれた

「ぐりとぐら」の作者は中川李枝子さん、そしてイラストを担当しているのは妹の山脇百合子さんです。当時、保育士として無認可保育園を運営していた中川さんは、ときどきフランスの絵本を翻訳して、保育園の子どもたちに読み聞かせてました。

そして、山脇さんは上智大学でフランス語学科を専攻する学生さん。

「ぐりとぐら」の題名も、黄色い野ネズミのキャラクターも、フランスからインスピレーションを受けて生まれたのだそうです


出典:福音館書店

いつものように絵本の読み聞かせをしていた中川さんですが、「ちびくろさんぼ」を読んだとき、ここに登場してくるホットケーキよりも、もっと上等で美味しいものを!と考えました。

そこで生まれたのが、「ぐりとぐら」のカステラのおはなしです。1963年、子育て雑誌「母の友」に掲載されたことをキッカケに、たちまち大人気に!

大きな大きなたまごと、小さく可愛い野ネズミに、日本中の子どもたちが心奪われたのでしょうね。こうして、長く愛されることになった「ぐりとぐら」シリーズ。幼な子たちの、真っ白くピュアな気持ちに、誰よりも触れてきた中川さんだからこそ生み出せた物語だと感じます。

生誕55周年を迎えた「ぐりとぐら」

2013年には、「ぐりとぐら」が生誕50周年を迎え、国内でさまざまなイベントが催されました。今では日本国内のみならず、世界各地の言葉で翻訳され、さまざまな国の子どもたちに愛されているそう。

点字版も発売されており、視覚障害のある子どもたちも想像力豊かに楽しめる作品となっています。

みんなが知っている、こんな作品まで

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作者の中川李枝子さんですが、実は絵本作家としてだけでなく、作詞家としての一面も。スタジオジブリの映画「となりのトトロ」のテーマソングとして有名な「さんぽ」の作詞も中川さんが手がけています。

「ぐりとぐら」といい、「さんぽ」といい、どちらの作品も知らない人を探すほうが難しいほどの知名度。中川さんの作品に全く触れずして、大人になったという人は恐らくいないんじゃないでしょうか。

妹の山脇さんも、挿絵だけにとどまらずフランス語を生かして翻訳のお仕事もされていて、中でも「きつねのルナール」は有名なおはなしです。「ぐりとぐら」は、姉妹揃って多才なおふたりの共同制作だからこそ完成した名作と言えるでしょう。

「ぐりとぐら」シリーズのオススメ作品をご紹介

対象年齢ごとに、「ぐりとぐら」のオススメ作品をご紹介!どれもこれも、全部欲しくなるような楽しいおはなしがいっぱい。子どもたちの「やってみたい!」「行ってみたい!」の気持ちが爆発しちゃうかも?!

また、表紙のオシャレさもあって、最近では大人が読む絵本としても人気の「ぐりとぐら」。たまにはママ目線で選ぶのもアリですよ◎◎

対象年齢3歳~

ぐりとぐら

森の中で大きな大きなタマゴを見つけたぐりとぐら。考え抜いた末、カステラを作ることにしたのだけどタマゴが大きすぎて運べない…!そこでぐりとぐらが考えついたこととは…

「ぐりとぐら」の原点とも言える、最初の作品。シリーズの中では一番の人気と知名度ではないでしょうか。楽しいことは仲間みんなで分かち合おう、という優しい気持ちを読んでいる子どもたちに感じてほしい作品です

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ぐりとぐらのおきゃくさま

雪の上に見つけた大きな足跡。それは、ぐりとぐらのおうちまで続いていました。ドアを開けると、玄関には大きな長靴、壁には赤い上着と白いマフラーがかかっています。
「おきゃくさまはどこにいるんだろう…」

いい匂いがすると思ったら、キッチンでは真っ白なおひげのおじいさんがケーキを焼いて待っていて…

「ぐりとぐら」シリーズのクリスマス絵本。1967年に刊行され、ミリオンセラーを記録した大人気の絵本です。厚生大臣賞受賞、全国学校図書館協議会選定図書にも選出されていて、シリーズの中でも特に評価の高い作品とのこと。

子どもが好きな繰り返し技法が用いられたストーリ展開が楽しく、サンタさんを信じる子どもたちにとっては夢のようなおはなし。クリスマスの定番絵本として、長く愛されています。プレゼントにもオススメ。

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ぐりとぐらのおおそうじ

長い冬が明け、春の匂いがしてきた朝、ぐりとぐらは大そうじをはじめようとするのですが、雑巾やホウキは擦り切れてしまっていて使いものになりません。そこでふたりが考えたお掃除方法がおもしろい。

ぐりとぐらは、からだに雑巾を巻きつけて、自分たちがお掃除アイテムとなってお部屋の大そうじをはじめます…

楽しいことが大好きな陽気なふたりだから、大そうじだって楽しく進んじゃう!子どもたちが、お掃除は楽しいんだ!と思ってくれそうな、ママとしてはありがたい絵本。

絵本の季節は違いますが、年末の大そうじシーズンに読めば、ママのお手伝いをしてくれるようになるかもしれませんね。

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ぐりとぐらとすみれちゃん

「ぐりとぐら」シリーズの中では珍しく、人間のキャラクター「すみれちゃん」が登場します。ぐりとぐらのところに、かぼちゃを持ってやってきたすみれちゃん。固くて大きなそのかぼちゃを、すみれちゃんはお母さんから教わった大胆な方法で、見事に割ってくれました。

お料理が大好きなぐりとぐらと一緒に、かぼちゃのお料理のはじまりです。どんな美味しいものができたのでしょうか。

できあがったお料理は、子どもたちが大好きなごちそうばかり。お野菜からプリンやドーナツができるなんて!と、野菜嫌いの子どもたちも大喜び?!読んでいるだけでなんだかお腹がすいてくる、オイシイおはなし。

森のみんなでごちそうを食べるシーンでは、「仲間と分け合うことの楽しさ」も教えてくれそうです。

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ぐりとぐらの1ねんかん

8月の夏休みには、テントとお鍋を持ってお外でお料理。11月には黄色く染まったイチョウの葉の絨毯で、仲間たちと手品あそび。ぐりとぐらと一緒になって、一年の季節の移り変わりを感じられる「ぐりとぐらのいちねんかん」。

通常の物語形式ではなく、ひと月が2ページずつの詩のような絵本です。片側ページいっぱいに描かれたぐりとぐらの日常と、言葉遊びを感じられるリズミカルな文章で、ふたりが過ごす一年間の移ろいをユーモアたっぷりに描いています

今の季節は…とリアルタイムでの読み聞かせがオススメ。季節の概念や、一年という時間の流れに興味を持ってきたタイミングで読ませてあげるのもいいかもしれませんね。

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ぐりとぐらのおまじない

どんな困りごともぐりとぐらが「ちちんぷいぷいの〜!」と呪文をかければ、あら不思議。なんでもすぐに解決!たちまち元気になれる魔法の言葉。歯磨きも手洗いもすぐに楽しくなっちゃうし、雨の日だって風の日だってもうへっちゃら!

「ちちんぷいぷいの…」の後にくるおまじないの言葉が、シーンによって変わるのがポイント。親子で新しいおまじないを考えるのもおもしろそうですね!日常生活の中で困っていたり、泣き出したりしそうなとき、すかさずママが呪文を唱えれば、子どもたちもきっと笑顔になるでしょう。

魔法や呪文が大好きな子どもたちにピッタリの、夢のあるストーリーです

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対象年齢4歳~

ぐりとぐらのかいすいよく

ぐりとぐらが遊んでいる浜辺へ流れてきたのは、手紙が入った葡萄酒のビン。うみぼうずからの手紙を読んで、ぐりとぐらは「しんじゅとうだい」へ出発します。到着したふたりは困っているうみぼうずを見つけて…

夏の絵本としてピッタリな「ぐりとぐらのかいすいよく」。うみぼうずが教えてくれる泳ぎ方は、どれもへんてこりんなものばかり。本当に泳げるのか、海やプールで試してみたくなりそう。お水が苦手なお子さんの、お水へ入るキッカケ作りにも一役買ってくれるかもしれません

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ぐりとぐらのえんそく

大きなリュックと水筒を持って、ぐりとぐらは歌いながら遠足へ。ふたりはマラソンを始めるのですが、野原で毛糸に引っかかって転んでしまいます。その毛糸をたどっていくと、そこは…

くまさんと一緒にお外で食べるお弁当やおやつが、まあ美味しそうなこと。ほのぼのとしたピクニックの様子に、読み終わったらすぐにでもピクニックに行きたくなるような絵本です。幼稚園や保育園に入ったばかりのお子さんなら、遠足の前に読んであげるといいかもしれません。

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ぐりとぐらのなぞなぞえほん

おなかが へると しぼんで しょんぼり
おなかが ふくらむと かるくなり
うきうき うかれて そらのたび

つい口ずさみたくなるような、「ぐりとぐら」らしい軽快な文章で飛び出すなぞなぞ。50周年を記念して制作されたものだそうです。可愛らしい挿絵がヒントになっているので、まだなぞなぞの仕組みが分かっていないような小さいお子さんでも一緒に楽しめます。

15センチ四方の小さいサイズの3冊セット。これならお出かけにちょうどいいサイズです。なかなか静かにしていられない、バスや電車のおともに◎

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ママが読む「ぐりとぐら」

ぼくらのなまえはぐりとぐら~絵本ぐりとぐらのすべて~


出典:福音館書店

大人向けの「ぐりとぐら」、ママが読む本です。誕生秘話や制作の舞台裏、知られざる「ぐりとぐら」の物語の向こう側まで、とにかく「ぐりとぐら」シリーズを丸ごと楽しめる素敵な一冊。秘伝のカステラレシピや手芸、歌、質問コーナーなど、「ぐりとぐら」の情報が満載です。

付属のCDには、「ぐりとぐら」の中に出てくる数々の楽しいフレーズにメロディーをつけた歌が収録されています。ママがぐりとぐら博士になって、もっともっと子どもたちと「ぐりとぐら」の世界を楽しみましょう!

もっと「ぐりとぐら」を楽しみたい!

絵本だけでは物足りない!!という方必見。数少ない「ぐりとぐら」のグッズや、絵本の世界を体感できる場所まで、「ぐりとぐら」の楽しみ方をお伝えしましょう。

「ぐりとぐら」に出てくるおやつが食べたい!

ぐりとぐらのてづくりブック

「ぐりとぐら」に出てくるカステラや、「ぐりとぐらのおきゃくさま」に出てくるクリスマスケーキなど、子どもたちが大興奮するようなレシピの数々。全部作りたくなっちゃいますね。

「てづくりブック」ですが、載っているのはなにもお料理だけではありません。折り紙で作るぐりとぐらや、フェルトでできる指人形の型紙、「えほんのこばこ」という立体絵本までついてきます。

親子の手づくりを可愛く応援してくれる、「ぐりとぐら」がギュと詰まったステキな一冊です。

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ぐりとぐらのカステラが食べられるカフェ?!

みなさん「ぐりとぐら」を読んでいて、「こんなふかふかのカステラパンケーキを食べてみたいなぁ。」と思ったことが一度はあるのではないでしょうか。そんな願いを叶えてくれる夢のようなカフェが、実は日本全国にあるのです。中でも有名どころをご紹介。

・RusaRuka(ルサルカ)

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福岡と東京に3店舗を構える、知る人ぞ知るパンケーキ店。絵本に出てくるのと同じ、大きくてふかふかの「ぐりとぐらのホットケーキ」が食べられます。じっくり時間をかけて焼かれたパンケーキは、外はサクサク、中はふわふわ。

通常の大きさの約8枚分という驚きのサイズ感で、よりリアルに「ぐりとぐら」の世界観を体感できるパンケーキに仕上がっています。子どもたちとシェアして食べたいですね!きっといい思い出になるでしょう。

・ペンネンネネム

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大阪では超がつくほどの有名店である、絵本カフェ。オシャレな白木の扉の向こうには、壁一面に絵本が置かれ、いろんなぬいぐるみやオブジェに囲まれた夢のような世界が広がっています。

ここで一番人気のメニューというのが、「ぐりとぐらのパンケーキ」。鉄のフライパンでそのまま出てくるのは、口の中でとろけるような軽い食感のふわふわパンケーキです。
一緒にトレイの乗ってくる、ぐりとぐらの赤と青の帽子が遊び心満載。まるで、自分たちまで野ネズミになったような気分に。

「ぐりとぐら」関連グッズ

カルタ

ひらがなのお勉強に一役買ってくれるカルタ。文字に興味を持ち始める3歳頃から遊べるでしょう。「ぐりとぐら」の世界観はそのままに、リズミカルな文章とほのぼのとしたかれらの日常が描かれているキュートなカルタです。プレゼントにもオススメです。

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絵はがきの本

絵本に出てくる20の場面が絵ハガキになった本。額に入れて飾ってもよし、もちろん手紙を書いてもよし。だけど、使うのも惜しいくらいに可愛らしい。手紙をもらった相手がつい、頰を緩めてしまうようなほっこり温かいイラストがいいですね。

子どもが手紙を書くことに興味を持ったら、プレゼントしてみるのもいいかもしれません。

「ぐりとぐら」の作者が子育てをがんばる母たちに贈る本

子どもはみんな問題児

「ぐりとぐら」の作者である中川李枝子さんから、毎日一生懸命に子育てを頑張るママたちに向けて、気持ちが軽くなるような優しいメッセージがたくさん。育児書でもなく、エッセイでもなく、愛の指南書とでも言うような一冊。

保育者としてずっと子どもたちと向き合ってきた、中川さんだからこその言葉の数々に胸を打たれます。

「子どもはみんな問題児」という、母親なら誰しも大きく頷けるようなタイトルもそうですが、中を読んでみると「本当にその通り!」「なるほど!」「そうだよね!」と、自分の中から溢れ出てくる言葉は、驚嘆と共感の嵐。

育児に悩んでいる人はもちろん、育児を楽しんでいる人にもぜひ読んでほしい素晴らしい一冊です。

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「ぐりとぐら」は子どもの頃の気持ちに戻れる絵本

同じフレーズを一緒に口ずさみながら楽しそうに歩く、ぐりとぐら。お料理すること、食べることが大好きな、ぐりとぐら。仲間たちとワイワイ楽しむことが好きな、ぐりとぐら。
冒険やお出かけにいつもワクワクしている、ぐりとぐら。

「ぐりとぐら」を読んでいると、なんでも楽しむ子どもらしい野ネズミのふたりが、なんだか我が子たちと重なって見えてくる。そうして、「私も子どもの頃ってこうだったよなぁ。」と、遠い昔の記憶が蘇ってくるときがあります。

すると、子どもたちのちょっとした仕草や行動が、いつにも増して可愛く思えてきて、怒る気持ちや、なんだかイライラする気持ちもいつの間にか吹き飛んでいくから不思議です。

「子どもは、子どもらしくあれ。」という中川さんが描く絵本だからこそ、そんな風に感じられるのかもしれません。

上の息子はもうひとりで絵本を読むことができるので、読み聞かせをする機会もめっきり少なくなりました。その時間がどれだけ貴重なものだったか、と身にしみて感じている今日この頃。

たまに「読んで!」とおねだりされたときには、やっぱりちょっと嬉しくて、絵本タイムの心地よい幸せを噛みしめています。今は幼い子どもたちがいつかパパやママになったとき、「ぐりとぐら」を読んで過ごしていた私との穏やかな時間をふと思い出してくれる瞬間があったらいいな、なんて思いながら。