洗濯機のドライコースを使って自宅で簡単おしゃれ着洗い!

洗濯表示のこと、正しく知ってますか?

ドライクリーニングをしなければならないものが多い「おしゃれ着」。そもそもドライクリーニングって何なのでしょうか。まずは衣類の洗濯表示について、詳しく見てみましょう。

洗濯表示の表示方法が変わりました

「洗濯表示のことならきちんと知っている」という人も、もう一度確認してください。平成28年に、今までの洗濯表示の制度が変わりました

▼5つの基本記号に、強さや温度を表す不可記号がつくようになりました。


出典:消費者庁

ここの「クリーニングの種類」に書かれてあるように、「ドライクリーニング」のマーク(ドライマーク)のついている衣類が、「ドライクリーニング」の対象となる衣類です。

「ドライクリーニング」とはどんな意味?

洗濯表示の中にドライマークがあれば「ドライクリーニングができる」ということですが、ここで注意が必要です。洗濯機の「ドライコース」と衣類の洗濯表示「ドライクリーニング」は全くの別物!

洗濯表示の「ドライクリーニング」は、その名の通り「乾燥洗濯」の意味。工業ガソリンなど有機溶剤を使う洗濯方法で、基本的にクリーニング店でしか出来ないようになっています。

なぜそんな洗い方をするのか不思議ですよね。これは、水で洗うことで縮んでしまうような衣類(例えばウールやレーヨンなど)でも安心して洗えるようにするために編み出された洗濯方法なんです。

型崩れを防ぐ以外にも、皮脂やメイク汚れなどの油汚れを落とすのに有効というメリットがあります。しかし、実は汗や水溶性の汚れを落とすのには不向きなんです。
だから、汗汚れだけを落としたいのなら、自宅でおしゃれ着を洗う方法を覚えておくといいですね

「ドライクリーニング」と「ドライコース」の違い

洗濯機のドライコースは「ドライクリーニング」とは違うことが分かりましたか? では「ドライコース」とは具体的にどんなものなのでしょうか。

洗濯機の「ドライコース」はどんなもの?

これは、普通の洗濯コースと違い、自動的に弱い水流にして衣類同士が擦れたり絡まったりするのを防いでくれる機能のこと。そして、洗い方だけ考えれば普通の洗濯と同じ水洗いですから、汗汚れや水溶性のシミに対して力を発揮します。

ドライクリーニングでは汗の汚れは落とせません。汗の汚れは最初は無色でも、後々黄ばみの原因になってきますので、必ず水洗いをする必要があります。クリーニング店に持っていくと「ダブル洗い」「ウェット洗い」などという名前で「ドライクリーニング+水洗い」を勧められるのはこのせいなんですね!

かといって一度来ただけのおしゃれ着を毎回クリーニングに出すのはちょっと避けたいものですよね。衣類の特性と汚れの特性を見極めて、洗濯方法を賢く選びましょう!

どんな素材のものが洗えるの?

洗濯表示記号を見てみましょう。桶の中に「30」の文字があり、「洗濯機で弱い(非常に弱い)洗濯ができる」と書かれているマークのものなら、洗濯機の「ドライコース」で洗濯ができます。

例えばニットのセーターや「洗える着物」などもこれに該当します。もちろん商品によって異なりますので、ひとつひとつ表示をチェックするのは忘れないでくださいね!

▼「30」の文字と桶の下の線があるあどうか確認します

おしゃれ着洗いに使う洗剤は?

おしゃれ着洗いに普通の洗剤を使ってもいいの?

まず洗剤はどんなものを使えばいいのでしょうか。答えは簡単で、普通の中性洗剤でOKです。ですが、その中でも縮みや色落ちを防ぐことができる、おしゃれ着の専用洗剤を使ったほうがいいでしょう。

シリコンなど、衣類の繊維の周囲をコーティングする成分を含んでおり、衣類に対するダメージが最も少なくなっています。

▼ドライコース専用の洗剤を使うようにすると安全です

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▼プロも使っているという「プロウォッシュ」。口コミが高いです!


楽天市場

柔軟剤は必要?

柔軟剤は使っても使わなくても問題ありません。エマールなどのおしゃれ着洗い専用洗剤にはもともと柔軟剤成分も含まれていますので、加えて入れる必要はないです。

しかしニットのセーターなどは柔軟剤を使うことで静電気を抑えふっくら仕上がることにもなります。お好みでどうぞ!

手洗いでおしゃれ着洗いにチャレンジ!

おしゃれ着洗いには「手洗い」と「洗濯機」の二つがありますが、まずは手洗いでの洗濯の仕方について詳しく見ていきたいと思います。

手洗いでのおしゃれ着洗いの手順

手洗いの場合、このような流れで洗っていきます。

1.洗濯表示を確認
洗濯表示は「手洗いで洗えるマーク」がついているものを選びます。

▼洗い桶に「手」の入っているマークのものを選びます

2.洗い桶に水と洗濯液を入れ、畳んだ衣類を浸す
洗濯液はおしゃれ着洗い用のものを使いましょう。衣類を畳むときは、外側に汚れのある個所を出しておくと汚れ落ちが良くなります。

このとき、衣類が引っ掛からないようにファスナーやボタンは閉めるようにしておきます。また、汚れのひどい部分には前準備として原液をつけておくといいです。

3.ゴシゴシこすらないようにゆっくり「押し洗い」
こすり合うと衣類の繊維を傷めることに。「押し洗い」で、両手を使って全体を上から押すように優しく洗います。また、下着や薄いスカーフなどは水の中でふるふると揺らすように洗う「振り洗い」で。水につけすぎるのも逆に繊維を傷めますので早めに洗いましょう。

▼畳んで優しく「押し洗い」が基本です

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4.すすぎもスピーディに
すすぎは水を変えて2度ほど行います。洗う時と同じようなやりかたですすぎます。

5.脱水
脱水は決して絞ったりしてはいけません! ロール状にくるくる巻いたものを上から押さえつけるか、広げたタオルの上に置いてタオルドライするようにしましょう。

▼参考(ライオン公式サイト)
http://acron.lion.co.jp/basic/wash/

洗濯機でおしゃれ着洗いをしてみよう!

次に、洗濯機でのおしゃれ着洗いのやり方についてみていきます。

洗濯機でのおしゃれ着洗いは下準備をしっかりと!

手洗いの時とほぼ一緒ですが、機械を使う分だけ少し下準備をしておかないといけません。

1.洗濯表示の確認し、汚れをチェック
洗濯表示を確認し、洗濯機で洗えるかどうか確認したら、どこがどんな風に汚れているかをチェックします。もし襟や袖など汚れのひどい場所があれば、そこだけおしゃれ着洗いの洗剤(原液)をつけておきます。

2.ファスナーやボタンを閉じ、畳んで洗濯ネットに入れる
洗濯中に型崩れや引っ掛かったりしないように、ボタンやファスナーは閉じておくといいですね。それから、汚れている個所が表にくるようにして畳みましょう。汚れ落ちが良くなりますよ。

洗濯物は洗濯ネットの大きさにあわせて畳むようにして下さい。型崩れを防ぎます。装飾品のある洗濯物は裏返してたたみましょう。これだけでかなり洗濯中の衣類へのダメージを減らすことができます。

▼洗濯ネットに畳んで入れて、型崩れを防ぎます

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3.洗濯機のコースの設定
洗濯機は「ドライコース」など、おしゃれ着に適したコースにあらかじめ設定しておきます。「おしゃれ着洗いコース」「ソフトコース」など洗濯機メーカーによって表示が違いますので、取扱説明書で確認しておくといいですね。また、お湯の温度も注意が必要です。

洗濯の残り湯などは衣類が縮む元ですので、必ず30℃以下の水で洗うようにしましょう

▼コース設定を間違えないように! 事前に設定しておきましょう。

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干すときにも注意が必要

洗濯まで終わったら、ようやく干して終わり! となりますが、ここでも注意が必要です。最後まで気を抜かないで!

洗濯が終わったら形を整え直して陰干しで

ドライコースの洗濯は、型崩れやしわが寄るのを防ぐために脱水時間が短く設定してあります。ですから、洗濯が終わったらなるべく早く取り出し、形を整えて陰干しします。

▼手早く形を整えて、陰干ししましょう

洗濯用ネットを活用しよう!

せっかく洗濯に成功しても、吊るす際に形が崩れたのでは意味がないですよね。特に毛糸のセーターなど、陰干しの際に吊るすのではなく「平干し」した方がいいものも多いです。こういうもののために「平干しするネット」もあります。便利なので活用してください。

▼おしゃれ着洗いに活躍する、平干し用のネットもあります

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ドライコースの洗濯で、賢く衣類の管理を!

いかがでしたでしょうか。クリーニング店の「ドライクリーニング」と洗濯機の「ドライコース」とでは全く意味が違うんですね。ですが、お互い足りない部分を補い合うことができますし、自宅でドライマークの衣類が洗濯できるのはとても便利! 衣類を正しく管理するのにも役に立ちますから覚えておいて損はありませんよ。