おしゃれで機能的な北欧スタイルを取り入れて、心弾むキッチンへ

なぜ人気?北欧スタイルのキッチン

どう違う?北欧と日本のキッチン事情

日本で根強い人気がある北欧スタイルのキッチン。日本と北欧とでは気候や生活スタイルが違うのに、なぜ人気があるのでしょう?そこで、まずは日本と北欧のキッチン事情についてご紹介します。

日本のキッチン事情

日本では、家は住宅展示場を見学した後に「買う」ことが多く、その動きに伴って、キッチンメーカーは、より良い製品を作ろうと開発に開発を重ね、日本の「システムキッチン」は、どんどん工業製品化していきました。

でも、最近の日本のキッチン事情は、従来の「システムキッチン」から脱却しつつあるのだそう。そこには、日本の時代背景が関係しています。

日本は、バブル時代や不況、震災の経験を経て、キッチンにエンターテイメント性を求めたり、家族や友人との絆を大切にする動きが高まり、家族や友人とお家で過ごすことを楽しむために、「食べること」を重要視するようになりました。

レストランやカフェにいる雰囲気をお家で楽しむ、”内食ブーム”が起こったのは、記憶に新しいですよね。

また、現代の日本における住宅事情の変化も理由の1つで、最近は、部屋をきっちりと仕切らず、部屋と部屋を繋げて、空間を広く使うスタイルが人気。そうして確保したリビングの中心にキッチンがあることが、主流になっているのだそう。

それから、新築物件の、ありきたりなテイストのインテリアに飽き足らず、中古物件を購入し、自分好みにリノベーションするスタイルも増えていて、その結果、従来の「システムキッチン」ではなく、キッチンにこだわりを持ったり、オリジナル性を求めることが多くなっているようです。

北欧のキッチン事情

「北欧は税金が高いけど、その分福祉が手厚い」そういうイメージを持っている方も多いのでは?妊娠・出産にかかる費用や、小学校~大学までの教育費が無料などの、子育てに対する制度が、羨ましいくらい充実している北欧諸国。

その動きは、キッチンにも反映されているようです。例えば、食洗器。日本では普及率が3割くらいなのに対して、フィンランドでは、なんと約8割ものお家で使っているのだそう!

そこには、家事の時間を減らすことによって、女性の社会に出て働く時間を増やせるという考え方が。家事の時間を減らせる家電や道具を使うことと、政府が行う子育て対策とで、女性の労働率や出生率を上げているということなのです。

キッチンのスタイルとしては、キッチンとリビングが一緒になっているのがポピュラー。シンプルで洗練されたデザインと高い機能性を兼ね備えているのが特徴です。

また、インテリアにこだわる北欧では、度々キッチンをリニューアルして使っていることが多いそうですよ。

日本で北欧風キッチンが人気の理由

1番の人気の理由としては、北欧のキッチンの特徴である、シンプルで洗練されたデザインと高い機能性を兼ね備えていること。中でも、ノルウェーは世界トップクラスの技術を持っているんだとか。

木材などの天然素材を愛する北欧ならではの、木材を使ったナチュラルなキッチンは、昔から木の家に住んできた、私たち日本人にもなじみ深いもの。

それに、白やライトグレーなどの、色味を抑えながらも、北欧の長くて暗い冬を明るくするよう工夫された美しい色使いは、とっても魅力的ですよね。

それから、できるだけ「見せない」ために、収納が多いのもポイント。すっきりしていて、清潔感があります。ちなみに、北欧料理に欠かせないオーブンも、北欧のキッチンではビルトインのものが多いそうですよ。

北欧風キッチン実例集

白×パステルブルーが明るく、清潔感があって爽やかな印象のキッチン。家電に北欧デザインのカバーをかけたり、インテリアにも北欧らしさを出して。

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木の優しい雰囲気はそのままに、シックな印象を加えたスタイリッシュなキッチン。椅子やライトのセレクトで、北欧ならではのセンスの良さを表現しています。

こちらのキッチンは、なんと17年も前のものだそう!時代が変わっても色あせることのないデザイン性の高さは、北欧ならではのスタイル。

出典:SWEDEN HOME JAPAN

爽やかなブルーグリーンのキッチン。「見せない収納」で、清潔感とすっきりとした印象が叶えられています。飾り気のない、程よいエレガントさがおしゃれ。

出典:SWEDEN HOME JAPAN

森の中のログハウスを思わせるような、ぬくもりのあるキッチン。木の良さが全面に活かされています。レンガとの組み合わせも素敵ですよね。

おしゃれで、使える!北欧のキッチン雑貨

北欧雑貨の特徴

大自然に囲まれ、寒さが厳しく、暗い冬の時期が長い北欧。必然的に、外出するより家で過ごすことが多くなります。

そのため、北欧のデザイナーたちは、自然界をテーマとしたり、天然素材を使った作品や、家の中を明るく彩り、日常を快適なものにするための作品作りを得意としています。

そこには、自然と共に暮らし、大切にする姿があり、日本人の、良いものを長く大切に使いたいという考え方や、職人のクラフトマンシップに価値を感じるところに似ていると言えるでしょう。

シンプルでいて、おしゃれな独特の雰囲気を持つ北欧雑貨は、どこか懐かしくもあり、世代問わず人気があります。日本の家やインテリアにも、しっくりとなじみますよ。例えば、こちらの、日本の大正・昭和初期のガラスプレート。

どこか北欧を思わせるデザインだと思いませんか?

こちらの、日本の昭和レトロのような雰囲気を持つケトルは、フィンランドのFINEL(フィネル)というホーローメーカーの1970年代に作られたものの復刻版。

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おしゃれで、使える!キッチン雑貨が揃う北欧ブランド12選

キッチン同様、洗練されたデザインはもちろん、機能面でも優れている北欧のキッチン雑貨。中でも、特におすすめしたい北欧ブランドを、デザインやシリーズ別にご紹介します。

marimekko(マリメッコ)

日本でもおなじみの、世界中にファンを持つマリメッコ。マリメッコは、1951年にアルミ・ラティアが立ち上げた、フィンランドのデザインハウス。カラフルで印象に残る、大胆なデザインが特徴的ですよね。

そこには、「誰かのために振舞うのではなく、自分らしく生きて欲しい」との思いが込められているのだそう。

  • Vihkiruusu(ヴィヒキルース)

Vihkiruusuは、フィンランド語で”ウェディングローズ”を意味する、人気のデザイン。小さなブーケのようで可愛らしく、思わず、うっとりと眺めたくなります。こんなマグカップがあると、ティータイムがもっと楽しみになりますね♪

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  • Kestit (ケスティト)

Kestitは、フィンランド語で”楽しませる”という意味。大胆なデザインは、その名の通り、見ているだけで楽しくなりますよね。おやつを食べたり、ちょっとしたキッチン小物入れに使ったり。

小さめのプレートならではの、小回りの利いた使い方ができそうです。

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  • Pieni Unikko(ピエニ ウニッコ)

マリメッコを代表するデザインの1つ、Unikko(=ケシの花。Pieniは小さなという意味)。ミトンまでおしゃれにしてしまうのは、オーブン料理をよく作る北欧ならではですね。

使わない時も、ぜひキッチンに飾っておきたい可愛らしさです。

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iittala(イッタラ)

1881年、フィンランドにあるイッタラ村の小さなガラス工場からスタートしたiittala。高いクオリティを追求し、個性的でありながらも、使いやすく、飽きることのないデザインにこだわりを持つiittalaは、いわば、美しさと機能性のパイオニア。

熟練した職人と、革命的なデザイナーたちが生み出す作品は、丈夫で、独特の美しさを放ち、世界中の人たちを虜にしています。

  • Kastehelmi(カステヘルミ)

Kastehelmiとは、フィンランド語で”露のしずく”を意味しています。1964年に、デザイナーのオイバ・トイッカが、朝露にインスピレーションを得てデザインしたのだそう。

露のようにみずみずしく、繊細なデコレーションは、思わずため息が出てしまうような美しさ。

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  • Origo(オリゴ)

1999年、アルゼンチン出身のアルフレッド・ハベリがデザインした、ラテン語で”中心”という意味を持つ、カラフルなストライプが印象的なOrigo。パキっとした明るい色使いとは対照的な、丸みを帯びた優しいフォルム。見るたびに新鮮で、作品の面白さを感じさせます。

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KLPPAN(クリッパン)

1879年創業の、ブランケットで有名な、スウェーデンの老舗ブランドKLPPAN。世界中で愛される人気の理由は、高い品質と伝統的な技術、それに北欧のデザイナーたちによるモダンなデザイン。

いろんな使い道があって、おすすめなのがKLPPANのキッチンタオル。こちらの”ストライプス”は、どんな世代からも愛される、飽きのこないデザイン。また、丈夫な厚手のキャンバス地なので、普段使いにもぴったり。

食器や手を拭くだけでなく、ランチョンマットやテーブルセンターとして使えば、テーブルが一気に華やかに。キッチンのちょっとした目隠しにも使えますね。

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北欧を代表するデザインの1つ”キャンディ”のエプロン。カラフルで可愛らしく、着けると家事のテンションが上がりそうですね♪また、着心地が良く、吸水性・耐久性に優れた素材なので、長く愛用することができます。

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ARABIA(アラビア)

1873年、スウェーデンのロールストランド社が、フィンランドのアラビア地区に製陶所を設立したのが、ARABIAのはじまり。

その後、ロールストランド社から独立し、優れた作家やデザイナーたちの独創的なアイデアや手腕によって、フィンランドの陶芸界を代表するブランドへと発展してきました。

そして、今もなお、厳しい品質管理のもと、芸術的な作品を世界中に送り出し続けています。

  • 24h Tuokio(24h トゥオキオ)

Tuokioとは、フィンランド語で”つかの間”を意味します。まるで日本の藍染を思わせる、コントラストの美しいパターンをデザインしたのは、ヘルシンキを拠点に活動している、ヘロリンネ&カッリオ。

和・洋・中と、あらゆるジャンルの料理にマッチするので、いろんなシーンで活躍します。まさに、大切な人と一緒にいる”つかの間”のひとときに使いたくなるシリーズです。

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・Esteri(エステリ)

ARABIA社が100周年を迎えた1973年に、わずか1年だけのリリースだったのが、復刻版としてよみがえったEsteri。美しいパターンデザインは、ARABIAの装飾デザイナーとして長い間活躍し、ARABIAを支えてきたエステリ・トムラが手がけたもの。

復刻した背景には、エステリ・トムラに対する敬意も込められているそうですよ。パンやフルーツを、何気なく”乗せただけ”でもサマになるデザインは、日常をちょっとリッチな気分にさせてくれます。

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FIGGIJO(フィッギオ)

1941年、ノルウェー生まれの陶器メーカー、FIGGIJO。あったかくて心が和むような、どこか懐かしい雰囲気の作風です。高い品質と耐久性に優れていることから、世界中のレストランやホテルからも信頼され、使われているそう。

そんなFIGGIJOの検品作業には「出来上がった製品をハンマーで叩いて、投げながら重ねていく」工程が!ちょっとびっくりですよね。でも、それだけ高い品質と耐久性に自信を持っている表れなのでしょう。

ちなみに、検品中に割れてしまったものは再利用するなどして、環境保全にも取り組んでいるのだそうですよ。

  • MONS(モンス)

出典:Rakuten LUNE D’EAU

可愛らしい猫たちが見え隠れする、ぬくもりのあるデザイン。おすまししていたり、やんちゃっぽかったり、そんな猫たちの表情に、思わずにっこりとしてしまいます。丈夫なので、子供用の食器としても。ギフトにも喜ばれそうですね。

お皿の中の猫見たさに、子供の好き嫌いがなくなっちゃうかも?!

almedahls(アルメダールス)

スウェーデンの老舗テキスタイルメーカー、almedahls。1846年、H.H.Wesslauが、スウェーデンのイェーテボリ郊外にあった紡績工場を買収したことがきっかけとなり、2年後の1848年、正式にalmedahls社を立ち上げます。

その後、リネンの紡績工場として発展し、業界内の競い合いが激しくなってくる1950年代には、北欧の有名デザイナーたちを起用するようになります。

almedahlsが作り上げる製品は、人や動物、食材など、身近にあるものをテーマにしたデザインが多く、北欧らしさがギュッと凝縮された、どれもデザイン性の高いものばかり。

  • Pomona(ポモナ)

”りんご”を意味するPomona。りんご飴みたいで、親しみを感じさせる可愛らしいデザインは、なんと60年以上も前にデザインされたものなのだそうですよ!キッチンにディスプレイすれば、まるでアート作品のよう。

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  • Persons kryddskåp(パーションズ クリッドスコープ)

スウェーデン語で”パーション家のスパイス棚”という意味のPersons kryddskåp。有名な陶芸家のスパイスポットからインスピレーションを得てデザインされたものなのだそう。

1955年に登場してから今まで、ずっと愛され続けている人気のデザインです。

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majamoo(マヤムー)

高品質で機能的なデザインが特徴の、フィンランドのテーブルウエアブランドmajamooは、デザイナーのヤニ・マルティカイネンが、ヘルシンキ工業大学の学生時代にデザインコンペで注目の的となったのが、はじまり。

majamooを代表する作品の、独特の美しい曲線でかたどられた白樺のポットスタンドは、ヘルシンキのデザインミュージアムや、ニューヨークのMOMAでも紹介されています。

ポットスタンドとしてだけではなく、使わない時はモダンアート作品として飾っても。

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こちらは、安定感と持ちやすさにもこだわって作られたトレイ。和モダンな雰囲気にも違和感なくマッチしますね。ちょっとした、おもてなしにも活躍しそう。

ちなみに、材料である白樺は、太陽の光が差す明るいところでしか育たないことから、”喜びの木”とも言われているそうですよ。

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Finlayson(フィンレイソン)

フィンランドで最も歴史が長いとされる、老舗テキスタイルブランドFinlayson。フィンランドではどの家庭にもあるといっても良いほど、国民に愛され、信頼されているブランドです。

伝統的な人気の柄だけでなく、トレンドを意識した柄まで、多彩な作品が揃っています。

  • CORONNA(コロナ)


1958年にデザインされたFinlaysonを代表するデザインの1つ、CORONNA。
現代においてもスタイリッシュさを感じさせるシャープなデザインが、キッチンやテーブルをキリっと引き締めてくれます。

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  • ELEFANTTI(エレファンティ)

こちらもFinlaysonの代表的な柄の1つの、1969年に発表されたELEFANTTI。子供も喜びそうな、可愛らしさですよね。幸せの象徴ともされるカラフルなゾウさんたちが、キッチンやテーブルをにぎやかに彩ります。

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Lotta Kuhlhorn(ロッタ・キューホルン)

スゥエーデンの代表的クリエイターの1人、ロッタ・キューホルン。レトロで、あたたかな雰囲気のデザインを得意とする、グラフィックデザイナーです。シンプルでいておしゃれな、独特のデザインのテーブルウエアは、きっと毎日使いたくなりますよ!

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Flying Tiger Copenhagen(フライングタイガーコペンハーゲン)

デンマーク発祥のFlying Tiger Copenhagenは、毎日が楽しくなるような、カラフルでユニークなデザインが特徴的。デザイン性の高い北欧雑貨を、リーズナブルな価格で手軽に揃えることができるので、日本でも大人気ですよね。

出典:flying tiger copenhagen

こちらのティーポット”Tea Bird(ティーバード)”は、国際的なデザイン賞を受賞した作品の1つ。オリエンタルなデザインで、和の雰囲気にもぴったりです。

IKEA(イケア)

スウェーデン発祥のIKEAは、手の届きやすい身近な北欧ブランドとして、日本でもおなじみですよね。種類豊富なので、ストアに行くたびにワクワク、新しい発見があります。

  • FÖRFRISKNING(フォルフリスクニング)

出典:IKEA

おしゃれなドリンクディスペンサーも、IKEA価格なら取り入れやすいですよね。ほっとするような、懐かしい感じのデザイン。みんなが集まるシーンにも活躍しそうです。

  • OSTBIT(オストビット)

出典:IKEA

まるで、北欧の大自然を思わせるデザイン。お気に入りのマグカップをかけておくのにぴったり♪場所を取らないのも嬉しいですよね。

北欧風のキッチンにして素敵な空間に

幸福な国ランキングで、いつも上位を占める北欧諸国。きっと、北欧独自の、あたたかで機能性の高いキッチンがあることも、幸せを感じる理由の1つなのだと思います。

私にとって北欧デザインは、慌ただしい毎日にワクワクをくれたり、ほっと一息つかせてくれる不思議な魅力を持った、キッチンになくてはならない存在。よかったら、今回ご紹介した内容を参考に、北欧スタイルのキッチンやキッチン雑貨に、見て、触れてみてくださいね。