プラバンアクセサリー持っていますか?
子どもの頃、夢中でプラバン(プラスチック板)工作をしたオトナ女子の方は意外と多いと思います。最近は、そんな方々がママになり、お子さまと一緒にアクセサリー作りを楽しむ方も増えているってご存じですか?
手芸アプリやハンドメイドサイトなどでプラバンアクセサリーを購入することもできますが、今回は夏休みの工作にもぴったりなプラバン指輪をハンドメイドしたい方に作り方やポイントをご紹介します。
プラバンアクセサリーとは
プラバン(プラスチック板)に好きな絵や色、モチーフを描いて、好きな形に作るアクセサリーのことです。材料となるプラバンは100円SHOPや通販サイトなどで簡単に購入ができます。最近はプラバンの種類も豊富で、透明や半透明、白、蓄光タイプなどがあり、その中から仕上がりイメージに合う材料をセレクト。また、指輪の台座、仕上げに使うレジンなど、ほとんどの材料を100円SHOPで揃えることができますよ。
プラバンアクセサリーは指輪、ピアス、ヘアゴムなど種類が豊富
基本の作り方を覚えれば、応用で様々なプラバンアクセサリー作りを楽しむことができます。同じデザインの指輪とピアス、ヘアゴムとヘアピンなど、自分だけのコーディネートを楽しめそうですね。どこにも売っていないオリジナルアクセサリーをお友達にプレゼントしても喜ばれること間違いなし♪
プラバンアクセサリーを作ってみましょう!
では、さっそく基本のプラバン指輪の作り方をご紹介します。
基本の作り方
事前に用意するもの
–材料—
- プラバン
- 油性マジック(柄、色付けに使うもの)
–必要な道具—
- はさみやカッター
- ネイルバッファや目の細かいやすり
- 指と同サイズと筒状のもの(太マジックなど)
- アルミホイル
- トースター
- 軍手や割りばし(熱したプラバンを直接触ると危険です)
基本のプラバン指輪の作り方
- プラバンをカット
- 模様やデザインモチーフを描く
- トースターで焼き固める
- トースターから取り出して成型
- 冷まして完成。
自分の指のサイズに合わせて、プラバンをカット。プラバンはそれぞれ収縮率がパッケージに記載さています。予め収縮率に合わせてサイズを計算しましょう。切り口はネイルバッファなど目の細かいやすりで磨いておくときれいに仕上がります。
プラバンの縮小率を考えて、柄のサイズや着彩の濃さを調整します。色は縮小すると濃くなるので、初めから濃く塗りすぎないのも大切なポイント。
アルミホイルはあらかじめくしゃくしゃにしてプラバンとぴったり接地しないようにします。アルミホイルにくっつくと取り出しにくいので、アルミホイルの上へクッキングシートを使うこともおススメです。
プラバンが熱いうちに予め作りたい指輪と同サイズのガイドとなるもの(太マジックなど)に巻き付けて丸く指輪の形に成形。
マスキングテープも使える♪
自分で絵を書くのはちょっと…という場合は、マスキングテープを使ってみるのはいかがですか?
市販の指輪の台座にプラバンで作ったパーツを接着するタイプの指輪の作り方を見てみましょう!
–材料—
- プラバン
- 油性マジックなど(柄、色付けに使うもの)
- マスキングテープ
- トップコートorレジン液
–作り方—
- まずは好きな形にプラバンをカット。
- オーブントースターで焼き固める。
- 平らなもので挟んで成形。(クッキングペーパーを仕込んだ少し重みのある本など)
- 丁寧にマスキングテープを貼り付ける。(余分なところはカッターで丁寧にカット。)
- ネイル用のトップコートを塗る。レジン液でもOK!(マスキングテープの剥がれ防止になります。)
- 指輪の台座にプラバンで作ったパーツを接着して完成。
イラストを印刷したいときは、インクジェット用プラバンが活躍!
このデザインで作りたい!という画像や写真があるなら、インクジェットプラバンに印刷するのも1つの方法です。
–材料—
- インクジェットプラバン
–作り方—
- 好きなデザインや画像を印刷。
- インクが乾くまでは乾かす。
- あとは基本の手順と同様に、プラバンをカットして焼き固めます。絵を描く手間が省けますよ♪
お気に入りの布を使っても◎
小花柄や幾何学柄などお気に入りの布を使ったり、お洋服と同じで作ってもいいですね。
–材料—
- プラバン
- 油性マジックなど(柄、色付けに使うもの)
- デコパージュ
- レジン液
- 爪楊枝(レジン液を広げます)
–作り方—
- ~3.まではマスキングテープの作り方と同じ。
- 焼き固めたプラバンにデコパージュ液を薄くつけて布に貼り付ける。
- 完全に乾いたら余分な布をカット。
- もう一度布の上からデコパージュ液を塗り、乾燥させる。
- 布側から薄くレジン液を塗って乾かす。
- 布が貼られていない方のプラバンにレジン液を塗ります。(塗っては乾かすを何度か繰り返し、お好みのぷっくり具合に仕上げる。)
- 完全に乾いたら、指輪の台座にパーツを接着。
(布は表面をプラバンに貼り付けます)
こだわり上級者さんならひと手間プラス♪
もっとかわいいものを作りたい!というあなたには、さらにひと手間加えてみるのをおすすめします。材料を変えてみたり、ちょっとしたアイテムが加わるだけでプロ顔負けの出来になりますよ♪
アクリル絵の具、ポスカをプラス
基本の指輪では油性マジックでの色付けをご紹介しましたが、ポスカやアクリル絵の具を使うと、より鮮やかでポップな表現が思いのままに!ワンランク上の仕上がりを楽しんでください♪
ポスカもアクリル絵具もプラバンを焼き固めた後に柄を描いていきます。ポスカはすぐに使えて、ほかの道具が不要という使いやすさがなによりのメリット!ただし色を混ぜることには不向きで、色味が濃くなる傾向があるので注意してくださいね。色を混ぜたり、濃さの調整がしたいならアクリル絵具の方がおすすめです。色がにじんだり混ざらないようにするためには、1色塗ったら乾くまで待つことも大切なポイントです。
レジンをプラス
仕上がりをツヤツヤぷっくりとした可愛らしいフォルムにしたいなら、UVレジン液での仕上げがおすすめ。柄のはがれ防止にもなりますよ。UVライトがない場合でも、自然光で硬化できあす!基本の指輪作りに慣れてきたら、ぜひレジン液にも挑戦してみましょう。
上級者になったら立体プラバン指輪もおススメ
マスキングテープや布でプラバン指輪パーツを作るときに、平らなものに挟んで成形する工程がありますよね。その作り方でももちろんかわいいけど、お花など立体的なものだってプラバンで作れるんですよ。基本の作り方と同じようにトースターで熱したあと、軍手をつけた手で好きな形に成形しましょう!やけどのないように注意をお忘れなく!
プラバン指輪をきれいに作る大切なポイントについてご紹介します。
形を上手に作るためには
トースターの余熱はマスト
トースターの温度を200℃〜220℃で余熱し、余熱完了したら2分〜2分半程度焼くと綺麗に仕上がります。機器によって最適な温度、時間には違いがあります。焼き上がりを見ながら調整してみてくださいね。
収縮率は要チェック!
プラバンはメーカーごとに収縮率が違うので、パッケージをよく確認することが必要!100%ではありませんが、しっかり計算することできれいに仕上がりますよ。細かく計算しなくても、ざっくり計算でOK!
プラバンの厚さもセレクト
プラバンには厚さの種類もあることをご存じですか?作るものに合わせて、厚さを変えることも大切ですよ。薄いと焼くときに丸まりやすいので、細長いものを作るときには厚みがあるほうが向いています。厚いと少し切りにくいですが、少し厚めの0.4mmを使うと丸まりにくいです。
熱いうちにしっかりプレスor成形
焼き上げるときに丸まってしまっても、熱いうちなら何度でも離したり、焼き直しできますよ。冷え固まる前にしっかり成形しましょう。
色付けのポイント
色の濃さは思っているより薄めでOK
サイズが縮むと同時に色も凝縮され濃くなります。想像しているよりも薄めに着色するとちょうどいいですよ。薄めに着色したい時には、色鉛筆やパステルの使用もおすすめです。
ポスカは裏面、表面で塗り分けるとプロっぽい
ポスカで柄を描いていくときは、ベース色と柄を表裏で描き分けるのがおすすめ。柄の影が出て、立体感が生まれますよ。
子どもと一緒に作るときの注意点
加熱時は目を離さないように
プラバンを熱している時は、トースターの中で曲がったり、縮んだりその現象がとっても面白くて興味深いですよね。お子さんもそんな変化に釘付けになるはず。
軍手は忘れずに
思わず急いで触りたくなる時もありますが、高温に熱したプラバンはとっても危険です。
端や破片などに注意
ハサミやカッターでプラバンをカットした後の工程として、ネイルバッファや目の細かいヤスリで磨きます。仕上がりの美しさのためにはもちろん、ささくれでのケガ防止のためでもあります。
プラバン作りの前に、お子さまとルールの確認をすることも大切ですね。
プラバンを使って親子で可愛いリングをつくろう!
ここまで色々なプラバン指輪の作り方をみてきましたが、作ってみたい指輪はみつかりましたか?プラバン指輪は工夫しだいで、いろいろなデザインや仕上がりが楽しめます。最初はうまく作れなくても、何度か作るうちにコツや作りたいデザインが見つかるはず☆
まずは基本の指輪から作ってみてくださいね♪これからの梅雨の季節、お子さまとのお家遊びのひとつや、夏休みの工作に取り入れてもよさそうですね。ぜひ、世界にひとつだけのオリジナルプラバン指輪作り、楽しんください♪