知ってる?ベビーリングの由来や意味
話題のベビーリング、赤ちゃんの小さな手にキラリと輝くのがとてもかわいいですよね。くわえてフォトジェニック。
石が付いていたり、リング部分のデザインが凝っていたりと、ベビー用ながらクオリティもどんどん急上昇中なんです。
それだけでも気になる存在のベビーリングですが、由来や意味が分かるとさらに魅力が増しますよ♪
こんなときベビーリングを贈ろう

プレゼントにぴったりのベビーリングですが、次のようなときに贈られることが多いようです。
- 誕生時や1歳の誕生祝で パパやママから赤ちゃんへ
- 出産の感謝を込めて パパからママへ
- 親しい間柄で 出産祝いや誕生祝い
私も自分の息子を出産したときにオーダーしました。誕生石をセッティングしてもらい、イニシャルを刻印して大切に保管しています。
友人の出産祝いにプレゼントしたこともあります。ただ、ベビーリングはお誕生に関する記念品なので、先方が必要に思うかどうかも確認するといいでしょう。
ベビーリングはこうやって楽しむ!
実際に赤ちゃんの指にはめて日常使いするものではないのですが、楽しみ方は色々。ママと赤ちゃんの思い出に、日頃のおまもりに、使い道はたくさんありますよ。
こちらはニューボーンフォトを撮影するときに赤ちゃんに着けてあげています。新生児ならではの、お腹の中にいるような仕草や表情の中に、ちょっと背伸びしたリングがひときわ光りますね。
もちろん1歳のお誕生日などのときにも使えますが、動きの少ない新生児の頃のほうが写真に撮りやすいというお話も聞きます。綺麗な写真が残せたら、最高の記念になりますね☆

ネックレスのトップに仕立ててママが身に着けるという方法も◎いつも赤ちゃんと一緒にいるママが代わりに着けているようなイメージですね。
小さなリングはさりげないジュエリーにぴったり。最近はこうして楽しむママが増えてきたこともあり、ベビーリングにネックレス用チェーンが付属していることもあります。
メーカーやブランドによりますが、ネックレスとして着けたい場合は選ぶポイントになりますね。

赤ちゃんのためのリングだから、大切にとっておくという方法も。20歳になったら大人の証として、改めてプレゼントするというアイデアです。
あなたが生まれたときに用意したジュエリーなんだよ、と渡してあげたら親子ともに感慨深いでしょうね。長年綺麗に保つためにも、素材選びもこだわりたいところです。
ベビーリングの歴史を見てみよう
そもそもベビーリングとは何なのでしょう。一般的には、中世ヨーロッパの伝承が元になっていると言われています。
「銀のスプーンを持つ子は一生食べ物に困らない、幸せになる」という言い伝えがあり、当時は生まれたばかりの赤ちゃんに銀製のスプーンをプレゼントする風習があったとか。

そのスプーンが様々に転じてアクセサリーとなり、身に着けやすいリングに落ち着いたという説が有力なんです。
現在でもその言い伝えにならって、刻印入りのスプーンをオーダーできるお店もあります。食器なので、お食い初めの頃にプレゼントするというケースも多いそうですよ♪

ベビーリングが赤ちゃんへの贈り物として定着したのは、身に着けやすいこと以上に誕生石との組み合わせも一役買っているようです。
誕生月に合わせた宝石を身に着けると、おまもりになったり幸せになると言われているので、今では誕生石付きのリングが人気になっています。
ママがネックレスとして身に着けるのも、赤ちゃんのおまもりとしてぴったりですし、誕生石が付いているとアクセントになりますよね♪
選ぶときに知っておきたい 誕生石と素材

ベビーリングには赤ちゃんの幸せを願う意味が込められています。そこにはめ込む誕生石ももちろん幸福を願ってのもの。ぴったりの誕生石を選んであげましょう。
また、長い間身に着けたり保管したりするうえでリングの素材もとても重要です。長持ちする素材ならママも赤ちゃんも安心。特性に合わせて選んでみてくださいね。
誕生石のはじまり

誕生石は遡れば旧約聖書・新約聖書の記述に由来があるとする説もありますが、翻訳方法により内容が明確でないため、実際のところは不明とされています。
商業的な側面のある通説ですが、1900年代はじめころ、アメリカの宝石商が月毎に宝石を定めたものが世界に広まったのが現在の誕生石の起源となったのこと。
そこから各国で少しずつアレンジされて今でも楽しまれているんですよ。
海外と違うって知ってた?日本の誕生石

日本では、アメリカで作られた誕生石にサンゴやヒスイなど日本人に馴染みの深い宝石を加えたものが広まっています。「誕生石」といっても国によって違うんですね。
現在の日本の誕生石を一覧でご紹介します。プレゼントしたい月に注目してみてくださいね。
※誕生石の配置には諸説あり、メーカーやブランドにより異なる場合があります。
※宝石の持つ代表的な力や意味を(括弧)で記載しています。
1月 ガーネット(真実・友愛・忠実)

2月 アメジスト(誠実・心の平和)

3月 アクアマリン、ブラッドストーン、サンゴ(沈着・勇敢・聡明)

写真はK10にセッティングしたアクアマリンです。
4月 ダイヤモンド(清純無垢)

5月 エメラルド、ヒスイ輝石(幸運・幸福)

写真はエメラルドです。
6月 ムーンストーン、パール(健康・富・長寿)

写真はムーンストーンです。
7月 ルビー(熱情・仁愛・威厳)

8月 ペリドット、サードニクス(夫婦の幸福・和合)

9月 サファイア(慈愛・誠実・徳望)

10月 オパール、トルマリン(歓喜・安楽・忍耐)

写真はオパールです。
11月 トパーズ、シトリン(友情・希望・潔白)

写真はブルートパーズです。
12月 トルコ石・ラピスラズリ・タンザナイト(成功)

写真はタンザナイトです。
ベビーリングに最適な素材って?

様々な用途があるベビーリング。できれば長く楽しみたいですよね。ジュエリーの寿命は土台となる素材が大きく関係してくるので、しっかり選びたいところ。
誕生石をセッティングする場合は、石の色味との相性も重要なポイントになります。
宝石にはやっぱり 《プラチナ》

いつまでも変わらない輝きから、結婚指輪や婚約指輪などに使われているプラチナ。赤ちゃんの成長に寄り添い、ずっと大切にしたいベビーリングにも選ばれる素材です。
明るすぎない色味で、どんな誕生石もしっくりくる万能さも嬉しいポイント。ですがプラチナは高価なので、予算が限られている場合は要注意です。
ジュエリーといえば 《金・ゴールドフィルド》

定番のゴールドもはずせません。変質しにくく、強度もあるため、多くのジュエリーに用いられています。淡い黄色をたたえた上品な色合いで、赤ちゃんにもママにも着けやすいのが◎。
レッド系やイエロー系の誕生石と合わせると華やかな印象に、ホワイト系やブルー系の誕生石と合わせるとコントラストが際立つオシャレな印象にと、組み合わせを考えるのも楽しいですね。
プラチナ同様、高価な素材ですが、最近はコーティング技術が向上しゴールドの輝きを手軽に楽しめるようになりました。
耐久性と比較的手に入りやすい価格帯で人気なのがK14GF(ゴールドフィルド、真鍮などに14金でコーティングしたもの)です。メッキよりもさらに厚い層でコーティングしているので、とても丈夫と評判です。
起源そのもの 《銀・銀メッキ》
光の角度によっては純白に輝くシルバー。ベビーリングのそもそもの由来がシルバースプーンなので、その由緒から選ぶ方も多い素材です。
プラチナやゴールドに比べて傷やくすみが出やすいのが難点ですが、そのぶん価格は下がります。あまり身に着ける予定がない場合はシルバーで十分かもしれません。
ブルー系やホワイト系などの誕生石と組み合わせると、澄んだ輝きが一層引き立ちます。
かわいいベビーリングに出会おう♪ おすすめブランド5選
たくさんのベビーリングが販売されていますが、そのデザインはブランドにより様々。用途や込める想いに合わせて、ファーストジュエリーにふさわしい一品を選んであげたいですよね。
ここでは、ベビーリングを扱うブランドの中から、デザインやコンセプトがキラリと光る5つのブランドをピックアップ。我が子に、また出産祝いのプレゼントに、贈りたいベビーリングを見つけてくださいね。
洗練された美しいライン “agete(アガット)”
タイトなシルエットにモダンな空気をまとった、上品シンプルなデザインが揃うアガット。ゴールドカラーが際立つ潔いラインに、天然石や個性的なモチーフを組み合わせた程よいこなれ感が女性の支持を集めます。
ベビーリングは誕生石を引き立てるデザインが印象的。シンプルだからアレンジがききやすく、プレゼントにもぴったりです。
楽天市場
Yahoo!ショッピング
シンプルに天然石を楽しむ

無駄のないシンプルなベビーリングの主役は誕生石。小さくても、シンプルゆえの力強さがあるので存在感がありますよ。
こちらは11月の誕生石・シトリンのベビーリング。誕生石を留めている爪の形にご注目。横から見たときにも石の透明感や輝きが楽しめるデザインになっています。
どんな誕生石でも引き立てるシンプルリングです。
ネックレスにしても◎

ネックレスチェーンに通すだけで簡単にネックレスも楽しめます。横から見たときの美しいカット・爪が際立ちますね。
こちらは8月の誕生石・ペリドットを、ママの名前のネームチャームと合わせています。お子様とママの気持ちがいつまでも寄り添っていられたら、という願いが込められているそう。
はじめての《おそろい》マザーリングも

アガットにはベビーリングとおそろいの《マザーリング》もあります。細身のデザインなら、他のアクセサリーとの組み合わせも楽しめますし、指輪の重ねづけもできちゃいますね。
ママの誕生石はもちろん、お子様の誕生石を一緒に着けるのも親子の絆が感じられて素敵。パパからのプレゼントにもぴったりですよ。
オーダージュエリーなら “K.UNO(ケイウノ)”
老舗ジュエラーのケイウノ。好みのデザインを一から作り上げてくれる、結婚指輪・婚約指輪のオーダーメイドで有名ですよね。
そんなケイウノが手掛けるベビーリングは、オーダーメイドはもちろん、お子様への愛情がたっぷり込められたハートフルなデザインが豊富に揃います。
揺れるデザインが新しい

こちらは揺れるハートチャームが印象的なリング。ベビーリングは小さいので刻印できる文字や数字は限られていますが、ケイウノでは希望の文字をデザインしてチャームに彫ってくれます。
細かな要望も聞いてチャームをカスタマイズできるのは、オーダーメイドを数多く引き受けてきたケイウノならでは。世界に一つだけのプレゼントを作ることが出来ますよ。
エターナルデザインに願いを込めて
幸せの実をイメージしたゴールドの珠がぐるりと一周つながったエタニティ・エターナルデザイン。永遠などの意味が込められたデザインで、結婚指輪などにも見られるものですね。赤ちゃんの幸せがずっと続きますようにとの願いが込められています。
こちらのデザインは、実はよく見ると珠のなかに7つの星が散りばめられているんです!「7」にちなんだお誕生日やお名前の赤ちゃんにも◎。小さなリングにたくさんの意味が込められています。
こだわりのデザインを形に
ピンクトルマリンを守るように彫られたひよこちゃんがかわいい♡パパがお子様を見たときに小さなひよこちゃんを思い浮かべたことから、オーダーで作られたそう。
誕生石の選定からモチーフのオーダーまで、店舗のコンシェルジュやクラフトマンが細かな相談に乗ってくれます。お子様のためのファーストジュエリーにこだわりを込めたい方におすすめです。
ママがつくるベビーリング “Laetitia(ラエティティア)”

ジュエリーデザイナーのママが、自身のお子様のためにデザインしたのが、ラエティティアのベビーリングのはじまり。「我が子に贈る」というベースに基づいたコンセプトに、ママの共感が集まっています。
ベビージュエリーには珍しく、男の子向けのデザインもラインナップ。こんなデザイン探してた!がきっと見つかるブランドです。
家族をつなぐまんまるリング
家族の絆をイメージした、まんまる輪っかのベビーリング。赤ちゃんを迎えた家族が、さらにつながりを深めて幸せになりますように、と願いを込めたデザインです。

しっかり厚みのあるリングに、小さな誕生石がさりげなくキラリ。ネックレスにしたときにも誕生石を忍ばせたようなデザインになります。
男の子にもファーストジュエリーを
ベビーリングは女の子のものだけじゃありません。男の子の誕生を祝いたいし、ママの記念にも欲しい!そんな要望を叶えるリングがあります。

横から見ると、爪と台座で蝶ネクタイを形作っています。一家の王子様にぴったりのデザインですね。誕生石が主役の、華やかな印象です。
幸せをそっと結ぶリング

蝶ネクタイデザインの男の子リングに対して、こちらはリボンが優しい印象の女の子向けベビーリングです。家族の絆を《結ぶ》という意味が込められたデザイン。
ふんわり、きゅっと結んだフォルムが家族のしなやかな繋がりを思わせる、あたたかみのある雰囲気ですね。
生まれたその日を大切に想う

赤ちゃんの誕生で、家族がひとつになる・Oneという意味を込めた、ぷっくりまあるいデザイン。つるりとした質感で、ネックレストップにもぴったり!
ラエティティアではリングの素材に合わせたネックレスチェーンを同時に購入することができます。ママが代わりに楽しむときにも便利ですね。
愛情溢れるデザイン “UMBILICAL CORD(アンビリカルコード)”
ぐるりとねじったラインが印象的なアンビリカルコード。ブランド名にもなっているそのモチーフは、なんと《へその緒》!
ママと赤ちゃんを繋ぐ大切なへその緒をリングにデザインすることで、親子のあたたかい絆を表したジュエリーが揃います。
ママと赤ちゃんをつなぐモチーフ
アンビリカルコードのベーシックデザイン。へその緒リングに誕生石が光ります。丸い台座で留められているので、ほんわかした雰囲気に仕上がっていますね。

定番のへその緒デザインは存在感があるものの細身なので、他のリングとの重ねづけもしやすいのが嬉しいポイント。
大人サイズのマムリングは赤ちゃんのベビーリングと同時にオーダーできるので、同じときからおそろいを楽しめますよ。
ずっと笑顔でいてほしいから

アンビリカルコードではニコちゃんマークを刻印することができます。裏側にさりげない笑顔があると、見えるたびにママの頬が緩んでしまいそう。
ママがニコニコしていると赤ちゃんもきっとニコニコ。そんな優しい想いが詰まったデザインです。
ハッピーアイコンでかわいく願いを込めよう

こちらは、産院でママと赤ちゃんを繋ぐ役割を担う《ネームバンド》をモチーフにしたベビーリングです。生まれたばかりの頃の思い出とともに、ジュエリーとして残すことが出来たら、素敵な記念になりますね。
さきほどご紹介したニコちゃんはもちろん、この写真のリボンやスターも愛らしく人気とのこと。誕生石との相性も見ながら選びたいですね。
北欧から届いた幸せの形 “BlåCykel(ブラシュケル)”
もともと銀座に店舗を構えていたジュエラーが、北欧の色・形・雰囲気に魅せられて作り上げた和製北欧ブランド、ブラシュケル。北欧の神話や言い伝えに題材をとった、オリジナリティ溢れるジュエリーが揃います。
結婚指輪などを多く手掛けてきたブランドなので、実績十分。ベビーリングをお任せするのも安心ですね。
ブランド名のブラシュケルは、北欧の言葉で「青い自転車」という意味。エコの姿勢や、休日ののんびりしたような雰囲気が、名前から伝わってくるブランド名です。
赤ちゃんに寄り添う細身のシリーズ

ブラシュケルのベビーリングの特徴は、なんといっても3つの誕生石。パパ・ママ・お子様それぞれの誕生石を並べるという象徴的なデザインは、まさにお子様を守っているような優しい雰囲気に満ちた印象です。
家族の誕生石が主役なので、リング部分はシンプルに。より一層輝きが感じられますね。

細身でシンプルなデザインだからネックレスとして活用しても◎。家族3人ぶんの輝きを存分に楽しむことができます。
パッと華やか 王冠モチーフ

こちらは定番の3連デザインに王冠モチーフを加えたもの。赤ちゃんの指にはめても、そのまま置いていてもキュートな見た目を楽しめますね。
小さなリングですがこだわりはたっぷり。ミル打ちやアーチが組み合わせてあるので、実はとってもゴージャス。誕生石を引き立ててくれますよ。
存在感のあるフォルム

厚みのあるコロンとしたシリーズ《トール》。トールとは北欧神話に登場する、最強で中心となる神の名前です。神の存在感がそのままベビーリングになったような、どっしりとした安定感が魅力的ですね。
もちろん誕生石は3つセッティングすることができます。また、永遠を連想させるメビウスの輪が全面にデザインされているので隙のないデザイン。ネックレスにしても位置で表情が変わるのを楽しめそう♪
トールもそうですが、ブラシュケルでは結婚指輪とベビーリングが同じシリーズ展開なのでパパ・ママとのおそろいも出来ますよ。
おわりに
ベビーリングの由来や意味、選び方からおすすめブランドをご紹介してきました。贈りたいリングは見つかりましたか?赤ちゃんの幸せを願って贈るベビーリングは、まさに幸せの象徴。心を込めて選んであげてくださいね。