離乳食用食器ってどんなものがあるの?
素材で選ぶ
プラスチック製

プラスチック製の離乳食用食器は軽くて割れにくいのが利点です。
長年ママたちの間で人気を支持しているだけあって、全体的にバランスよく優れているのがこのプラスチック製の食器です。
万が一、赤ちゃんが食器をひっくり返したり、放り投げてしまっても簡単に割れてしまうこともないので安心ですよね。お手入れもとっても簡単なのでとても使いやすくて大変便利です。
デメリットとしては、色移りや汚れがつきやすく、落ちにくいことや、においがつきやすいことが挙げられます。利点である軽さも、軽量であるがゆえに力のあまりない赤ちゃんでも、食器を振り回したり投げたりするのが簡単にできてしまう面もあります。
しかし、食洗器や電子レンジ対応のものが多かったり、軽くて持ちやすいことや熱いものを入れても食器が熱くなりにくいなど使いやすさは抜群です。
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電子レンジ対応素材
出典:10mois
電子レンジ対応の食器はとっても便利です。忙しいママにとっては赤ちゃんの寝ている時間が勝負!というママも多いと思います。
寝ている間に自身のお風呂をサッと済ませてしまったり、溜まってしまった家事を片付けたいですよね。そんなママの味方をしてくれるのが、この電子レンジ対応の素材を使った食器です。赤ちゃんが寝ている間に食事の準備をすることができるので、時間を有効的に使うことができますよ。
”遊びながら食べる”なんてこともあるので、食事の途中で冷めてしまっても電子レンジで加熱することで、いつでも美味しい離乳食で赤ちゃんも美味しく食べることができます。離乳食の準備しやすい食器を選ぶと、忙しいママは大助かりです。
竹製
竹製の食器は「竹のようにすくすくと育って欲しい」という健やかな成長を願いが込められており、縁起物としても親しまれています。
手触りや口に入れた時の感触が優しいのも、ママとしては安心できますね。温かいものを入れても食器が熱くならないというのも大きなメリットです。
食洗器に対応しているものもありますが、対応していないものもありますのでお手入れの際は注意が必要です。
中性洗剤でのお手入れが基本となるようですが、竹製品ですので洗ったあとはきちんと乾かしてあげないとカビなどの原因になるので気を付けてくださいね。
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木製
木製の食器のメリットとして、割れにくくて断熱性が高いという特徴があります。天然の素材ですので木の温かみを感じられることやデザイン性が高いことからママからの人気も高く、赤ちゃんが口に入れても安心といった点もとても良い点かと思います。
デメリットとしては、食洗器や電子レンジで使うことができない点や、濡れた状態のままですとカビが生えたり、木のささくれができてしまったりと傷みやすいところです。
しかし、木製の食器はブロッコリーの緑やトマトの赤、かぼちゃの黄色など、食材の色味もとっても映えるので、食べるだけの離乳食ではなく、視覚からも離乳食を楽しみながら進められるというとこらは良いですよね。
また、お子さんの名前や絵を入れてくれるサービスもあるのでのちに記念になるという事で選ばれるママも多いようです。世界に一つだけの食器で楽しく離乳食を始めるなんていうのも素敵ですよね。
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陶器、磁器製
陶器製の食器は傷が付きにくく、安全性の高い素材で作られており、適度な重みもあるので、すぐに動いてしまったり倒れたりしにくいのが特徴です。
硬い材質なので傷がつきにくく、吸水性がほとんどないので着色汚れの心配もありませんので、ミートソースやカレーなどでも心配無用。ほとんどのアイテムがオーブンに対応していたり、冷蔵保存にも対応していますので、保存面に関して使い勝手が良いと思います。
ただ、やはり割れやすいという欠点があります。そして、落としたりした際は床にも傷がついてしまったなんてことも考えられるため、その点には気を付けたいですね。
しかし、赤ちゃんのうちから大人と同じものを使わせたいと考えるママや、落としたら割れてしまうということを教えたいママにはおすすめの食器です。
陶器製の食器は他の離乳食用食器と異なり、色鮮やなデザインがとっても豊富です。お洋服を選んだり、インテリアを選ぶような感覚で食器選びも楽しくなりますね。
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シリコン
シリコンはもともと哺乳瓶にも使用されていて、赤ちゃんが口にするには柔らかくて優しい素材です。熱に強く、煮沸消毒できるのでとっても衛生的に使用できます。
柔らかい素材ですので、洗いやすくて食洗機が使えるのも便利ですね。安全面で優れているとしてブームとなったシリコン製の食器は、現在では離乳食食器の定番となっています。
保育園や幼稚園などでもシリコン製のアイテムを推奨しているところもあるようで、プラスチック製の食器に並んで人気の食器です。
耐熱性もあるので、蒸し物などの調理も簡単にできます。ただし、よく使われているスプーンなどでは、歯でかんでいると亀裂が入ってしまったりすることもあるので、劣化の速度は早い傾向にあるようです。
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お米の食器
ちょっと番外編のようですが、非常に珍しい、お米からできた食器セットなんてものもあります。決して食べられるわけではありませんのでご注意を。
遊びながらスプーンに慣れることのできるおもちゃのスプーン、離乳食用プレート、スプーン、お椀がセットになっています。スプーンはおもちゃのスプーンの他に、ママが赤ちゃんに食べさせる用のスプーンと赤ちゃん自身で使える用のスプーンがあります。
原料の51%がお米から作られていて、お米自体も純国産米を使用するといった徹底ぶりです。製造から組み立てまで全ての工程も日本国内で行っているので、ママと赤ちゃんにもとっても優しい食器ですね。
大切な赤ちゃんのことを考えられて作られているというだけでも、なんだか心がほっこりしますよね。ただし、これだけこだわって作られているため、電子レンジや食洗器には対応していないので気をつけてください。
目的に合ったタイプで選ぶ
倒す心配のない吸盤タイプ
出典:ezpz
食器を倒してしまいがちな赤ちゃんの動きを考えて、ひっくり返らないことに重点を置いた食器です。ピタッとテーブルにくっついてくれるので傾く心配もないですし、汁物やおかゆなどもひっくり返る心配がないのでとっても機能的で賢い食器だと思います。
今までこぼしたりひっくり返したりすることは仕方のないことだと思っていたママにとってはとっても画期的な食器なんじゃないでしょうか?
蓋つきタイプ
こちらの蓋つきタイプも実用性の高い離乳食用食器かと思います。公園へのお出かけや旅行のときなど、自宅以外でも離乳食を食べさせる場面はありますよね。そんな時に重宝するのがこの蓋付きタイプです。
しっかりと密閉されるのでこぼれにくくなっています。作ってからすぐに食べさせない時でも、蓋があるととっても便利ですよね。自宅で使う食器とは別に、常にマザーズバックの中にお出かけ用として持っていても便利だと思います。
容器自体にすりつぶせる部分がついているものもあるので、外食の時でも大人の物から赤ちゃんに取り分けて潰しながら食べさせることもできますね。お値段の低価格のものが多いですし、容器の中にスプーンなども収納できるのでおすすめです。
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調理器具付きタイプ
出典:tsuki usagi
調理器具つきとは?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、こちらはおかゆクッカーやめんカッター、絞り器やこし網、すりつぶしなどができる調理器具がついたタイプの食器です。
とりあえずのスターターセットとして使用するのには十分なセットですよね。月齢に合わせながら調理にも大活躍するこのタイプは使い勝手もよく、実用的かと思います。
何から揃えたら良いのかわからないママはこういった調理器具つきタイプの食器を購入するのも良いと思います。
全ての離乳期対応タイプ

ご飯茶碗、小鉢、マグストロー、小皿、ミルクカップ、ランチ皿、スプーン、フォーク、フィッティングスプーンがセットになっている食器セットです。
お食い初めや離乳食期に長く使えるタイプなので、お子様の成長に合わせて使い分けながら、初期から完了期に渡って使用できるのでこちらもとても便利な食器かと思います。これひとつで離乳期全てに対応しているのは嬉しいですね。
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食器の形ってどんなものがあるの?
食器の素材や目的別の選び方について見てきましたがいかがでしたか?
一言で離乳食用食器と言ってもまだまだ選び方があるんです。素材や目的別について理解が深まったところで、次は食器の形から選んでみましょう。
ワンプレート型
プレート内で仕切られていて、ひとつの食器ですべての盛り付けができることができます。
この形の食器ですと、赤ちゃん自身で食べられるようになった時に赤ちゃんにも優しいと思います。深さがないので赤ちゃんがスプーンで食べやすいですし、手掴みでも食べやすいですよ。
お子様ランチのように使えるので、離乳食が終わったあとでも使えるのも特徴です。洗い物を減らすことができるのでママには嬉しいですね。
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茶碗型
出典:ZUTTO
深めの茶碗型は絶対に一つは持っていたい食器だと思います。野菜のペーストや果物のすりおろしなどを盛り付けるのに使えます。
おかゆやスープ、味噌汁のような汁物やうどんなどを食べるのにはとっても便利ですよね。大きくなってもごはん茶碗やお椀としても使えるので万能な食器だと思います。
ココット型
出典:sunbeach
ひとつひとつの食材ごとに容器を分けることのできるセパレート型なら、食材同士がぐちゃぐちゃに混ぜ合わさってしまうことになってしまわないので、食材本来、料理本来の味を楽しむことができると思います。
種類ごとに作って置いて、食べさせる分だけ食器に取り分けることもできるのも便利な点だと思います。蓋付きのものも出ているので、保存にも便利だと思います。
コップ・マグカップ

スプーンでお茶などを飲ませることもありますが、ストローが使えるようになってきたら断然ストローマグが便利です。取っ手のあるものだと赤ちゃん自身が自ら飲むこともできるので良いと思います。
マグカップは勢いよく口に運ぶと当然ですが、飲み物が全て顔にかかってしまいます。ストローマグを上手に使えるようになってから、次のステップとして使用すると良いです。
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スプーン、フォーク
出典:CIELO
離乳食は初めのころからスプーンを使いますが、スプーンやフォークは赤ちゃんが大きくなるにつれて赤ちゃんの使いやすいものへと買い替えるのがおすすめです。
1歳を過ぎたころから、赤ちゃんは自分でスプーンやフォークを使うようになりますが、この時期に使うものは離乳食初期のものではなく、赤ちゃんの手に馴染み、赤ちゃんが握りやすいものを選ぶと良いでしょう。
離乳食食器は、どんなことに気をつけながら選んだらいいの?
ここまで離乳食用の食器についての素材や形、目的別の選び方のついてはわかってきましたね。少しずつどんなものがいいのかは、頭の中でイメージできてきたかと思います。
では次に実際に購入する決め手になる、食器選びの基本について見ていきましょう。
いちばん大切になってくるポイントでもある、赤ちゃんの月齢に合わせての選び方についてです。月齢ごとにどんな物が必要になってくるのかご紹介します。
離乳食初期〜中期
離乳食初期は、まだ離乳食自体の回数が少なく、汁物やペースト状のものから始めるため深さのある食器がおすすめです。
赤ちゃん自身で食べるというよりは、パパやママが食べさせることの多いこの時期は取っ手がついたものを選ばれると便利かと思います。
- 小皿や小さめのカップ
- スプーン
- 裏ごし器
- すり鉢
- すりおろし器
- 深めの容器
- ストローマグ
離乳食後期〜完了期
赤ちゃん自身で食べたがるこの時期は、深さのあるものより平たいセパレート型などの食器が適していると思います。深さのない食器の方が、赤ちゃんがつかみやすいのでおすすめです。
ここでは赤ちゃん自身が使うということに特化した、赤ちゃんの使いやすいもので安全性の高い食器を選ばれると、ママもパパもとっても安心ですね。
そこにプラスアルファとして、初期で使用していた茶碗型の食器に汁物やごはんを別盛りにしても良いと思います。
- 仕切りのあるプレート
- 小さめカップ
- スプーン、フォーク(赤ちゃんの使いやすいもの)
- めんカッター
最初から全て揃っているものもありますが、赤ちゃんの成長と共に食器を買い足していったり買い替えていく方法も賢い揃え方だと思います。
最近ですと100円均一にも離乳食用の食器や調理器具なども扱われていますのでそれらも上手に活用していく方法もありますよ。
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どうしてそれを選んだの?ママたちが実際に選んだ離乳食用食器選びの決めては?
ママたちが「これに決めた!!」と実際に離乳食用の食器の決めては一体なんだったのか、理由について見ていきましょう。
プラスチック製を選んだ理由
- 子供の好きなキャラクターだったので楽しく離乳食をはじめられると思った。
- 落としても割れない。
- 洗いやすくてお手入れが簡単。
- 子供がケガをしないように安全面も考慮した。
木製を選んだ理由
- 自然の風合いが素敵だから。
- 素材が木なので、安全面でも安心。
- 名前や絵を入れてくれるので愛着のあるものになると思った。
- 大きくなってもデザイン関係なく長く使える。
吸盤つきを選んだ理由
- テーブルにピタっとくっついてくれるのでひっくり返す心配がない。
- 子供が放り投げる心配がない。
- ひっくり返す心配がないので、赤ちゃんにつきっきりでなくてもある程度赤ちゃん自身で食べ進めても安心。
陶器製を選んだ理由
- デザインが良い。
- 大人と同じものが使える。
- 大きくなっても普段の食器として使える。
機能性タイプを選んだ理由
- 離乳食初期はもちろん、ひとりで食べられるようになってからでも長く使える。
- 出産祝いとしても喜ばれる。
- 子供の成長に合わせた使い方ができる。
- 別で調理器具を買う面倒がない。
- 何から揃えたら良いのか分からなかったので助かった。
電子レンジ対応タイプを選んだ理由
- 電子レンジ対応タイプはあたため直しもできるので便利。
- 蓋つきタイプはこぼれやすいものでも入れられるし、ちょっとした保存にも使える。
- とにかくカラフルな見た目で選んだデザイン重視だけど、毎日の離乳食の時間が楽しくなりそう。
- 冷凍可能で電子レンジ対応タイプは食べさせたい時に簡単に調理できるので便利。
- 調理もできてそのまま食器としても使えるので便利。
離乳食用の食器のお手入れ方法は?
毎回きちんと消毒しないといけないの?
今までは哺乳瓶もその都度消毒をしていましたよね。その延長線上として、離乳食用の食器についても洗い方や消毒について考えることもあると思います。
離乳食用の食器や調理器具の消毒につては、哺乳瓶ほど神経質になる必要はありません。離乳食が始まる生後5〜6ヶ月頃の赤ちゃんは何にでも興味を持ち始め、床に落ちているものや自分の手足といったありとあらゆるものを口にしたり舐めたりします。
赤ちゃん自身の免疫力も上がってきているので離乳食を始めるタイミングでは、全ての食器や調理器具などを毎回消毒する必要はないと考えられます。
必要に応じては消毒も必要
生肉や生魚を切った包丁やまな板などは、食中毒を防ぐために熱湯消毒やアルコール消毒などをすると安心です。また、ストローマグのストローなんかは汚れがたまりやすい上に、洗いにくいので専用の泡スプレー型の洗剤を使用することをおすすめします。
ジメジメする梅雨時期なんかも食中毒の発生する確率は高くなりますから、必要に応じて消毒も必要になるかと思いますが、忙しいけれど消毒は毎回キチンとおこないたいという方は、食洗器対応の食器を選ばれると大変便利ですよ。
最近は陶器や木製の食器でも食洗器対応のものも出てきているので、食器選びの幅が狭くなってしまうこともありません。食洗器は80℃以上のお湯で洗い、さらに温風で洗浄・乾燥が可能なので食器を普段通りに洗うことで自動的に食器の消毒にもなるのです。
普段のお手入れ方法は?
離乳食用の食器は市販の食器用洗剤で洗って大丈夫です。すすぎ残しのないようにだけ気を付けましょう。気になる方は、哺乳瓶用の洗剤を使用しても良いかもしれません。
水滴が残っていると雑菌が繁殖しやすくなるので、洗ったあとはすぐに食器は拭きましょう。
プラスチック製の食器などはお手入れもとっても簡単ですが、木製の食器ですときちんと水分を除去する必要があったりと、食器それぞれに合ったお手入れ方法もありますので、きちんと確認することが大切です。
そして、赤ちゃんの食事が終わったあとは、汚れた食器をそのまま放置してしまうと雑菌が繁殖する原因になりますので、食後なるべく早く洗うようにしましょう。
おわりに
離乳食用食器はどれも赤ちゃんやママのことをいちばんに考え、また楽しく離乳食がはじめられるような様々な工夫がされているように思います。
ママ自身も楽しみながら離乳食をはじめられるような食器の選び方もあれば、機能性やママへの負担を軽減できるような食器の選び方もありましたね。
ご自身が何をいちばんに重要視するかや赤ちゃんの成長段階を基準にお気に入りの食器を見つけてください。
母乳やミルクから徐々に卒業していく離乳食。そんなママと赤ちゃんにとってのはじめての食事を楽しい食事の時間にしていただけたらと思います。
ぜひ、この記事を参考に大切な赤ちゃんのために、ママと赤ちゃんのお気に入りの食器を見つけてくださいね。