新しくなった洗濯表示を正しく理解して、自宅で簡単にお洗濯をしよう!

洗濯表示がある頃のメリットとは?

洗濯表示があれば、正しい方法で洗濯をすることができます。正しく洗濯をすることで、衣類の痛みを最小限に抑えたり、お気に入りの洋服も長く楽しむことができます。

また、世界で洗濯表示が統一されたことで海外で購入した洋服や輸入された洋服も正しい方法で洗濯することができます

具体的にどんな部分が変わった?

これまでになかった記号が増え、さらに分類が細かくなった

洗濯は洗濯桶、漂白は三角、など基本的な記号を覚えてしまえば洗濯表示の理解はとっても簡単です。そこに下線や丸で強さや温度の高さを組み合わせることで、より細かい分類が可能になりました。

基本記号を覚えよう

洗濯

従来の洗濯表示の場合、洗濯機洗いの表示は長方形、手洗いの表示は洗濯桶で表示されていました。新しくなった洗濯表示ではどちらも洗濯桶の表示へと統一されました。

また、水流の強さは下線で表示し、下線の本数が多いほど弱い水流を意味します

漂白

従来の漂白表示は三角フラスコの表示でしたが、新しくなった漂白の表示では三角で表現します。

また、今までは塩素系漂白剤が使用できるかできないかの表示のみでしたが、新しくなった表示では塩素系漂白剤が使用できるか、酸素系漂白剤が使用できるか、漂白ができないの3通りの表示へと変更になりました。

乾燥

今までは衣類の形で干し方のみの表示でしたが、新しくなった乾燥表示では四角形の中に縦線でつり干し、横線で平干しを表しています

また、以前にはなかったタンブル乾燥のマークが新しくなり四角形の中に丸で表示されるようになり、わかりやすい表示へと変わりました。

アイロン仕上げ

アイロンのマークがアイロンの表示です。マークの中の黒点の数でアイロンの温度を表しています。黒点の数が多いほど高温を意味します

商業クリーニング

いまではドライクリーニングができるできないの表示でしたが、新しくなった表示ではドライクリーニングの種類を表示するようになりました。

円の中の「P」「F」は使用する有機溶剤の種類を意味します。さらにウェットクリーニングの表示として「W」の表示も新しく加わりました。

新しくなった洗濯表示の基本形はこの5つです。これさえ覚えてしまえば簡単に洗濯表示を理解するこおができます。

付加記号

弱くという意味の処理記号

非常に弱くという意味の処理記号

温度処理の付加記号

1からまであり、丸の数が多ければ多いほど高い温度を意味します。

処理、操作禁止の意味の処理記号

基本の記号に付加記号をつけることでとってもわかりやすい洗濯表示へと変わりました。

洗濯表示の種類

洗濯処理

1.

液温は95℃を限度をし、洗濯機で洗濯ができる。

2.

液温は70℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる。

3.

液温は60℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる。

4.

液温は60℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる。

5.

液温は50℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる。

6.

液温は50℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる。

7.

液温は40℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる。

8.

液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる。

9.

液温は40℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる。

10.

液温は30℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる。

11.

液温は30℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる。

12.

液温は30℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる。

13.

液温は40℃とし、手洗いができる。

14.

家庭での洗濯禁止

漂白処理

1.

塩素系及び酸素系の漂白剤を使用して漂白できる。

2.

酸素系漂白剤の使用はできるが、塩素系の漂白剤は使用禁止。

3.

塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止。

自然乾燥

1.

つり干しが良い。

2.

日陰のつり干しが良い。

3.

ぬれつり干しが良い。

4.

日陰のぬれつり干しが良い。

5.

平干しが良い。

6.

日陰の平干しが良い。

7.

ぬれ平干しが良い。

8.

日陰のぬれ平干しが良い。

タンブル乾燥

1.

タンブル乾燥ができる。(排気温度上限80℃)

2.

低い温度でのタンブル乾燥ができる(排気温度上限60℃)

3.

タンブル乾燥禁止

アイロン仕上げ

1.

底面温度200℃を限度としてアイロン仕上げができる。

2.

底面温度150℃を上限としてアイロン仕上げができる。

3.

底面温度110℃を上限としてスチームなしでアイロン仕上げができる。

4.

アイロン仕上げ禁止

ドライクリーニング

1.

パークロロエチレン及び石油系溶剤によるドライクリーニングができる。

2.

パークロロエチレン及び石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる。

3.

石油系溶剤によるドライクリーニングができる。

4.

石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる。

5.

ドライクリーニング禁止。

ウェットクリーニング

ウェットクリーニングとは、クリーニング店が特殊な技術を使って行うプロの水洗いと仕上げまでを行うクリーニング方法のことを指します。

1.

ウェットクリーニングができる。

2.

弱い操作によるウェットクリーニングができる。

3.

非常に弱い操作によるウェットクリーニングができる。

4.

ウェットクリーニング禁止。

参考・出典:消費者庁

この洗濯表示の場合は「95℃を上限とした液温の洗濯が洗濯機で可能、塩素系、酸素系漂白剤の使用は禁止、アイロンは110℃を上限とした低温でスチームなしで可能、タンブル乾燥禁止、上限60℃の低温タンブル仕上げ可能」となります。

海外製品でも簡単に洗濯表示を読み解くことができます。

こちらの洗濯表示の場合は「家庭での洗濯禁止、塩素系、酸素系漂白剤の使用禁止、タンブル乾燥禁止、アイロン仕上げ禁止」となります。基本形を覚えてしまえばとっても簡単です。大切な洋服も間違った洗濯をせずに済みます。

洗濯のワンポイントアドバイス

大切な服を長く着るには正しく洗濯をすることが大切です。素材ごとの特徴も理解しておけば毎日の洗濯がよりスムーズになります。

ポリエステル

型崩れしにくく縮みにくい素材です。洗濯機で気にせずに洗濯ができます。

綿

洗濯機で洗えるものが多いです。縮みや毛羽立ちが気になるときには、ドライクリーニングがおすすめです。

ウール

洗濯機で洗えるものもありますが、洗えないものも。縮みやすくデリケートなので、ネットに入れて短時間での洗濯が良いでしょう。

洗濯機で洗えるものが基本的に多いです。もみ洗いは避けネットに入れてぬるま湯で洗います

レーヨン

洗濯機で洗えるものと洗えないものがあります。レーヨンの混合率が高いものは水洗いができないものが多いです。

非常に縮みやすい素材なので、洗濯機を使って洗濯をする場合はレーヨン専用の洗剤を使用してできるだけ短時間での洗濯を心がけましょう。

シルク

洗濯機で洗えるものと洗えないものとがあります。洗えるシルクの場合でも手洗いをおすすめします。色落ちや毛羽立ちやすいので、洗濯をする際には洋服を裏返して洗うことをおすすめします。低い液温で優しく洗うようにしましょう。

素材別の特徴と扱い方について簡単に触れましたが、それぞれの特徴をきちんと踏まえた上で洗濯表示の指示に従って正しく洗いましょう。

乾燥のワンポイントアドバイス

乾燥機を使う時

乾燥機にかける時には、洗濯機で脱水が終わった直後の衣類同士が絡まった状態のまま乾燥機に入れるのではなく、きちんと衣類一枚一枚をほぐしてから乾燥機にかけましょう。

また、乾燥機の中できちんと衣類が動くことで乾燥されますので衣類の詰め込みすぎには注意しましょう。きちんと乾燥機の掃除をこまめにすることで電気代の削減にも繋がりますので乾燥機のお手入れも忘れずに

自然乾燥の場合

洗濯機で脱水をする際に乾いたバスタオルなどと一緒に脱水にかけることでよりしっかり脱水されるという裏技も。干す時にはしっかりとシワを伸ばしてから干すのが鉄則です。

ポケットがあるものは裏返して干すなど、フードつきのものはきちんとフードを広げて干すことで時短にも繋がります。衣類全体に風が通る様に干すのがポイントです。

部屋干しの場合

なかなか乾きにくい部屋干しの場合は、扇風機などを使って部屋の空気を回してあげるのがおすすめです。部屋干し対応の洗剤を使うことで、嫌な部屋干し臭も防ぐことができます。

アイロンがけのワンポイントアドバイス

アイロンのかけ方も素材によって温度やかけ方が異なります。

ポリエステル

型崩れしにくく、シワにもなりにくい素材です。アイロンの温度は低温から中温がおすすめです。

綿

シワになりやすい素材です。中温から高温がおすすめです。シワが取れにくい場合はスチームを使用しても良いでしょう。

シワになりやすい素材です。中温から高温がおすすめの温度です。

ウール

低温から中温が良いでしょう。また、ドライではなくスチームを使用するのがおすすめです。

レーヨン

熱や摩擦にとても弱い素材です。縮みやすく、シワにもなりやすいので当て布をして低温から中温で優しくアイロンを当てましょう

シルク

基本的にアイロンがけをしなくてもシワになりにくい素材です。アイロンをかける場合は当て布をして低温から中温で押し当てる様にして優しくかけましょう

漂白のワンポイントアドバイス

酸素系漂白剤

衣類用の漂白剤として最も一般的なのがこの酸素系漂白剤です。色柄物でも使用できます

塩素系漂白剤

酸素系漂白剤よりも漂白力が強く、除菌防臭効果もあります。白い物にしか使用できないので注意が必要です。また、何度も繰り返し使用することで生地が傷みやすくなります。

世界共通に改定された洗濯表示。正しく理解して服を長持ちさせよう

洗濯表示が世界共通の表示に変更されたことにより、海外で購入した洋服やネットで購入した海外商品でも正しい方法で洗濯をすることができるようになりました。

お気に入りの洋服も正しい方法で洗濯することで長く楽しむことだできますね。この機会に洗濯表示をしっかりと理解して、毎日の洗濯をスムーズに進めたいですね。