赤ちゃんが寝返りする月齢は?
赤ちゃんはいつごろ寝返りをするのでしょうか?
個人差がありますが、目安としては5~6ヶ月頃です。赤ちゃんは生まれてすぐは首がすわっていないので、頭を自力で支えることができません。そのため、仰向けのままで、そこから寝返りすることは難しいんです。
生後3~4ヶ月頃になってくると、だんだん首がすわってくると、仰向けのままでも自分の向きたい方向に首を動かすことができるようになってます。手足の動きもどんどん活発になってきて、向きたい方向を一生懸命向いていたら、横向きの姿勢なり、そこからうつぶせになります。
これが「寝返り」です。ただ、赤ちゃんは個人差があります。児童館などで、我が子より小さい赤ちゃんが寝返りをしていると、どうしても気になりますよね。
生後2ヶ月で寝返りをする子もいれば生後8ヶ月になっても寝返りをしない子もいます。あまり神経質にならなくでも大丈夫ですが、もし気になったら健診などで先生に相談してみてください。
寝返りの練習は楽しくが一番!
寝返りは自然と出来るようになるので、わざわざ寝返りの練習は必要ではありません。ですが、「なかなか寝返りをしない」など不安に思うお父さんやお母さんもいると思います。
赤ちゃんとのスキンシップのひとつとして、楽しく寝返りのコツを赤ちゃんに教えてあげるために寝返りの練習をしてみてください。
いつから?
寝返りの練習は、首がすわってから始めるようにしましょう。首がすわる前に寝返りの練習をすると、赤ちゃんの体に負担がかかってしまうので、早すぎる練習は控えてください。
首がすわり、足や腰にも力が入るようになると、横向きになる動作をしたり、自分の手で足先を掴んでコロンコロンと動くような動作をするようになってきます。
このような動作を赤ちゃんがするようになったら、練習してもOKの合図。赤ちゃんの成長のペースに合わせて練習をすすめていってください。
寝返りの練習の7つのポイント
寝返りの練習は段階をふんで赤ちゃんのペースに合わせてすすめていってください。ここでは寝返りの練習する際のポイントをご紹介します。
1.環境を整える
寝返りをするスペースの確保をしてください。そして、赤ちゃんが、寝返りをしやすい環境を作りましょう。柔らかいお布団や、滑りやすいシーツなどの上ではなかなか踏ん張ることができません。
体が埋もれてしまわないような、ある程度固めの布団やプレイマットがおすすめです。また、寝返りをしてうつぶせ状態になると顔が埋もれて窒息などの危険性が増すので、枕やクッションなども取り除いておいてください。
赤ちゃんが何でも口に入れてしまうので、誤飲防止のために、小さなものは近くに置かないようにしましょう。
2.腹ばいの練習
まずは、うつぶせになって腹ばいに慣れることから始めましょう。お父さんやお母さんがコロンと赤ちゃんをうつぶせにしてあげます。この時、赤ちゃんの顔が横向きになるように調整してあげてください。
うつぶせ状態になった赤ちゃんは、自力で頭を持ち上げようとします。ちょっと顔をあげてはパタンと休憩する動作はとても可愛いんですよ。うつぶせで、顔を持ち上げる動作をすることで、首や背中の発達を促します。
欧米ではタミータイムといって赤ちゃんの成長を促すために新生児の時期から腹ばいの練習を推奨されているんです。
赤ちゃんの機嫌が良いときに、最初は短い時間でスタートして慣れてきたら少しずつうつぶせの時間を長くしていってください。その際は必ず、近くで見守って、赤ちゃんから目を離さないようにしてください。
3.楽しく寝返り練習
赤ちゃんは、仰向けに寝ていても好きな向きがあると思います。赤ちゃんが好きな向きの方向は寝返りをしやすいので、好きな方向に赤ちゃんの好きなおもちゃを置いてみましょう。
すると、頑張っておもちゃを取ろうと体を一生懸命動かします。その時に腰を支えてあげて横向きのサポートをしてあげましょう。横向きに慣れてきたら、うつぶせまでもう少し!お母さんやお父さんが少しサポートしてあげてうつぶせにしてあげましょう。
このように、「赤ちゃんの好きな方向」「おもちゃ」で、赤ちゃんが自分の力で体を動かそうとする自然な流れをサポートするだけでOK。無理な寝返りの練習ではなく、遊びのひとつとして楽しみながらが寝返りの練習をしてみてください。
4.うつぶせになったら腕を抜いてあげましょう
寝返りをしたあとに、腕が体の下敷きになったままで不快で泣いてしまうことがあります。最初は、体の下敷きになってしまっている腕を出してあげましょう。腕を抜く際は引っ張らずに優しく動かしてください。
慣れてくると、赤ちゃんは自分で腕を快適な位置に自分で動かせるようになります。この腕がだんだん強くなって床を押す力が出てくると、ずりばいやハイハイに繋がっていきますよ。
5.動きやすい服装
赤ちゃんは薄着で身軽にしていた方が動きやすいんです。冬は寒いのでどうしても重ね着をしてしまいます。そうすると、体を動かしにくくなります。室温で調整して、薄着で過ごすと寝返りがしやすくなりますよ。
6.無理はしない
赤ちゃんは自分の力で寝返りをする力を持っています。赤ちゃんの成長ペースや性格によって寝返りの時期が早い、遅いはあって当然です。我が子はなかなか寝返りをしないからといって焦る必要はありません。
寝返りの練習も無理はしないでください。赤ちゃんが途中で泣いたら、無理に練習をせずに抱っこして落ち着かせてあげましょう。赤ちゃんが機嫌が良いときに、出来る範囲内でOKです。
7.うつぶせ状態では目を離さない
うつぶせの状態では必ず赤ちゃんから目を離さないようにしてください。まだ自力で自由に顔や体を動かせない赤ちゃんは、うつぶせの状態で顔を真下に向いてしまうことがあります。口や鼻がもし塞がってしまうと窒息の危険性があるので注意してください。
赤ちゃんの寝返り練習は楽しく、赤ちゃんのペースに合わせて
赤ちゃんの成長は個人差があります。寝返りの時期も赤ちゃんによって様々です。分かってはいるけど、なかなか寝返りをしないことが気になってしまいますよね。もし、心配であれば検診などで聞いてみましょう。
そして、寝返りの練習を家ですることができます。赤ちゃんの成長のペースに合わせて、スキンシップや遊びのひとつとして楽しく寝返りの練習をしてみてください。