リビング学習の良さを正しく知ろう!
いま流行りの「リビング学習」をいち早く取り入れているママもいるでしょう。また、家の都合で子供部屋がなく、リビングで勉強せざるを得ないというおうちもあると思います。
ですが、「リビング学習がいいって聞いたから、なんとなくリビングで勉強させてるだけ」というママも中にはいませんか?
なぜリビング学習が子供にとって良いのかには、きちんとした理由があるんです。
リビング学習が良いと言われる4つの理由
リビング学習が良いと言われているのは、
- 分からないこともすぐに質問できる環境であること
- 常に人が居るという安心感があること
- 適度な物音のある方が集中力を養えるということ
- 子供の座る姿勢のチェックをしてあげられること
などが主な理由です。
1.すぐに質問できる
小学校の低学年など、「勉強」そのものに慣れていないうちは、子供は分からないことがあるとすぐ質問してきます。もちろん簡単に答えを教えるようではいけません。どういう風に考えたらいいのか、ママがその筋道を教えてあげられるのはリビング学習ならではの効果です。
パパやママは専属の家庭教師かも!?
2.人が居る安心感
特に低学年の子供は、1人きりの部屋を怖がります。誰かがそばに居てくれるからこそ、リラックスして勉強できるんですね。また、部屋に一人こもって誰もいないと、子供はついつい気がそれてしまうもの。「子供部屋で宿題をしていたはずなのに全く進んでいない!」なんてことがリビング学習ならありません。
いつも誰かがそばに居るから寂しくないんです
3.集中力を高めることができる
物音ひとつたたない場所よりも、適度に音のある空間の方が集中力を養うことが出来ます。もちろん大きすぎる音はNGですが、生活していて自然に出るくらいの音量は、かえって効果的なのだそう。
4.姿勢などをチェックしてあげられる
座る姿勢だけでなく、鉛筆の持ち方、ノートの押さえ方など、小さなうちに教えら無ければならないことはたくさん。リビング学習ではこういうことも学べるんです。
リビング学習はこんなふうにメリットがたくさんあるんです!
リビング学習が逆効果になるケース
逆に言うと、リビングで勉強しているのに、以下のようなことをしていたら全く意味がないということになりますね。
1.子供の質問に答えてあげない・答えられない
子供から「ここ教えて」なんて言われた時、手を止めてすぐに子供のそばに行っていますか?自分の仕事が忙しいとか、テレビから目が離せずに、「ママは今いそがしいから」「それくらい自分で考えなさい!」なんて無意識に言っていませんか?
また、小学校も高学年になると、宿題も難しくなってきます。質問されたのにママが答えられないようなことも出てきます。もちろん、ママだって万能ではないのですから、「分からない」ことは「恥ずかしい」ことではありません。ただ、「じゃあ一緒に調べてみようか?」と、声をかけてあげられるかどうか。これが子供の今後の学習効果をアップさせる鍵になりますよ。
2.子供をリビングに一人っきりにしている
低学年のうちはひとりきりでは寂しくて勉強できないものです。それなのに「子供が勉強しているから、邪魔しないように……」と気を利かせてママだけ別の部屋に行ったりしていませんか? すぐ近くにママがいるという安心感を与えるためのリビング学習なのに、これでは意味がなくなってしまいます。
3.騒々しすぎる
いまの住宅はほとんどがリビングを通らないと部屋に行けない作りになっています。「リビングなんだからうるさくて当然」なのですが、騒々しすぎるとさすがに集中できないですよね。学習している子供を中心に、通常の家事くらいの物音に抑えてあげるよう、家族も協力が必要です。
4.ダイニングチェアを使って勉強している
リビング学習とはいえ、ほとんどの場合ダイニングテーブルで勉強しているようです。その場合、子供の座る椅子はどんなものでしょうか。
子供の椅子として望ましいのは、座面の高さが身長の4分の1のもの。ですが、テーブルとお揃いのダイニングチェアは、大人向きの高さに作られています。子供の体型に合っていないため、身体が安定せず、姿勢が悪くなる原因となっています。
足が床につかずぶらぶらさせている、何度も姿勢を変えている、落ち着きがない…などの様子が見られる場合は、椅子そのものを見直してみましょう。
他にも気を付けたい、リビング学習のマイナスポイント
積極的にリビング学習を取り入れているわけではなく、子供部屋がないから仕方なくリビングやダイニングを使って勉強しているご家庭も多いと思います。その場合は他にも注意しておきたいことがあります。
照明が暗すぎる
リビングやダイニングは家族が落ち着いてくつろぐための場所ですよね。そのため、照明も他の部屋より暗めに設定されたものが多いのです。これは学習には不向きで、手元が暗いためにノートや教科書が見づらくて勉強しにくい可能性があります。
不衛生である
勉強していると、当然のように消しゴムのカスや鉛筆を剃ったくずなどが周辺に散らかります。テーブル面にペンの跡が付いたりしますし、掃除も大変。勉強するたびにママもイライラしてしまいます。ダイニングテーブルでの勉強はこんな風に不衛生な面もあります。
収納スペースがなく、片付けが面倒
宿題の終わらない内にご飯の時間になったりすると、後片付けもいちいち面倒ですよね。それでなくとも教科書やノート、鉛筆にあれこれと、勉強用アイテムは山ほどあります。
気になるようだったら別にコンパクトな学習机を準備した方がいいかもしれませんね。
リビング学習の効果的な環境づくりを考えよう
ダイニングテーブルとは別に机があるといいのですが…
家族用のダイニングテーブルとは別に、リビングの隅に学習用デスクが置けるならいいのですが、そう簡単には用意できないもの。それでも少ない手間でより良い勉強環境を整えることはできます。お手軽なアイデア商品や便利グッズを紹介しますね。
手元に照明を用意する
・IKEA「HARTE LEDワークランプ」
パソコンのUSBポートとコンセントの両方に対応。スタイリッシュで置く場所を選びません。
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シンプルな専用机を用意する
・エアリゾームインテリア「コンパクトシンプルデスクblanc」

90×60のコンパクトサイズに収納も十分!
ランドセル&教科書収納だけ置くスペースを作る
これならなんとかリビングにも置けそうですね。
テーブルの上に自分のスペースを確保
・持ち運べるテーブルマット
消しゴムや鉛筆の削りかすが周囲に飛び散らない! 勉強中の移動も楽々できます。
・ベルメゾン「どこでも自習室」
ココが自分のスペース! というのが目で分かるからいいですね。周りを囲まれるので、勉強に集中できます。
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椅子を調整する
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座面や足置きの高さが調整できる椅子にしましょう!
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踏み台を用意してあげるだけでも違ってきます!
まとめ
成績がアップするとして日本で大流行の「リビング学習」。ですが、きちんとその本質を知っていないと、成果が出ないどころか余計に勉強嫌いの子供になってしまいかねません。勉強するのは子供ですが、親が優しく一緒に取り組んでくれるという姿勢こそが、リビング学習に求められるものです。
正しく知って、子供と一緒にママも勉強を楽しめるようになるといいですね。ぜひ頑張って下さい!