男の子の七五三って何歳?どうやって準備する?基本から応用まで詳しく解説します!

七五三のはじまりとは?

日本の伝統的な儀式として長い間大切にされてきた七五三。ひとくちに「七五三」と言っても、いくつかの儀式をまとめて言ったものであることをご存じですか?ここでは、古きよき日本の文化としての七五三を分かりやすく解説します。

子どもの健やかな成長を“祝って”

日本でも、現代医学がここまで発達するまでは、子どもを何年にもわたり育てることは難しいものでした。出産は命がけ、というのは現在も変わることのない事実ですが、先進的な医学がない古代~近世では今よりもさらに深刻。元気に生まれても小さなうちは病気にかかりやすく、不幸にも命を落とす子どもも多かったのです。

そんな子どもが大きく育っていることを、節目の年に“お祝い”しようというのが七五三の本来の目的。年齢をお祝いできることは当然のことではなく、一族・一家にとって最も喜ばしい出来事の1つと言っても過言ではありません。

現代においては今後の成長を“願う”側面も強くなってきていますが、まずは“お祝い”できることに感謝し、七五三の行事にあたるといいでしょう。

古くは平安時代の行事から

成長を祝う儀式である七五三は、いつ頃から始まったものなのでしょうか?古くは、なんと平安時代にまで遡るんです!七五三の起源を探ってみましょう。

3歳:「髪置きの儀」

平安時代、赤ちゃんは2歳まで髪の毛を剃って育てられていました。その時期を過ぎると初めて髪の毛を伸ばし始めることになるので、それを「髪置き」と言ったのです。
3歳になったお祝いとして平安時代に始まり、中世以後広まったとされています。

当時は「物の怪(もののけ)」というものが身体に入ることで病気になると考えられていたのですが、その物の怪は頭から侵入するとされていました。お坊さんのように頭を丸めておくことで、物の怪に入り込まれるのを防ごうとしたのかもしれませんね。

5歳:「袴着の儀」

子どもが初めて袴を身に着けることを「袴着(はかまぎ)」と言いました。大人の装束でもある袴を履いて、成長を祝ったものとされています。

平安時代には男女問わず3~5歳の頃に行なわれていた儀式でした。『源氏物語』にも光源氏が3歳の頃に「御袴着」が執り行われたというシーンがあります。当時は貴族の子どもをお披露目する意味が強かったようですね。その後、中世~近世の武家社会において5歳の男の子に実施するようになっていったと言われています。

7歳:「帯解きの儀」

着物の帯を初めて締めることを「帯解き」と言います。大人の格好に近付くということで、「袴着」と同じような儀式と言えそうです。こちらも鎌倉~室町時代には男女ともに行なっていましたが、次第に7歳の女の子に実施するようになっていったとされています。

これらの儀式が庶民にも広く知れ渡ったのは、江戸時代の将軍・徳川綱吉が子息である徳松の成長を祝って、盛大な儀式を開いたことがきっかけでした。実施の時期も現在の11月に定まってきたのもちょうどその頃。

それまで地域などによりバラバラに行なわれていた子どもの成長を祝う儀式が、徐々に整理され明治~大正にかけて「七五三」としてまとめられていったのです。

男の子の七五三事情


出典:hataori

七五三の起源から考えると、男女ともに行なっていた儀式が時代を下るにつれて変化してきたことが分かります。そのうち、「男の子だけ」「女の子だけ」「何歳で行なう」などの形式が定まり、現代に受け継がれているんです!では、いつ何をすればいいの?ここでは男の子の場合に着目して解説します。

地域によって風習が違うって本当?

現代では、男の子は3歳と5歳で七五三のお祝いをするというのが一般的とされています。「髪置き」が男女ともに行なわれていたことを考えると必然的な流れと言えそうです。

ですが、地域によって大きく違うことをご存じですか?

例えば年齢。現代は満年齢でカウントしていますが、古来からの風習に倣って数え年(生まれた年を1歳として、そのあとは毎年1月1日にひとつ歳をとる、というカウントのしかた)で対象年齢を決める場合もあるんです!

また、男の子は5歳だけ、という地域もあります。実はこれ、私の実家の地方での話なんです。3歳の男の子でも七五三のお祝いをすると聞いたときには逆に驚きました!

地域により風習も考え方も異なってくるので、ご実家としっかりと打ち合わせすることが大切になってきます。

きょうだいでまとめることも

七五三は大切な儀式なのですが、長い年月を経て多様化しているのも事実。きょうだいで年齢が近い場合などはまとめて実施するケースもあるようです。おにいちゃん・おねえちゃんらしい姿を、弟や妹とともに記念写真として残しておくのも、よい思い出になりますね♪

袴はどうやって準備する?

袴をはじめとする和装は、普段の生活からは想定しにくい多くのアイテムから成り立ちます。それをすべて自前で準備するのは大変!


出典:LIFE 着物レンタル

ということで、買い忘れの心配がないフルセットの販売や、小物類も漏れなく借りることができるレンタルサービスなどが充実しているんです。商品やサービスなどを上手く活用して、とっておきの七五三を準備してあげましょう☆

中には、パパが着た袴などが実家に残されているケースもよく聞きます。まずはパパの実家で相談・確認してみるといいかもしれませんね。小物や肌着などが足りないこともあるので、分からなければ着物店などのプロに相談してみることをおすすめします♪

購入?レンタル?メリット・デメリットまとめました


出典:hataori

七五三の袴衣装を用意する方法は大きく分けて、購入かレンタルの二通りがあります。さらにレンタルには、衣装関係の一式を借りるものと、写真館・写真スタジオ等で撮影などのサービスを含んで衣装を借りるものがあります。ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめます!

袴をどう準備しようか悩んでいるママ、必見です☆

購入すれば一生の思い出になる♪

これから様々な袴をご紹介するのでお分かりいただけるかと思いますが、七五三の衣装は伝統的なものからモダンなものまで多種多様なデザインがずらっと揃います。その中からママのセンス、お子様の好みなどで選ぶ作業も楽しいもの。

少々お値段は張りますが、お気に入りの一式を買うことで一生の記念として残すことができますよね。パパの衣装が残っているケースもあるように、お祝いの記念として、一家代々の衣装として、大切に残すことができるのは、購入したときだけ。


出典:KIMONOMACHI

こちらは伝統的な色合いにモダンな柄を合わせたデザイン。明るい色味なので、神社やスタジオなどでパッと映えますよ♪小物類もセットになっているので、トータルコーディネートされ、オシャレに決まります。


出典:KIMONOMACHI

セット内容はこちら。ひとつひとつ買い揃えるのは簡単なことではありませんので、これなら手軽で安心ですね♪足袋や履物は別売りのこともありますので、ご注意ください。


出典:Rakuten

こちらはスッキリかっこいいデザイン。シンプルな黒地が、大人へ一歩近づくことをお祝いする七五三の衣装にぴったりですね!家紋を刺繍で入れてもらえるサービスがある場合も。大切な晴れの日に、記念の一着で気合が入りそう♪


出典:Rakuten

1セット持っていれば、弟くんの七五三でも活躍させることができます。兄弟の成長を感じられる記念になりますよね♪付属品のセット内容は販売元により異なるので、しっかり確認しましょう!

購入のメリット・デメリット

大きなメリットは、やはり記念の1着が手元に残ること。そしてそれを弟や孫に受け継ぐことができるということが一番ですよね。

やんちゃ盛りの元気な男の子は、撮影や神社への参詣などで衣装を汚してしまうかも・・・と心配なママも多いことと思います。購入しておけば後から修繕をすることも出来ますので、それで買うことを選択する場合もあるようです。

デメリットとしては、レンタルに比べて費用がかかりやすいこと。店舗によりますが、着物屋さんなどで1セットを揃えると大体10万円前後、手頃なものでも5万円前後が相場のようです。七五三には、写真撮影や記念のアルバムなど衣装以外の費用もかかるので、計画的に進めておきたいところです。

手軽&手頃 レンタルも人気!

手軽に一式を揃えたいなら、レンタルもオススメです。記念として手元に実物が残るわけではありませんが、その代わり手入れをして保管するという手間も省けます。和装の保管に自信がないママはレンタルを検討してみてはいかがでしょう。


出典:RENCA

先にご紹介したとおり、今や七五三衣装のデザインバリエーションは膨大な数にのぼります。こちらはその中でもシンプルなナチュラルテイスト。和風のデザインを大切にしながら、色味はモダン。華やかな晴れの日に明るく映えるセットですね♪


出典:RENCA

伝統的で定番のシックな色味のものももちろんあります。家紋を入れるなどはできませんが、様々なモチーフやデザインで個性を発揮することもできますよ♪

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出典:e-kimono renral.jp

すこし個性的なデザインも、レンタルなら気軽に取り入れられますね♪3歳や5歳の男の子は、かっこいいおにいちゃんになりながらも、まだまだ可愛いところがあるもの。お子様に似合うものをママのセンスで選んであげましょう!

レンタルでは裾上げなどの仕立てをしなくていいように、年齢や背丈で商品が分かれていることがほとんどです。こちらは3歳用として、身長90~100センチくらいの男の子に合うように作られています。着るお子様もママもストレスがないように、ぴったりサイズで用意してあげましょう。


楽天市場
Yahoo!ショッピング

レンタルするときに気をつけたいこと

レンタルの主なメリットは費用面。相場としては小物類もセットになったフルセットで1万円台~3万円台と、とても手頃に利用することができます。肌着や足袋だけは購入する場合もありますが、袴そのものの費用が抑えられるとお財布にも嬉しいですよね。


出典:hataori

一方で、借りるものなので取り扱いには注意が必要です。付属品の紛失や汚損などがあると修繕費を請求される場合があります。店舗により、万一のときの保険として一律の金額を支払っておけば修繕費等がかからないというサービスを実施していることも。

せっかくの晴れの日ですから、できるだけ不安や心配を取り除いて迎えられるように計画しましょう。

さらに簡単!写真スタジオにおまかせプランも

写真スタジオや写真館では、衣装・撮影・アルバム等がセットになった七五三プランを用意しているところがあります。お子様に何かと手がかかる時期の行事なので、ワンストップで準備できるのが忙しいママに嬉しいところ♪


出典:studio co-coa

自宅では楽しめないような、スタジオならではの雰囲気が記念の撮影にぴったり。プロの手による写真は一生の記念になりますよね。モダンなインテリアが多いスタジオや、和風テイストが得意なスタジオなど、場所により特徴は様々。お子様とママが納得できる場所を選びましょう!


出典:STUDIO POST

主役であるお子様の衣装はもちろん、パパやママの衣装を貸し出してくれるスタジオもあります。お子様ひとりでかっこよく写してもらうのに加えて、家族ショットも楽しめるので、思い出に残る1日になりそうです。


出典:TOTAL STUDIO PICASSO

これもまたスタジオのサービス内容によりますが、神社への参詣にカメラマンが同行してくれることも。プロの写真で七五三のお参りが残せるのは一生モノの記念になりますよ!

また、カメラマンの同行なしでも、衣装を着たままお出掛けしていいというプランを行なっているスタジオもあるんです。1日ですべてを済ませてしまいたい!というファミリーにオススメです。


出典:TOTAL STUDIO PICASSO

主役の衣装が複数選べる場合も♪袴のほかに、スーツやタキシードなどを選べばバリエーション豊富な写真を残すことが出来ます。このサービスは写真と衣装がセットになったスタジオならでは。たくさんの写真をしっかり残したいときにちょうどよいプランと言えそうです。

写真スタジオのメリット・デメリット


出典:BiB

写真館や写真スタジオのプランを利用する大きなメリットとしては、七五三にまつわるほとんどのことがそこで完結させられることが挙げられます。事前の準備を最小限に抑えたいときにぴったりですよね。

また、思いのほか費用がかさみやすいアルバム製本も注文しやすいのが嬉しいポイント。大事なお祝い事なので、パパやママから祖父母へのプレゼントとして贈るときにも助かります。

デメリットを強いて挙げるとすれば、衣装のバリエーションが比較的少なくなってしまうこと。着物店や通販などで膨大な数があるのに対し、限られたものの中から選ぶことになるので、そこだけはスタジオプランのネックになりそうです。

それでも、スタジオの雰囲気やインテリアに合った衣装が厳選されているので失敗が少ないという見方もできます。写真館や写真スタジオそのものの雰囲気を第一優先に探してみることをオススメします!

ポイントを押さえて思い出に残る七五三を♪


出典:STUDIO CARATT

男の子の七五三にクローズアップしてご紹介してきました。衣装の多様化に限らず、今や七五三のお祝いの仕方やプラン・商品・サービスは実に様々!手持ちのアイテムを生かす場合や、衣装・写真・参詣のどこに重きを置くかなど、それぞれのご事情に合わせて記念の一日をお祝いしましょう♪