スローライフってどうなの?都会暮らしでも始められる「ママ的スローライフ」のすすめ

ママになってから、自分の時間はどのくらい?

子どもが生まれてから、想像以上に自分のための時間がとれなくなったというママは結構多いのではないでしょうか?次から次へすることに追われ、毎日がただただ慌ただしく流れるようにすぎていく。ママだから自分の時間がなくたってそんなの当たり前じゃない?そう言われるとそうかもしれない…でも本当にそのままで大丈夫?

毎日、時計とにらめっこ

朝起きてから夜寝るまで、1日何回時計を見ることでしょう。パパが仕事へ行くまでフォローが必要だし、園へ行く子供が遅刻しないようにテンポよく準備もしなくちゃいけない。乳幼児の場合は機嫌のいい時間が限られている。

何時にごはん、何時にお風呂、何時には就寝!ハプニングが1つ起きるだけで大幅に狂っちゃう〜。いつだって時計とにらめっこ、それが現状ではないでしょうか?

ゆっくりするなんて、やっぱりムリ!

とはいえ、自分の時間がとれない毎日を送っているママのために、気を利かしたパパや周りのみんなが「ゆっくりしておいで。」と声をかけてくれて、自分のために時間を作ってくれることもあるでしょう。

「嬉しい♪やった〜!久しぶりにのんびりしようかなぁ。洋服見たいな、本屋にも行きたいな。」でもその思いもつかの間、出かけ先でもやっぱり子どものことが気になっちゃって落ち着かず、電話してみたり予定より早めに帰って来たり。ママが100%解放されるなんてことは難しそう。

子どもが小さい間は、自分の時間がなくって当たり前?

時々ご年配の方などから「私たちが子育てをしてた頃は、今の人みたいにおしゃれなんかしてなかったかなぁ。だんなさんや子どもの世話がとにかく大事だった。」という言葉を聞くことがあるかもしれませんね。確かにひと昔前の時代はそういった生活様式が主流だったでしょうし、頑張って来られた方々がいての現代でもあります。

だからといって今もそれを引き継ぐべきかといったら、どうでしょう?現代には現代に合うライフスタイルでもいいはず。一番大切なママの心が「孤独」にならないようにするためにも、ゆっくりする時間を持つことやおしゃれなど自分らしさを楽しむことはほんとはとても必要なんです。

時々見直してほしい、ママの時間の使い方

「今日はほんとは〇〇をしたかったのに、忙しくて出来なかったな。」そんな思いを抱きながら1日を終えることもあるでしょう。公園でママ友と出会ったら会話が弾むことだってありますし、子どもの体調がちょっと変化するだけで下着チェンジや上着の確認などママが心を配ることは細やかに増えちゃいますよね。

段取りよく過ごせたと満足できる1日なんてそうそうないです。だらだらしているわけじゃないのに、時間が足りないのは何故だろう?子どもがたくさんいるママって一体どうしているのかな?なんて思ったことはないでしょうか。

そこでちょっと考えてみてほしいのが、時間の使い方。

子どもが成長して自分の時間がとれるいつかを待たずに、今の生活のリズムをちょっぴり見直してみませんか?

ほんのちょっとずつ、時間を作っていこう

掃除や片付けはまとめてするよりも、気付いたときにこまめにする方が時間を捻出できるって知ってましたか?おかずは余分に作りつくりおきをしておく方が経済的だし時間が足りない時やママの体調がダウン気味のときなど結構助けられたりもしますよ。

また子どもが寝てしまった後に自分の時間を持つより、子どもと一緒に寝てしまってママだけ2時間ほど早起きするのもアリです。パパやにも協力してもらいながら、少しずつ時間を作っていきましょう♪

その積み重ねの中でママにも余裕が出てきたらぜひ取り入れて欲しいのが、今の暮らしをより豊かでやさしいものしてくれる「スローライフ」。

難しそう?大丈夫です!出来る範囲ではじめてみませんか?

「スローライフ」って田舎暮らしじゃないの?

「スローライフ」と聞けば、田舎の古民家に住んでてその横の畑で野菜を作って暮らしているような人をイメージするかもしれませんね。確かに田舎で自然に囲まれながら暮らしている人の生活は都会で暮らす人に比べて、ゆっくりと時が流れて行くような感じがします。

でもスローライフは田舎じゃないと出来ないの?といえばそうでもありません。都会暮らしであっても、スローライフを楽しんでいる人は多いですよ♪

「スローライフ」とは

手軽な食品であるファストフードが流行ってきた頃、それに反して「伝統的な食文化を大切にしよう!」というスローフード運動がヨーロッパで起きました。やがてその動きが大量消費への考え方を見直そうということに繋がり「スローライフ」という思想へ発展したようです。

スローライフとはこうである、という定義は特にありませんが「自分の足元を見つめながら丁寧に暮らすこと」そのように解釈してみてよいのではないでしょうか?

これなら私にも出来そう!ゆるゆるスローライフ♪

よく耳にするスローライフのイメージに今の生活がリンクすることがうまく想像できない、何かを始めるなんて難しいし、暮らしのペースを変えるのはちょっと…。気持ちをゆっくり持ったり自然に触れたりするのはいいなって思うんだけど。ママのそんな気持ち、もっともです。

だからこそゆるゆる〜っ、自分のペースではじめられるスローライフを知って欲しいな。

ゆるゆるスローライフ(初級編★★☆☆☆)

お子さんの年齢や家族のライフスタイルによって、ママが自分のために使える時間は異なりますよね。今は忙しいけどスローライフへ少しずつ意識を持っていくにはどうしたらいいの?そんなとき、こちらの項目からはいかがでしょう。

ゆっくりお茶をする

どこかのカフェに行くのも素敵だけど、おうちカフェがやっぱり一番落ち着く♪1杯のお茶、コーヒー紅茶なんでもいいのですが、それを自分のために丁寧にいれてみませんか?急須でいれたお茶はカテキンやビタミンCが多く含まれています。

またお茶の優しい香りは心をリラックスさせる鎮静作用も。もちろんコーヒーや紅茶でも同じようなことが言えます。お茶が美味しくいれられると、ママ友が遊びにきてくれたときに喜んでもらえますよ♪

空を眺める

どんな空が好きですか?澄み切ったきれいな青空に真っ白い入道雲がもくもくしていく様子、朝日が登り始めたばかりの青と紫がにじんだかすみ空、一面がオレンジ色に染まる美しい夕焼け、それとも雲の間から時折顔を出す満月の姿?

空がみせてくれる表情は天気だけに限らず季節によっても違いますよね。よく眺めるようになると、私たちを包み込んでくれる大きな空がこの世でもっとも汚れのない美しいキャンバスのように思えてきたりもします。どんなに眺めていても見飽きることのない空。ほんのちょっとの時間でOK、部屋のカーテンを開けて眺めてみませんか?

緑の中を散歩をする

風の音や鳥のさえずり、カサカサと葉がこすれる音などを聴いたとき「なんだか落ち着くなぁ」そんな風に感じたことはありませんか?自然界のゆらぎによって生まれる音は「1/fゆらぎ」と呼ばれ、人に安心感やリラックスを与えてくれる作用があります。

また緑色は色の中でもっとも目に優しく、やすらぎを与えてくれる色です。緑の多い公園を散歩するだけで、心身ともにリフレッシュ♪限られた時間をお散歩に使っちゃうのはなんだか勿体無いような気がするかもしれませんが、度々足を運ぶようになると公園の木々のちょっとした変化に気づくようになり、四季の変化が愛しくなりますよ。

ゆるゆるスローライフ(中級編★★★☆☆)

少しずつ余裕が増えてきたら、子どもが生まれる前に楽しんでいた趣味を思い返してみませんか?「買って済ませる」「時間をかけない」といった短縮的な暮らしから、手作りに挑戦したり、感性を育むことを大切にした暮らしへシフトすることで、あなたのスローライフもステップアップ。

ハンドメイドをする

料理は毎日しているけど手芸などを始めるのはまだ無理そう、そんな風に思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?ホッとしたのもつかの間、昼寝から思いがけないタイミングで子どもが起きてきたりと、何かに集中したくてもすぐに手を止めなくてはいけないこともしばしば。

だったら短時間でできるものや、すぐ手を止めても大丈夫なことから始めてみませんか?

切り絵やポストカード作り、お気に入りのマスキングテープを使ってスクラップ作りなんかはどうでしょう。またこの頃ではちょっと凝った「大人の塗り絵」も人気があるようです。私は娘が小さい頃、よく一緒にぬりえをして遊びました。

編み物が得意な方はレース編みのコースターなどを作り置きしておけば、いただいたお土産のお礼をするときなんかに、さっと渡すことが出来ていいですよ♪

本を読む

子どもと図書館に行って、絵本を借りるついでに自分が読むための本を借りてきても結局読まずに返してしまうというママもいらっしゃるかもしれませんね。読むタイミングって確かに難しいなと思います。

でもいろんな本を手に取ってきて気づいたことですが、選んだ本によっては活字が詰まった本だって読めちゃうんです。久しぶりの読書は、「短編集」「エッセイ」「育児本」などの読み切りしやすいものがおすすめです!

ゆるゆるスローライフ(上級編★★★★☆)

お子さんが保育園や幼稚園へ通っている間など、自分にゆっくり向かい合う時間が出来たら、この先の人生につながることを見つめながら丁寧な暮らしについて考えていこう♪都会で暮らしながらママをしながらだってスローライフを深めることはできる!

ガーデニングや季節を楽しむ

子どもの頃の朝顔の記憶ってどんな風に残っていますか?明日咲きそうなつぼみを見つけるとワクワクしたり、実から種が採れるだけで嬉しくなったりしましたよね♪いくつになっても、植物を育てることはやっぱり感動します!

雨上がりの晴れの日にぐんと伸びるきゅうりの蔓やじわじわ赤くなっていくトマトを眺めているだけでも幸せだし、植えていたチューリップの球根が真冬から春に向けて徐々に成長していく様子は元気をくれます。心の中にいつも季節を感じながら暮らしてみませんか?

ストレッチやヨガなどでリラックスタイム

ママの体が健康でいることは、子育てに大きく影響します。体が疲れていると心にも余裕がなくなり、子どもにかける言葉もついつい強くなってしまうことも。体を鍛えるためにスポーツにとりくめたら理想的ですが、難しいのが現状だと思います。

だからおうちでストレッチやヨガなどこまめにほぐしてあげましょう♪パパをストレッチに誘ってみるのもいいですよ。

普段の暮らしや季節の写真を撮るなど、眺める目線もゆったりと

いつもは子どもの行事で大活躍しているカメラ、たまにはママの好きな世界を撮影しませんか?何気ないことも写真を通して眺めてみると、自分らしさの再発見にもつながります。

料理を上手に盛り付けできたとき、育てた花をおうちに飾ったとき、子どもがごはんを美味しそうに食べているとき、もうすぐ咲きそうな桜のつぼみを見つけたときなど珍しいことじゃなくても残しておきたい1シーンは誰にでもあるはず。

写真を撮り始めると身近に生息している植物や鳥などにも関心が深まり、周りへの目線がゆったりしたものになります。

家族みんなで「週末スローライフ」もいいね♪

畑で野菜や果物を育てよう

自分が食べている野菜や果物はどんな風に育つのか、お子さんにもぜひ教えてあげたいですよね♪週末は家族で農作業に挑戦してみるのはどうでしょう。マンションなどに住んでいる方は、自治体に相談すれば畑を貸してくれるところを教えてくれますよ。

草をむしる、土を耕す、肥料をまくなど一つの食べ物が育つまでにはたくさんの手間暇がかかります。虫から守ってあげなくてはならなかったり、お日様が足りないと大きく育たなかったり、作物を育てることは試行錯誤の連続です。

それでも収穫できたときは大きな喜びを得ます。仕事が忙しく子どもと一緒に過ごす時間が不足気味のパパのにとってもいい時間になりそう!

大地の恵みを感じる暮らし

自分たちで収穫した野菜や果物の味は格別です。新鮮な野菜や果物の美味しさを満喫しましょう。たくさん収穫できたらジャムなどにして周りの人にプレゼントするのもいいですね♪

みんなが憧れるスローライフの2人♪

スローライフの達人になるのは難しいですが、その暮らしにはヒントがいっぱいです。参考にしてみませんか?

ターシャ・テューダー

56歳から亡くなる92歳まで、アメリカバーモント州の山奥に暮らしたターシャ。自然にあふれた美しい庭や自分の歩幅で素朴に暮らす昔ながらのライフスタイルは、亡くなった今でも多くの人に影響を与え続けています。

「植物の葉が風にゆれるのを見つめ、小鳥のさえずり、ハトの声、ハチの羽音に耳を傾けていると、この世界は、なんて素晴らしい世界で満ちているのでしょう、と思います。」
(「ターシャの家」ターシャ・テューダー著 メディアファクトリー出版より)

絵本作家でもあるターシャの優しいまなざしは、いろんなことを教えてくれますね。

ベニシア・スタンリー・スミス

1996年から京都の大原の古民家に家族で暮らし始めたベニシアさん。自然との優しい暮らしや道具を大切にする姿勢などがとてもお手本になり、その存在がここ数年注目を集めています。

ベニシアさんの素敵な暮らしは、NHKの「猫のしっぽ、カエルの手」という番組で触れることができますよ♪

ママも子どもも笑顔になるスローライフをはじめませんか?

スローライフが難しそうだと思っていた方も、これをきっかけに興味を持っていただけたら嬉しいです。できる範囲から始めることが一番!自然に触れる暮らしを大切にしながら、少しずつ暮らしの本質を見つめていきましょう。

どんなに便利な電化製品が誕生しても、子育ての大変さが変わることはこの先もおそらくないと思います。子育てしながらも自分らしくありたい♪その気持ちをどうか忘れずにいつまでも持っていてください。