家具大国・北欧に学ぶ、「小学生の椅子」の選び方のポイント

子供の身体と椅子の大切な関係を知ろう

ダイニングチェアは「大人向け」商品

小学生になり、それまで使っていた子供用チェアから卒業。ちょうど「リビング学習」という言葉も増えてきて、学習机を買わない家庭も増えてきました。結果として、ダイニングチェアで勉強をする子供も多いようです。ところでそのダイニングチェアはどんなものでしょう。ダイニングテーブルとセットで買ったものではないですか?

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リビング学習の効果を考えているママは多いですが、「椅子なんて座れればどれでも一緒でしょ」と、椅子のことまで考えているママはまだ少ない様子。ですが、そもそも、ダイニングチェアは大人用にデザインされているため、子供の体型には合っていないんです

体型に合っていないということは、座る際に子供に負担がかかるということ。「うちではちゃんとクッションを敷いて高さを調整してます!」というママもいると思いますが、これは単に「高さ」だけの問題ではないんです!

小学生にはどういう椅子がいいの?

小学校の教室を思い出してみてください。みんな、身長に合わせて椅子を選んでもらっていますよね? おかげで足がきちんと床についています。これは子供の学習にとって、とても大切なことなのです。

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▼小学校では、机といすの高さはJIS規格で厳密に決まっています


出典:学校備品.com

足が床につくから、お尻が固定される。体の芯を固定するから、まっすぐ前を向いて座れる。まっすぐ前を向いて座れば、姿勢は良くなり授業に集中できる、という自然な流れです。単純なようですが、意外と知られていない事実です。

子供の身体に合わない椅子が起こす様々な問題

ダイニングチェアに座っている子供は、大人に比べて足が短いので、常に足をプランプランさせていることになりますよね。身体が安定しないため、猫背になり、子供の集中力を無くしてしまうのです。

また、座り方が悪いために姿勢も悪くなることに繋がります。座り方が悪いと、勉強のシーンだけでなく、食事中も集中できず「遊び食べ」が治らないなど、良くないことばかりなんです。こうやって考えていくと、椅子って大切なものだったんだと分かりますね!

猫背だと何が問題なの?

さらに、姿勢が悪いと猫背になる可能性があります。猫背とは、「前屈みになって、両肩がだらしなく落ちている」状態のこと。見た目に悪いだけでなく、胸を張っていないから肺が広がらず、呼吸が浅くなってしまいます。こうなると、脳へ送られる酸素が少なくなるのはご理解いただけると思います。

脳に酸素が行き届かないと、集中できなくなりますよね? これが子供の学習効果にとってマイナスになるのです!

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こんな状態が長期的に続くと、姿勢が悪いために肩こり・腰痛などが起きることになるわけです。また、背骨が曲がってしまうと、背骨付近の神経を圧迫し、自律神経の乱れにまで発展するのだとか。大人であっても思い当る節があるのではないでしょうか。

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北欧の人々の「椅子」への想い

北欧の人々の生活と「椅子」

北欧と言えば、家具や雑貨で有名な国々です。そして彼らは家具に並みならぬこだわりをもっています。それは、長い冬を家の中で過ごさなければならなかった彼らが生み出した文化。家具のひとつひとつを大切にし、心地の良いものにして、長い冬を快適に乗り越えようとしたのです。

その冬の間、北欧の人は家の中で編み物をし、読書をし、家族で語り合います。中でも椅子へのこだわりは特に強く、一軒の家の中にたくさんの椅子があるのが北欧の特徴です。

北欧の人々は、家族の数だけ異なる椅子を持っています。それは、「人はそれぞれ体型も年齢も違うもの。それなのに椅子だけがみんな同じものであっていいはずがない」と考えているからだそうです。

日本は今まで畳と正座の文化でした。「椅子」が導入されるようになってまだ日も浅く、こんなに真面目に考えたことがなかったので驚きです。

北欧生まれの「バランスチェア」が小学生に最適!

ですが、もともと人間の身体は猫背になりやすい構造になっているそうです。よく「背筋を伸ばそう」と指導されますが、本来は「骨盤を立てるようにして座る」のが正解。この姿勢を簡単に作れるのが「バランスチェア」です。

バランスチェアのことをもっと詳しく知ろう

最近人気の「バランスチェア」。よく名前を聞きますが、これは北欧ノルウェーで産まれたもの。「身体に負担を掛けず、座るだけで姿勢が良くなる」と評判の椅子です。

ちなみにバランスチェア第一号の名前はなんと「NIPPON」でした。日本の「正座」のようなバランスを実現できることからこの名前になったそうですが、確かに横から見たら日本人になじみのあるスタイル、「正座」のようです。


横から見ると確かに「正座」みたいに見えますね

椅子を大切にする北欧だからこそ、この椅子が産まれたというのも納得ですね。そんなノルウェー生まれのバランスチェア、効果はもちろん「姿勢が良くなる」ということ。
快適に使うための3つのポイントもよく覚えておいてください。

その1:高さの調整・膝あての調整はまめにやりましょう!

バランスチェアは、椅子を高くすると座面(お尻部分)が高くなって傾斜がきつくなります。その分、膝にかかる負担が大きくなります。実際、「バランスチェアで腰痛は治ったけど、代わりに膝が痛くて使うのをやめました……」という声がネットにあふれているほど。

特に成長期の子供には、ことあるごとにバランスを見直してあげる必要があります。せっかく買ったバランスチェアのせいで姿勢が悪くなっては問題ですからね。

間違った座り方をすると、効果がないどころかもったいないですよ!

その2:折りたためる・移動できるものを買うと便利

普通の椅子と違って形状が特殊なので、一見すると場所を取るように見えます。実際は背もたれもなく楽なのですが、気になる人は折りたためるものや、移動用キャスター付きのものを選ぶと楽でいいですよ!

・バランスチェアカンパニー「マルチ」

楽天市場

その3:洗い替えにカバーは必需品

子供から大人まで長く使えるのが嬉しいバランスチェア。ですが、長く使うためにもカバーはあった方がいいですね。オシャレなデザインのものがたくさん出ています!

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国産メーカーが手掛ける小学生想いの椅子

もちろん国産のものでもよいものはたくさんあります。小学生の学習チェアとして人気の商品をまとめてみました!

こどもと暮らし「棚付き学習チェア」

ランドセルが乗せられる棚付きの学習チェア。子供のお片付けにも一役買います。


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ベルメゾン「背すじピンと学習チェア」

座るとキャスターが固定される仕組みです。座面と膝あては高さ3段階に調節可能。

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豊橋木工「アップライトチェア」

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姿勢を守る椅子として、18年もの無料修理保証が付いています。カラーバリエーションも多くて素敵!

まとめ

いかがでしたでしょうか。椅子選びをとても大切に考えている北欧の人々と比較して、自分の椅子選びへの思いを改めました。意外と軽く考えてしまいがちな「椅子」。ですが、子供の成長や学習効果と密接な関係があるんですね。姿勢作りは椅子から! 小学校入学を機に、椅子と子供の成長について一緒に考えてみていただければ嬉しいです。